2015.3 ・・・頭痛・・・ 頭痛とは、頭部の一部または全体の痛みの総称です。(日本頭痛学会より) 日本人の 4 人に 1 人が頭痛に悩まされていると言われています。 皆さんは、どのような時に頭のどの辺りが痛くなりますか? 頭痛以外の症状はありますか? 頭痛時、自分に合った対処法や鎮痛剤など、痛みを和らげる方法を知っておきましょう。 ----慢性的に繰り返して起こる慢性頭痛について--- 片頭痛 頭部の血管が拡張することで、痛みが発生する頭痛です。頭の片側が脈打って痛くなります。吐 き気や目がチカチカすることもあり、体を動かすことで痛みが強くなります。また、音や光の刺 激に過敏になり、頭痛を増強させます。疲れ、ストレス、女性は月経に伴って起こることもあり ます。 緊張性頭痛 肩や首の筋肉の緊張や血管の収縮から起こる頭痛です。頭の全体が圧迫されるような、締めつけ られるような痛みが続き、首や肩こり、目の痛みを伴うこともあります。長時間のパソコン作業 など、同じ姿勢をとり続けることや、不安・うつ症状からも起こります。 群発性頭痛 原因がはっきりとはしていませんが、頭の動脈が拡張するために起こる頭痛と考えられています。 年に数回~数年に 1 回の頻度で、一度発症すると 1~2 ヵ月間の毎日ほぼ同じ時間に強烈に起こる 頭痛です。決まった片側が痛み、片方の目の奥の強い痛みを伴います。20~30 代の男性に多く、 市販の鎮痛剤では効果がみられず病院での治療が必要です。 ----自分でできる対処法--- 片頭痛 首の後ろを冷やすと、血管が収縮して頭痛を軽減させてくれます。また、コーヒーなどに含ま れるカフェインにも血管を収縮させる効果があります。ただし、摂りすぎると逆効果なので 1 日に 1~2 杯くらいまでにしましょう。暗くした静かな環境でゆっくり休むことも大切です。 緊張性頭痛 肩や首の筋肉の緊張や血管の収縮が和らぐよう、肩や首の後ろをホットタオルなどで温めたり、 マッサージやストレッチなども効果的です。 片頭痛・緊張性頭痛には鎮痛剤の内服が有効です。ただし、鎮痛剤が効かない、週に 2~3 回以上鎮痛剤 を飲まないと痛みのコントロールがつかないなどの場合は、病院で診察を受けてください。 突然の激しい頭痛や頭をぶつけた後に起こった頭痛、手足のけいれんを伴うような頭痛の場合は早急に医 療機関を受診してください。 〈参考サイト〉 頭痛について知る - 日本頭痛学会 頭痛 Online 桜美林大学 保健衛生支援室
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