業績一覧 - 神戸山手学園

別記様式第4号(その2)
(用紙 日本工業規格A4縦型)
教
育
研
究
業
績
書
年 月 日
氏名 安 川 佳 子 印
研
究
分
野
研
英語教育・第二言語習得
教
育
上
事 項
1 教育方法の実践例
1)オーラルコミュニケーション
究
内
容
の
キ
ー
ワ
ー
ド
協働学習、実践的コミュニケーション能力の育成、多読、
の
能
力
に
年月日
2002年~
関
す
る
概
事
項
要
「協働学習」「ペア学習」「ジグゾー学習」「プ
ロジェクト型学習法」「学生間評価」等のメソッ
ドに焦点を置く授業実践:学習目標に応じてこれ
らのメソッドを授業に導入する事により、言語学
習が教師からの一方的な文法事項や知識の伝達に
終わることなく、学習者が、他の学習者との対
話・協働という積極的な関わりを通して、主体的
な学びに基づく実践的なコミュニケーション活動
へ参加する事が可能となっている。また、学習者
には授業内に、リフレクション(内省)を取り入
れ、自らの学びの振り返りを行うことで、言語学
習のモチベーション維持及び向上に効果的であ
る。
2005年~2012年
自己表現力とコミュニケーション能力育成を目標
に、様々なトピックスについて工夫を用いたプレ
ゼンテーションやポスターセッション活動に取り
組むことでオーラルコミュニケーション能力を高
めた。
2004年~2006年
リーディングに苦手意識を持つ非英語専攻の学生
に、シェーアーリーディング(仲間読み)と取り
組んだ本のプレゼンテーション発表を行う。学生
が担当するリーディングに責任感を持つことで、
授業参加の向上と授業姿勢の改善が図れ、さらに
英語の学びに対するモチベーションが向上した。
2008年~2009年
日本語と英語の相違を的確に理解する為、街中の
標識や車内の注意書き、「天声人語」等、日本社
会生活にあるもの教材として使用し、「相手に伝
わる自然な英語」に翻訳する取り組みを行った。
4)総合英語Ⅰ(リーディング)
2010年~2012年
ペアでリーディングセクションを担当させ、パ
ワーポイントを用いて、担当ユニットの内容を英
語で解説させる活動を行ない、解説発表を受ける
学生は発表英文の速読に取り組ませた。リーディ
ングに対する苦手意識の改善が図られ、積極的な
授業参加がみられた。
5)保育の英語
2008年~2012年
早期英語教育の実態を英字新聞等で理解させ、保
育現場で必要な英語表現力を学習すると共に、保
育者と幼児・外国語指導教員との対話をロールプ
レイを通して学習できるよう工夫した。また、ピ
クチャーブック・クリスマスガード作成した。
6)医療英語・医療英会話
2008年~2012年
現役看護師にヒアリングを行い、医療現場で必要
とされる英語能力・語彙表現(カルテ英語等)を
分析・考察しロールプレイ活動を中心に授業を展
開。また「レオナードの朝」、「マザー・テレ
サ」等、実話に基づいた映画教材も積極的に取り
入れた。
2)総合英語Ⅰ(多読)
3)英語翻訳研究
7)ライティング・リーディングコンプリヘンショ 2011年~2014
ン
8)専門英会話
2 作成した教科書,教材
2014年~
2012年~2014年
学生の意識調査を行った上で、その結果を実践に
反映した。リーディングに関しては、ペアによる
シャドーイング・音読指導を焦点を置きながら、
同時にyoutubeやweb等idual aidsを積極的に活用
し、リーディング題材の背景知識構築に工夫を凝
らした。
ライティングに関しては、「悩み相談」のメール
などを英語に直したものや、学生に人気のある英
語の歌の詞を題材として、学生にとって楽しみな
がら英語を学習できる活動を積極的に取り入れ
授業前アンケートを実施し、実態を把握して「英
語に対する苦手意識」に対応する授業を展開し
た。生徒にとって「ゆっくりとわかりやすい」説
明や、学生の興味・関心・ニーズに応じた教材や
活動を取り入れてた。特に「英語」らしい発音と
語彙力upを指導。
神戸夙川学院大学 英語必須科目の指定教科書 共
著
(リーディング・ライティングセクション担当)
3 教育上の能力に関する大学等の評価
4 実務の経験を有する者についての特記事項
1)英語教育セミナー実施
2008年2月
2010年2月
関西国際大学 第7回 英語教育セミナー『シャ
ドーイング:教室での指導と応用』、『シャドー
イング体験と意見交換』
関西国際大学第8回 英語教育セミナー『日本の英
語教育で養成すべきコミュニケーション能力-中
等・高等教育の役割と連携』
5 その他
1) University of the South Pacific(フィジー)
2009年8月
英語授業 視察訪問
2) 神戸夙川学院大学 公開講座
2014年9月
「トラベル英会話と海外旅行を楽しむアイデア」
3) 高大連携出張講座
「観光とグローバル・コミュニケーション」
2014年10月
大学の英語授業を視察及びライティング授業受講
生とのメール交換パートナーを交渉
海外旅行で役に立つTipsと英語表現
(一般受講者対象)
エアラインと英語の共同講座
職
務
上
の
実
事項
績
に
年月日
関
す
る
事
項
概
要
1 資格,免許
中学校・高等学校教諭第一種免許状取得(外国語)
2002年3月
兵庫県教育委員会より免許状交付
中・高等教諭専修免許(外国語)
2010年10月
兵庫県教育委員会より免許状交付
2 特許等
3 実務の経験を有する者についての特記事項
1)「兵庫教育大学院同窓会会員と
大学教員との共同研究」
2012年7月~2014 「自己研修型教師」に関する研究
研究分担者
年3月
2)文部科学省 科学研究費補助金
研究分担者
基盤研究(C)「ダイナミック・アセスメントに
2013年4月~2016
基づく英語教育の指導・評価枠組みの開発」分担
年3月
者
3)関西国際コミュ二ケーション研究所
研究員
2007年~2010年
4 その他
セミナー・研究会発表及び研究所叢書の執筆
研
究
著書,学術論文等の名称
業
単著・
共著の別
績
等
発行又は
発表の年月
に
関
す
発行所,発表雑誌等
又は発表学会等の名称
る
事
概
項
要
(学術論文)
1“English Learning as
Participation in a
Community of Learners :
An Analysis of
Classroom Discourse
through Instructional
Conversations”
単著
2「シャドーイングトレー
ニングによる英語学習意欲 共著
向上」
3「自己研修型教師」を育
てる研修会のあり方に関す
る研究 ―持続可能な研修 共著
を探る― 」
4「自己研修型教師」を育
てる研修会のあり方に関す
共著
る研究 ―持続可能な研修
を探る― 」
5「自己研修型英語教師」
を育てる研修会のあり方に 共著
関する研究
2002年9月
兵庫教育大学院
2008年2月
関西国際大学 コミュニ
ケーション研究叢書特集
英語教育の研究と展開
第6集
2013年6月
兵庫教育大学と大学院同
窓会との共同研究論文集
『学校教育コミュニティ
第3号』
2014年4月
兵庫教育大学と大学院同
窓会との共同研究論文集
『学校教育コミュニティ
第4号』
2015年2月
実際の授業における教室談話をIC指標に
より、質的に分析し、英語学習者が言語学
習共同体の一員になる、その参加プロセス
が明らかになった。
教師のサポートにより学習者が、リズムや
発音の改善に加え、学習への情意的側面に
おいても肯定的変化を見出す可能性がある
事が検証された。共著者:白木智士、安川佳
子、
吉田桂子、佐々木緑
自己研修型教師の定義について探求すると
ともに、研修会でのグループディスカッ
ションを通して、1)教師による理論との対
話、2)理論を通した実践の概念化、3)自己
研修型教師による研修の在り方について報
告した。共著者:坂本 南美、棟安 都代
子、神原 克典、安川 佳子、吉田 達弘
研修会での輪読を基盤にした対面及びオン
ラインディスカッションをテキスト化して
質的に分析し、そこから1)理論と実践との
対話、2)対話的援助、3)途切れる事のない
対話が生起した事が明らかになった。共著
者:坂本 南美、棟安 都代子、神原 克典、
安川 佳子、吉田 達弘
月例研修会に参加した英語教師が、集団の
中での対話や援助を通じて「自己研修型教
『言語表現研究』第31号 師」として成長していく過程を明らかに
し、合わせて持続可能な研修会の在り方に
ついて言及した。共著者:坂本 南美、棟安
都代子、神原 克典、安川 佳子、吉田 達弘
(発表・その他)
1“The development of
interactional identities 単著
in the EFL classroom”
言語学習におけるアイデンティティーの在
兵庫教育大学言語表現学
り方を、正統的周辺参加の枠組みを援用
2001年10月 会、兵庫教育大学
し、社会文化的な視点から考察した。
2「大学における多読授業
の課題とその改善」
2004年8月
第30回全国英語教育学会 教室が互恵的な読書環境となる為、学びあ
長野研究大会、JA長野県 う共同体の概念から多読授業の可能性を考
ビル、もんぜんぷら座 察し学習・教授への示唆を導いた。
3「シャドーイングの授業
への導入と発音向上への効 共著
果」
2007年8月
シャドーイングトレーニングの効果を調べ
第47回外国語メディア学
る為、学習者を三つのグループに分け、実
会(LET)全国研究大
験を行った。その結果、特に発音が苦手な
会、
学習者に顕著な向上効果が見られた。共著
流通科学大学
者:白木智士、安川佳子、吉田桂子、佐々木
緑
4「シャドーイングを利用
共著
した発音練習とその効果」
外国語教育メディア学会
(LET) 関西支部 2008
2008年10月 年度 秋季研究大、神戸
学院大学ポートアイラン
ドキャンパス
単著
シャドーイングトレーニング中に教師のど
のような働きかけが必要か、その指導の効
果的な在り方と弊害を具体的に分析、検証
した。
共著者:白木智士、佐々木 緑、安川佳子、
吉田 桂子
5“Shadowing materials
to foster selflearning”
共著
6「大学生が考える自己の
英語能力と社会で必要な英
共著
語能力とは‐大学生の意識
調査から‐」
7「大学生のリスニングス
トラテジー使用と習熟度の
関係について」
共著
8「社会人と大学生が考え
る自己の英語能力と社会で
必要な英語能力とは‐社会 共著
人と大学生の意識調査か
ら」
9「自己研修型教師」を育
てる研修会のあり方に関す
共著
る研究 ―持続可能な研修
を探る― 」
10“Online
questionnaire: Student
beliefs about skills”
共著
全国語学教育学会
(JALT)第33年次国際大
会 東京、国立オリン
2008年11月 ピック青少年総合セン
ター
市販教材を用いたグループと、オンライン
ソフトを用いてトレーニングを行ったグ
ループを比較し、自律学習動機を高める要
因を検証した。共著者:白木智士、安川佳
子、吉田桂子、佐々木緑
2011年8月
大学生に意識調査行った結果、非英語専攻
の学生でも英語能力の必要性を認識し、特
外国語教育メディア学会
に4技能のうちでリーディング力に重要性
(LET) 第51回全国研
を感じている事が判明した。
究大会、名古屋学院大学
共著者:白木智士、吉田桂子、安川佳子、
佐々木緑
2012年3月
リスニングストラテジーを検証する為、関
JACET 関西支部 2011年
度第3回講演会、関西学 西圏の1000人の大学生に実験を実施し、上
院大学大阪梅田キャンパ 位群は「意識的に全体内容を把握する事に
努め、下位群は「個々の単語に注意を向け
ス
ている事が浮き彫りになった。
2012年8月
社会人が考える「社会で必要とされる英語
能力とは何か」について、検証。調査結果
LET(外国語教育メディ
より、社会で英語を使用する頻度により英
ア学会)第52回全国研究
語能力の必要性の認識が大きく異なる事が
会 甲南大学
検証された。共著者:安川佳子、白木智
士、吉田桂子 佐々木緑
2013年8月
大学院の修了生が月例の共同読書会を経
て、その後も研究会を継続していける様、
全国英語教育学会 第3
ウエブ上に共有スペースを作り、自己研修
9回北海道研究大会、北
型教師になる為の前提を探った。共著者:
星学園大
坂本 南美、棟安 都代子、神原 克典、安川
佳子、吉田 達弘
大学生が英語学習におけるbeliefを調査す
JALT(全国言語学会) る為、CEFRの指標を使用して、ウエブ上に
2013年11月 2013年次国際大会 神戸 独自のアンケートを作成し、その結果に基
国際会議場
づき、授業実践法を提案した。共著者:白
木智士、吉田桂子、安川佳子
(注)
1 この書類は,学長(高等専門学校にあっては校長)及び専任教員について作成すること。
2 医科大学又は医学若しくは歯学に関する学部若しくは学部の学科の設置の認可を受けようとする場合,附属病院の長について
もこの書類を作成すること。
3 「研究業績等に関する事項」には,書類の作成時において未発表のものを記入しないこと。
4 「氏名」は,本人が自署すること。
5 印影は,印鑑登録をしている印章により押印すること。ただし,やむを得ない事由があるときは,省略することができる。
この場合において,「氏名」は,旅券にした署名と同じ文字及び書体で自署すること。