運転するという責任 車は、家族や友人との楽しいドライブ、買い物での重たい荷物も楽に運ぶ ことのできる、自分の予定に合わせて自分の行きたい場所に行ける、大変便 利な乗り物です。その反面、車を運転するということは、自分の命はもちろ んのこと同乗している人の命を預かり、他の交通の場を利用している人の命 をも危険にさらしてはいけない非常に重い責任を負っているのです。 皆さんは、その責任を感じながら、ハンドルを握り運転しているでしょう か? 私は、中央研修所の実技教官になって1年半ほど経ったとき、家族4人で 高速道路を時速100キロでドライブ中に、後方から他車に追突され乗車し ていた車が大破するという非常に危険な目に遭いました。 今回は被害者という立場でありましたが、いつしか自分は交通事故を起こ さない、遭わないという根拠のない自信に油断が生まれていたのかもしれま せん。 私は、幸いにして家族全員が無事であったことに安堵するとともに、家族 を死に直面させてしまったことに非常にショックを受けました。 これを読んでいただいてる皆さんには、私と同じ思いをしてもらいたくはあ りません。そして加害者としても被害者としても、人の命を危険にさらすよ うな運転はしてもらいたくないのです。 中央研修所では、危険に近づかない運転とは何かを様々な研修コースを使 用して、危険を安全に体験して感じてもらう施設です。研修を通じて、運転 する責任とは何かを感じていただければと思います。 中央研修所でお待ちしています。ぜひ、ご来所してください。 実技教官 田中 繁篤
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