粗尾高校 渡り廊下(33) 耐震改修設計 総括表(2次診断) 診断者:*

粗尾高校 渡り廊下(33) 耐震改修設計 総括表(2次診断) 診断者:***構造設計(株)、熊本花子
施
設
名
粗尾高校 渡り廊下(33)
建
設
年
昭和50年3月 (築後35年)
延 床 面 積
鉄骨造 2階建
構 造 形 式
構造種別・階数
コンクリート
コ ン ク リ ー ト 種 別
設 計 基 準 強 度
使 用 鉄 筋
SD30
使 用 鉄 骨
SS41
現
状
(
再
診
断
値
)
補
強
後
(
案
)
所
普通コンクリート
210kgf/cm
2
SR24
在
地
適
熊本県粗尾市粗尾1000-1地内
70.00 ㎡
35.00
建築面積
㎡
X方向:ラーメン構造、 Y方向:ラーメン構造
コア圧縮平均強度
-
診 断 強 度
21.0
診 断 強 度
344
診 断 強 度
258
参
判
295
N/mm2
N/mm2
用
考
定
基
準
文
献
基
補
強
後
(
案
)
Eo =Qu×Fi/(W×Ai)
屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
Iso ≧ 0.60
使用プログラム
q =Qu/(0.25×Fes×W×Z×Rt×Ai)
q ≧ 1.00
準 備 計 算 BUS-5 Ver1 株式会社構造システム
診 断 プログラム
同 上
X方向(桁行方向)
Iso:構造耐震判定指標
Eo:耐震性能を表す指標
Z:地域指標=1.0
Fes:剛性・偏心率による係数
q:保有水平耐力に係わる係数
Qu:保有水平耐力
F:靭性指標
Y方向(梁間方向)
階
ΣWi[kN]
W/A
1/Ai
Qu[kN]
F
Eo
1/Fes
Is
判定
q
判定
階
ΣWi[kN]
W/A
1/Ai
Qu[kN]
F
Eo
1/Fes
Is
判定
q
判定
2-C通り
33.6
9.50
0.71
52.7
4.00
4.45
1.00
4.45
OK
4.45
OK
2ー2通り
52.2
9.50
0.71
297.5
1.00
4.05
1.00
4.05
OK
16.19
OK
1-C通り
114.7
10.97
1.00
40.7
3.40
1.21
0.44
0.53
NG
0.62
NG
1-2通り
178.4
10.97
1.00
152.6
1.66
1.42
0.73
1.04
OK
2.50
OK
階
ΣWi[kN]
W/A
1/Ai
Qu[kN]
F
Eo
1/Fes
Is
判定
q
判定
階
ΣWi[kN]
W/A
1/Ai
Qu[kN]
F
Eo
1/Fes
Is
判定
q
判定
2-C通り
33.6
9.50
0.71
52.7
4.00
4.45
1.00
4.45
OK
4.45
OK
1-C通り
114.7
10.97
1.00
40.7
3.40
1.21
0.83
1.00
OK
1.18
OK
Y方向(梁間方向)
・保有水平耐力は梁部材の曲げ耐力にて決定される。
・靭性指標は、2階がF=4.00、1階が3.40となる。
・Is=4.5(2F)≧0.6、q=4.5(2F)≧1.0となり、判定値を満足する。
Is=0.53(1F)≦0.6、q=1.2(1F)≧1.0となり、判定値を満足しない。
・保有水平耐力はパネルゾーン及び梁部材、梁端溶接部にて決定される。
・靭性指標は、2階がF=1.00、1階がF=1.66となる。
・Is=8.0(2F)≧0.6、q=16.2(2F)≧1.0となり、判定値を満足する。
Is=1.0(1F)≧0.6、q=2.5(1F)≧1.0となり、判定値を満足する。
・補強が必要である
・補強は不要
・1階にM16ブレースを2箇所新設し、ブレース構造とする。
・補強によりIs=1.00>0.60となり、判定値を満足する。
使用材料・現地調査等
現
地
調
査
Is =Eo/(Fes×Z×Rt)
建築物の耐震診断システムマニュアル 鉄骨造
準
X方向(桁行方向)
耐
震
性
能
・
現
状
耐震改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説(1996)
鉄骨の発錆状態等
点錆の生じている部材はあるが、
設計図書は現存しているが、現地調査結果と相違があった
断面欠損となる程度では無かった。
ため、現地調査結果により診断を行う。
使用部材は設計図書よりSS41と判断する。
使用接合部ボルトはF10。
コンクリートコア抜き取りが出来ず、設計基準強度を診断強度と
した。
柱の傾斜等
柱の最大傾斜量は、X方向5mm,1/666、
Y方向2.5mm,1/333であり、異常な傾斜傾向
は見られなかった。
不同沈下等
最大相対沈下量は、X方向 5mm、1/1000
Y方向 4mm、1/1250であった。
建具の開閉、壁のひび割れ等の不具合は、
見られなかった。
基礎の検討で、長期柱軸力は設計支持力の
範囲内であることが確認できた。
非構造部材・付属工作物等
窓枠弾性シール等に劣化現象は確認されなかった。
屋上等に落下の危険性のある付属物・要素は
確認されなかった。
判定委員会 H.25.06.24版