地学Ⅱ

1
対象教科・科目
単位数
学年・学級
地学Ⅱ
3
3-1
学習の目標
学習の到達目標
・地球や宇宙に起こる現象についての概念や原理、法則の理解を深める。
・地球と宇宙に関する事柄の時間的・空間的なスケールを正しく理解する方法を学
ぶとともに、
それらの分析的・総合的に考察する能力と態度を育成する。
・観察・実習を通して、自然と人間との関わりについて科学的な理解と認識を深め
る。
使用教科書・副教材等
2
啓林館
高等学校地学Ⅱ
学習計画および評価方法等
評価の観点及び内容
①
意欲・関心・
評価の方法
・自然科学の基本概念や原理、法則について関心を高めているか。 ・学習活動への参加の態
態度
・意欲的に授業に参加し、自ら課題を追求する意欲や、地球に関す
度
る関心を持っているか。
・課題活動への積極性
・課題、ノート
②
思考・判断
・身の回りの現象を探求し、思考することができるか。
・定期考査の論述問題
・自然現象に見られる普遍の原理を理解し、身近な事例に応用して
・レポートの考察
思考することができるか。
・授業における質問の内
容
③
技能・表現
・さまざまな実験・実習に習熟し、結果から得られる事実を正しく
・定期考査の論述問題
理解することができるか。
・レポート全体の内容
・実験・実習によって得られた結果をグラフや表により表現し、結
・発表の内容とその方法
果の意味するところを正確に伝達する技能があるか。また、参考
・コンピュータの活用
資料などを活用することができるか。
④
知識・理解
・基本的な地球についての正しい理解を持とうとしているか。
・定期考査
・地球の変化について地学的に考察することができるか。
・課題、ノート
・課題研究への取組
(2)学習計画
学期
学習内容
1
第 1 編
学
期
地球の探究
月
実験・観察
考査
範囲
プレートテクトニクスが確立するまでの
・大陸の移動
1
第1章 プ レー トの
過程を、ウェゲナーの大陸移動説や古地磁
・岩石の磁気の
学
働き と地 殻の 変化
気学による海洋底拡大説などからプレート
確認
期
1 大陸移動説から海洋
テクトニクスの理論を学ぶ。
・ホットスポットか
中
らの距離と火山、海
間
底拡大説へ
4
学習内容
2 プレートテクト
プレートより深部のようすとスーパープ
ニクス
3 プルームテクトニ
1
5
クス
山の高さ
1
ルームの概念から新しいプルームテクトニ
学
クスの理論が作られ、プレート運動が説明
期
できるようになったことを学ぶ。
中
4 プレート運動の将
間
来
考
学
査
第2章
大地形の形成
6
地球の表層にある大山脈、海溝、中央海
・トランスフォーム
プレートの境界
嶺など地学事象をプレートテクトニクスで
断層のモデル実験
2
大陸の成長
具体的に説明し、地質学的時間をかけて起
・スライムによるプ
1
こる大陸地殻の成長などを学ぶ。
レートの動き
学
日本列島の位置によって特徴づけられる
・日本列島の地
期
プレートの分布と運動、火山活動、地震活
質分布
期
期
1
第3章
プ レー トと
7
日本列島
1島弧としての日本列
動、大規模な地形、重力異常、地殻熱流量、
島
地殻変動と造山運動、さらに、付加体の成
2 日本列島の大構造と
長や構造についてまなび、日本列島の生い
その特徴
立ちと各地の地史を知る。
末
・沖縄の地質分布
考
査
3日本列島の生い立ち
4 各地の歴史
第3編
宇宙の探究
第1章
天体の観測
1
天体の放射
2
天体の観測
第2章
天 体の 距離
9
10
期
3
3 銀河系の構造
学
期
ケプラーの法則の発見から万有引力の発見
・モデルによる年周
銀河の世界
2
銀河の分布
3
進化する宇宙
4
宇宙と生命
中
間
考
査
求め方について学ぶ。
11
宇 宙の 構造
1
2
学
天体までの距離の測定法や天体の質量の
と進化
課題研究
成と宇宙の観察
に至った経緯より天体の運動について学ぶ。 視差の測定
1 惑星の公転運動
第3章
し、天体の観測からどのような情報を読
期
2 恒星の距離と質量
学
・簡単な望遠鏡の作
み取れるかを学ぶ。
と質量
2
天体からの放射の性質とその観測法を概観
さまざまな銀河の分類や分布、銀河の合
・風船を使った
2
体・衝突やクェーサーなどを通して宇宙に
膨張宇宙のモデル
学
ついて学ぶ。
実験
期
12
期
末
これまで学習した地学Ⅰ、地学Ⅱの内容から
各自で課題を設定し、計画立てて取り組む