「基本マスター」資料(PDF)

板書1
総則(使用者と労働者の関係)
条件
・労働時間
・休憩時間 など
会 社
【労基法第1回】
働いている人
(使用者)
(労働者)
労
働
債務者
債権者
労働契約
債権者
債務者
賃 金
双務契約
互いに債権・債務がある
板書2
総則(労働基準法の仕組み)
【労基法第1回】
罰則の適用のないもの
・法1条(労働条件の原則)
原則を宣言しただけのもの!
・法2条(労働条件の決定)
労働条件の決定とこれに伴う当事者の義務は訓示的規定!
・法附則136条(不利益な取扱い。年次有給休暇)
使用者が有給休暇取得者を不利益に扱うことを禁じた、
これも訓示的規定!
労基法は違反した場合に罰則があるものがほとんど。
本試験では、こういった例外が出題されやすいので注意!
板書3
総則(2条)
【労基法第1回】
法2条関係
労働協約
就業規則
労働契約
労使協定
作成者
効力
労働組合と
使用者
民事的効力
(×免罰的効力)
使用者
同上
労働者と使用者
同上
過半数組合または
過半数代表者と
使用者
免罰的効力
(×民事的効力)
板書4
総則(3条)
【労基法第1回】
使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、
労働時間その他の労働条件について、差別的取扱いをしてはならない。
信条(昭22発基17)
特定の宗教的又は政治的信念(宗教上の信仰、思想上の主義)をいう。
その他の労働条件(昭63基発150)
労働者の待遇に関するすべての条件のことである。従って、解雇に関する
条件は含まれるが雇入れの条件は含まれない。
雇入れ(昭和48年最高裁大判)
法第3条は、労働者の雇入れそのものを制約する規定ではない。
平成2年[問1]A 国籍の違いにより賃金に差をつけて取扱ったとして
も労働基準法に反するものではない。
平成9年[問2]D 労働基準法第3条では信条による労働条件の差別的
取扱いを禁止しているが、企業における労働者の雇入れについては、特定
の思想、信条を有する者をその故をもって雇い入れることを拒んでも、
直ちに違法とすることはできない。
板書5
総則(労働協約と労使協定の整理)
項
目
【労基法第1回】
労働協約
労使協定
(労働組合法)
(労働基準法)
労働者側の代表者
労働組合
(過半数の必要なし)
過半数労働組合
または過半数代表者
締結する単位
限定なし
事業場ごと
様式
書面
書面
対象・必要記載事項 限定なし
法定されている
効
民事上の効力あり
(規範的効力)
免罰的効力があるが、
原則、民事上の効力なし
効力のおよぶ範囲
その労働協約の適用を
受ける者のみ
事業場全体
(労働組合の締結時も)
期間制限
有効期間を定める場合、 有効期間について
3年が限度
制限の法定なし
法定解約権
90日前の予告による
解約権の法定あり
力
定めなし
板書6
総則(その他)
【労基法第1回】
均等待遇と男女同一賃金の原則の整理
差別理由
均等待遇
(法3条)
男女同一
賃金の原則
(法4条)
差別禁止事項
国籍・信条・ 賃金、労働時間
社会的身分 その他の労働条件
性別
賃金のみ
板書7
強制貯金と任意貯蓄
【労基法第1回】
①強制貯金に関する規制
雇入れ時:“労働契約に付随して”→ 全面禁止(例外なし)
雇入れ後:任意貯蓄(委託をうけて管理する場合)
一定の規制
労使協定
直接管理
(社内預金)
通帳保管
貯蓄管理規定
利子の付与
預金管理
状況報告
締結
届出
作成
周知
○
○
○
○
○(必要)
○(必要)
○
○
○
○
×(不要)
×(不要)
板書8
強制貯金と任意貯蓄
【労基法第1回】
②社内貯金と通帳保管
社内預金
通帳保管
労使協定
必要(届出も必要)
貯蓄金
管理規定
必要
利子の付与
預金管理の
状況報告
(届出は不要、労働者に周知が必要)
年5厘以上
(上限は定めなし)
4月30日までに
所轄労働基準監督署長に
報告
金融機関の
利子
報告義務なし
板書9
総則(その他)
【労基法第1回】
派遣労働者、出向労働者の適用
労基法の適用
労災法の適用
雇用法の適用
派遣
派遣元、派遣先
派遣元
派遣元
在籍出向
出向元、出向先
移籍出向
出向先
原則
出向先
出向先
主たる賃金
出向先
公務員等の適用
労基法の適用
労災法の適用
一般職の国家公務員
×
×
特定独立行政法人の職員
○
×
独立行政法人の職員
○
○
地方公務員
○(一部適用なし)
×(現業の非常勤のみ○)
×(一部のみ適用)
○
船員法1条1項
船員
板書10
労働基準法違反の契約
【労基法第1回】
労働協約・就業規則・労働契約
法令
>
優先度高い
労働協約
>
効力の優劣
就業規則
効力
>
労働契約
優先度低い
板書11
労働基準法と憲法
【労基法第1回】
第14条 すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性
別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関
係において、差別されない。
第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む
権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び
公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う。
2 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法
律でこれを定める。
第28条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動
をする権利は、これを保障する。
板書12
学習法のツボ
 復習優先でOK
 過去問題は、理由を書いていく
→ 過去問ノート
 過去問題の答えあわせで、
テキストにフィードバック
 塗り絵クラブにならないこと
【労基法第1回】