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2014 年(平成 26 年)
39号
流通部門 パート組合員と組織内議員との「暮らし座談会」
関 東
エリア
「政治を身近に感じた」
日頃の疑問、要望を直接伝える
暮らし座談会は、労働組合を通じた活動で仕事に関連することだ
けでなく、「地域や暮らしについて解決できる場」としてパートタ
イム組合員を対象に各エリア(北海道・北陸・九州は開催済)で開
催。関東エリアでの様子を紹介します。今後は東海(7月8日)と
中国のエリア(8月 日)で予定しています。ぜひご参加ください。
3日、UAゼンセン 回のテーマは「地域の 務める神崎いさお議員
とともに、お互いに理
流通部門は、パートタ 暮らし」。
イム組合員を対象に組
冒頭、原光一関東エ 解を深め合い有意義な 明を受け、参加者は議
織内議員との交流を目 リアリーダー(いなげ 時間を過ごしていただ 員の席に腰かけたり、
ました。
的とした、関東エリア や労組委員長)は「労 きたい旨の挨拶があり 写真を撮ったりしてい
の「暮らし座談会」を 働組合が組合員の生活 ました。
見学会終了後、生活
続いて、初対面の参
さいたま市・ときわ会 向上を進めるなかで、
名 労使では解決できない 加者は班分けして手作 するなかでの疑問や質
館で開催。7組合
り、政治の力が必要で 交換をすることでお互 ました。神崎議員は班
(スタッフ含む)が参 法 律 や 制 度 な ど が あ りの名刺をつくり名刺 問、意見などをまとめ
加しました。
これは、組合員の生 ある」とし、関東エリ いに打ち解け会話もは ごとに出された意見や
質問に対し丁寧に分か
活を維持向上させるた アで初めて、地域に暮 ずみました。
その後、神崎議員の りやすい言葉で答えて
めに政治が大きく関わ らすパートタイム組合
っていることを知って 員と、その地域で住民 案内で、さいたま市議 くれました(要旨は下
スマホサイト用
http://www.uazensen.jp/sp/
あれから 年、「立ち上がる女子労働者」
“安心して働ける職場を”
UAゼンセンHPの
スマホサイトのご活用を
今年で本争議から
検証「近江絹糸人 同盟(当時)は6万人
権争議」展を中央教 の仲間達を投入し、ま 年が経過しましたが、
受け、熾烈なる闘いを や労働環境の職場が存
した展示です。
先人達が築いてくれた
めにその地域で活動す さいたま市で活躍する た。市議会が休会中と ができるとは思わなか 勉強になった」「議員 参加したい」などの声
参加者から「神崎議
たもので、身近な問題 躍する議員との懇談会 室、民主党議員団控え
点や課題を解決するた を企画し、
第1回目は、 室 な ど を 見 学 し ま し 員とこんなに身近に話 ていた疑問が解決し、 ば、友人を誘ってまた
私物検査など戦前の れたもので、枚数にし
強制や信書の開封、 ン福井県支部で発見さ
江絹糸では、仏教の 重な資料はUAゼンセ しょう。
ページ355枚の
ライキ)。当時の近 されています。この貴 で力を尽くしていきま
る議員との座談会の形 さいたま市議会組織内 いうこともあり、議場 っ た 。 と て も 良 か っ さんがとても身近に感 が多数届くなど好評を
長い人権争議(スト 切り抜きが初めて展示 職場づくり”にみんな
年の106日に亘る とのできる新聞記事の ある“安心して働ける
今回の展示品の中に 歴史を学び、労働組合
労働運動史に残る
近江絹糸の1954 は当時の様子を知るこ の重要な使命の一つで
す。
日まで開催していま 繰り広げた様子を記録 在しています。今こそ
丘(岡山)で7月
育センター・友愛の た国内外からも支援を 今でも劣悪な労働条件
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いなげや
島忠
ダイエー
ニトリ
マルエツ
相鉄ローゼン
福田屋百貨店
「女工哀史」を思わ て
さいたま市議会議場での記念写真(上)議場内で
神崎組織内議員の説明を聞く参加者達(中)質問
や要望を話すパートタイム組合員(下)
近江絹糸
人権争議
A3.そこは土地区画改良区の水
路で、おそらくそこの地 権 者(複
数)が個人で引いたものでしょう。
そのため行政が介入できない場合
がありますが、調査、確認します。
Q3.以 前 は 田 ん ぼ(農 業 用 地)
でしたが、開発されて住宅になっ
ている。そこに田んぼ用に引いた
用水路があるが、行政で蓋をして
もらえないか。
【参加組合】
で開催しています。今 議員で現在、副議長を まで入り神崎議員の説 た」。「普段から思っ じた。次の機会があれ 博しました。
通学路に指定されている道
路が狭いため、朝は交通規制され
ているが、下校時はされていない
ため非常に危険。また側溝に蓋が
なく危険なため改善してほしい。
1)下記のQRコードまたはURLから
スマホサイトを表示してください。
2)表示したスマホサイトのショートカ
ットをホーム画
面に保存してく
ださい。
3) UAゼンセン
のマークがホー
ム画面に表示さ
れます。
た労務管理が平然と 念館にも展示されたこ
せる労働者を軽視し 切り抜きです。友愛記
56
これに対し、全繊 かりです。
行われていました。 とのない貴重な資料ば
ブリッジ
当時の人権争議の姿を後世に伝えるた
めの写真や資料が多く展示されている
Q2.
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もらうことを目的とし の生活向上のために活 会の議場や副議長執務 記のQ&A参照)。
60
A2.該当地域選出の議員をよく
知っているので、現地調査を要請
し対応を依頼します。
➡
A1.市の財政には限りがあるこ
とと、お住まいの地域は農業用地
が多い地域ではありますが、区画
整理や道路整備、街灯の設置等は
これから順次開発が進んでいく予
定です。
Q1.
私の住んでいる地区は街灯
も少なく、暗い道が多く、開発が
遅れていると感じる。
手軽に情報をご
覧いただくため、
UAゼンセンホー
ムページがスマホ
サイトでご覧にな
れます。ご活用く
ださい。
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25
(木)
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6
発行人 松浦昭彦 編集人 秋元かおる
地域生活向上には“政治の力”が不可欠
“幸せづくり”
事例 目標達成運動 で
紹介
〜組織の充実・強化を図ろう〜
伝わってくる。
善項目として「役員対 部 で 研 修 会 を 開 催 し 活用した労働組合の基
◇
“組合員の期待に応え”
昨年以上の成果続く
オーミケンシOB 鈴木 正治
し、全員で課題を共有 に行動していけば、必
組合活動を仲間達に周
ます。
定期的に発行し、
書記長は「励みになり
編集に携わる田代憲二
72
など率直に述べ合う。 が浅いこともあり、執 支部が関東・中部・関 担当常執らが講師を務 場リーダーの選出」を は、期末一時金を毎月 目指して精力的な交渉 年比プラス0・04カ
部の町田吉宏組織強化 協約)の締結」及び「職 ている。UAゼンセン 決組合も6月末解決を 均は1・43カ月で昨
檸檬会ユニオンでは
本②組合ニュースの発
2014年夏期一時 上の成果を獲得するな と同月数もしくは上回
行③組合レクの企画の 「研修会の開催」とと
3点。UAゼンセン本 もに、「労働協約(本 金闘争が大詰めを迎え ど健闘している。未解 った。 組合の単純平
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の運動」である。
山 﨑 髙 明 支 部 長 は し、一歩一歩楽しく進 ず成果につながること
「推進会議で目標達成 めていくことが大切で を確信した。
運 動 の 意 義 を 再 確 認 あり、目標達成運動の
中岡靖晶氏(元ゼンセ
糸口が見えてくること 組合員から信頼され、 を込める。UAゼンセ ン同盟常任中央執行委員
UAゼンセンは既報の通り、加盟組合における組織の充実・強化
を目指して目標達成運動を展開しています。現在、加盟組合は自ら
もある。まさに目標達 身近に感じてもらえる ンの仲間達が思いを共 ・元旭化成労連会長)、
準備は整いました。 本来の姿です」と思い
づけられ、また解決の し、
設定した改善項目の実現に向けて着々と取り組んでおり、部門や都
成運動は「励まし合い ような労働組合を目指 有し、助け合い、地道 5月 日逝去。 歳。
れ もんかい
檸檬会ユニオン 和歌山県支部
“労働組合の基本”を再認識
改善項目 研修会の開催
道府県支部においても目標達成運動推進会議を開催するなど活動の
促進を図っています。本号で福井県支部の目標達成運動推進会議の
れ もんかい
様子、及び「檸檬会ユニオン」(総合サービス部門、生活サービス
・保育園、和歌山)の取り組み事例を紹介します(今後随時加盟組
合の事例を紹介)。皆で思いを共有し、目標を達成しましょう。
開催した。出席者は
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檸檬会ユニオンは昨 の開催」を確認。4月
研修内容は①新加盟 知していきたい」と抱
年、目標達成運動の改
、 日に和歌山県支 サポートプログラムを 負を語る。
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「雨ニモマケズ…」
夏 期
一時金闘争
“力合わせて達成を”決意新た
福井県支部 各地区で推進会議を開催
26
組合 名)、2月
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21
【製造産業部門】年 カ月(昨年比プラス0
「労働協約(本協約)
に丹南地区(8組合
“わが組合も同じよ ためて労働組合の基本 なるなど日程調整が大 い。「実例を挙げなが ては、より風通しの良 果配分」との合算とし
名)で推進会議を開催 を締結したい」「女性 うに悩んでいる”“こ から学ぼうと決めまし 変でした。1月に開催 ら説明していただき、 い職場づくりや、次代 ている。季節賃金部分 間で解決した 組合を ・03カ月)。このう
日 状況を皆の前で発表。 した雰囲気だ。
重 点 目 標 に 掲 げ て い の必要生計費を補てん が続く。6月 日現在 月。また、パートタイ
その後、組合ごとに 地域の気心知れた仲間 行部の組合活動に関す 西の3つの地域に点在 めた。
組合 名。これまで2
月 日に奥越地区(5 改善項目及び取り組み 同士、和気あいあいと る知識不足を感じてい しており、
“生みの苦しみ”も る。とりわけ「職場リ する「季節賃金」と、 の各部門別の解決状況 ム組合員は 組合が解
また各園
(認
決、単純平均で0・5
ました。そこで、あら 可保育園)の行事も重 あったが、実りも大き ーダーの選出」につい 期間業績に対する「成 は次の通り。
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5月 日、福井県支 の意義や進捗状況等に 場の安全衛生を徹底し 象の研修会の開催」を た。
部は福井地区協議会組 ついて説明した。真剣 たい」「UAゼンセン 掲げた。
研修会の開催にあた
組合結成は2011 り、開催日時の設定に
合を対象に目標達成運 なまなざしで聞き入る 共済を仲間に周知し加
動推進会議を県支部で 仲間達。熱意と気概が 入促進を図っている」 年4月。「結成から日 苦労したという。「各
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17
18
13
10
19
しており、
今回が最終。 の執行委員を増やして んな取り組み方法があ た」と、橋爪道明委員 直前で延期ということ 楽しみながら学習する を担う若手リーダーの を4カ月、これに成果 含め、161組合が解 ち 組合が昨年以上を
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未解決組合も
追い込みへ
して交渉を展開し
「努力を惜しめば、 協定する組合は年間4 月のプラスとなった。 種 で バ ラ ツ キ は あ る
と意欲を示す。
が、各組合とも昨
加えて、組合ニュー 目標が達成できないだ ・8 カ 月 基 準 、 夏
年実績以上を目指
スの発行を検討してい けでなく、組織の弱体 期・冬期の期別で
当日は、UAゼンセ 女性の声を活動に反映 るのか”等、仲間の発 長は率直に述べる。
もありましたが、なん ことができました」と 育成のためにも早期の 配分を加えた“社会水 決している。単純平均 獲得した。消費税導入
組合の第3回定期大 とか開催に漕ぎ着けま 小浪利夫副委員長。今 体制づくりを目指して 準”確保を目指し、具 で1・94カ月と、昨 後の業績の落ち込みが
ン本部から高井哲郎組 していきたい」「組合 言を自らの活動に置き
体的要求内容は、年間 年と比べて0・05カ 大きい業種と小さい業
織拡大・強化局部長が 役員を対象にした研修 換え、
共感する仲間達。 会(2013年8月) した」と橋爪委員長は 後も継続していきたい いる。
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【総合サービス部
ぶことができたことも 終わりではなく、維持 とした。また、パート ち、 組合が昨年の月
タイムリーであったと ・充実させていかなけ 等短時間組合員につい 数を上回る成果を上げ 門】年間で交渉する組
紙作成のノウハウを学 また、目標は達成して 冬とも2・4カ月基準 また、161組合のう ている。
た時期でもあり、機関 化を招きかねません。 要求する組合は夏
檸檬会ユニオンの研修会の様子。労働組合の基本
や機関紙のつくり方などについて理解を深めた
出席し、目標達成運動 会を企画している」「職 お互いにやり取りが続 の運動方針で「研修会 胸を撫で下ろす。
く。目的や情報を共有
するとともに、モチベ
の場となっている。
組合活動の現状は異
なっていても、様々な
悩みを抱えているの
は、どの組合も同じ。
それゆえ「お互いに力
を合わせて頑張ってい
こう」、そんな思いが
伝わってくる。“衆知
を集める”という言葉
があるが、皆で情報を
が届いているという。 を結んでいく。
を行った結果、昨年以 決。うち
回る解決を目指し、各
これまで、各組合と をとっていく。
りやすい」「レイアウ にする橋爪委員長。執
【流通部門】正社員 組合とも引き続き精力
トがすっきりとしてい 行部の熱意が仲間達を も組合員の期待に応え
て見やすい」などの声 つき動かし、着実に実 るべく、粘り強い交渉 組合員では 組合が解 的に交渉を展開してい
易な言葉で活動が分か きます」と決意を新た 等・均衡待遇を目指す。 解決に向けて支援体制 キはあるが、昨年を上
聞」を発行した。「平 つひとつ取り組んでい 不合理な格差解消、均 待に応えられるような は業種によってバラツ
紙「檸檬会ユニオン新 りませんが、地道に一 に勘案し、正社員との 対しても、組合員の期 を確保している。業績
学んだことを基に機関 す。容易なことではあ 果、働き方等を総合的 ら交渉を進める組合に の月数(1・81カ月)
いう。5月中旬、早速 ればならないと思いま ては、職務、能力、成 健闘している。これか 合も含めて、概ね昨年
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ーションを高める格好
みんなの前で目標達成に向けて決意を述べる仲間
達。協力して取り組んでいくことを誓い合った
交換し合うことで勇気
組合で昨年 る。
75
59
課題を共有し、地道に一歩ずつ
目標
達成
運動
( )
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(第三種郵便物認可)
2014年(平成26年)6月19日(木) 2854 ―39号