が平成27年度からはじまります。

健康寿命の延伸に向け
平成27年度から3年計画で実施
DATA
HEALTH
平成27年度から、健康保険組合が保有しているレセプトや特定健診データなどの
情報を分析し、加入者の健康づくりや、疾病予防及び重症化予防などの事業を実
施する「データヘルス計画」がスタートしました。
保健事業にデータを活用し、加入者の健康状態の変化を把握し、より効果的な保
健事業の計画立案を行いPDCAサイクル:Plan(計画)、Do(実施)、Chek(評価)、
Act(改善)で実施します。
「データヘルス計画」の策定、実施は健康保険組合ですが、その事業の推進に
は、事業主との協働(コラボへルス)が不可欠です。
近畿電子産業健康保険組合
事業主・加入者のご協力をお願いします。
S
●国全体の医療費の推移
(兆円)
入院
45
40
35
30
入院外
調剤
36.6
37.8
38.4
39.3
6.1
6.6
6.6
7.0
2.6
2.7
2.7
2.7
13
13.3
13.4
13.6
14.9
15.2
15.6
15.8
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
25
20
歯科
健康寿命の延伸に向け効果的な保
健事業を進めます。
➢超高齢化の進展に伴い、働き盛りの世代からの健
康づくりの重要性が高まる中、政府は、「日本再興戦
略」において健康寿命の延伸を重要施策と掲げ、全て
の健康保険組合に対し、レセプト等のデータ分析に基
づくデータヘルス計画の作成と実施が求められてきま
した。
➢健康保険組合では、特定健診・特定保健指導等の
健診データと医療機関の受診状況データを組み合わ
せて分析し、加入者や、事業所の健康課題を把握す
ることにより、健康の保持増進のための事業計画とし
て「データヘルス計画」を策定しました。
➢PDCAサイクルに沿った効果的・効率的な保健事
業を3カ年計画で実施していきます。
15
10
5
0
(出典)厚生労働省「平成25年度医療費の動向」
社員と家族の健康は企業の大きな財産です。
➢事業所に働く社員とその家族が健康であること
は大きな財産です。データヘルス計画は加入者の
健康の保持増進と医療費の適正化にとどまらず、
企業活力(生産性)維持・向上になるものと期待さ
れます。
➢社員の健康を重要な経営課題と捉え、企業内
で健康増進に積極的に取り組む「健康経営」を
進めるためにも事業主と健康保険組合との協働
(コラボへルス)が重要です。
事業主
健康保険組合
(データヘルス計画)
健診・医療データ把握分析
データヘルス計画の作成
(健康保険組合と連携確認)
協働
(コラボへルス)
従 業 員
(被保険者)
事業主・加入者への説明等
PDCAサイクルで実施
・
従業員の家族
(被扶養者)
※データヘルス計画に基づく保健事業は、外部専門事業者を活用する場合もあります。加入者の健診や医療データ等の取り扱いに
ついては、個人情報保護法等の関連法令を遵守し、適切に実施します。
Plan
計画
データ分析で効果的・効率的な計画を作成
ⅰ
健診・レセプトデータの
活用
・被保険者・被扶養者の健診、レセ
プトデータ等で現状を把握し、健康
課題に対応した保健事業を計画し実
施します。
ⅱ
健保の規模・財政に応
じた事業展開
・データヘルス計画は、健康保険組
合の実状に応じた取り組みが可能で
す。実施可能な事業を着実に実施
することをめざしています。
ⅲ
事業主との
協働(コラボへルス)
・企業の活力には、社員とその家族の
健康が不可欠です。事業主と健康保
険組合が協働してデータヘルス計画
を推進することが重要です。
ⅳ
外部専門事業者の活用
・必要に応じて外部専門事業者を活
用します。専門分野のノウハウの導
入によりさまざまな事業を進めます。
Do
実施
健康リスクに応じた保健事業を進めます。
《保健事業の事例》
健康意識の高揚
健康情報の提供、受診勧奨などを
行い、健康づくりの意識を高める事
業を展開します。
重症化予防の推進
健診・レセプトデータを抽出し、受診
勧奨や個別指導で重症化を予防し
ます。
Check
評価
Kデータ分析に基づく
効果測定・評価
生活習慣病予防の推進
生活習慣病を予防するため、特定
健診・特定保健指導の事業を進め
ます。
ジェネリック医薬品の促進
webでの後発医薬品(ジェネリッ
ク)利用促進の情報提供を行いま
す。
Act
改善
事業の改善・修正
平成27年度の実施事業について
区分
項 目
事 業 内 容
特定健診・指導
・内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した健診の推進
特定健診※
・40∼74 歳の被扶養者の方へ特定健診受診券の送付
・被扶養者の受診率向上をめざした「レディース健診」(全国巡回型健診)
・動機づけ支援・積極的支援の実施
特定保健指導※
・保健指導対象者への利用券の送付
・事業所へ専門職派遣しての初回面談方式等
疾病予防関係
人間ドック・生活習慣病予防
健診の補助
・35 歳以上の被保険者、被扶養者 組合負担上限額 32,000 円(通年)
前期高齢者等訪問支援事業※
・前期高齢者等の被扶養者への訪問支援事業
インフルエンザ予防接種補助
・予防接種(期間 10 月∼12 月)
に1人 1,000 円(1回限り、接種日 65 歳
未満。公費補助対象は除く)の補助
・家庭常備薬の有償斡旋の内、感冒、花粉症対策等一部推奨品目に
ついて一品目 100 円、個数上限1人 10 個までの補助(4月、11 月)
常備薬等の有償斡旋
・申込方法変更:加入者が委託事業者へ直接行い、常備薬は自宅へ配達
(代引き)※事業所での集計、配付は無
・斡旋チラシは「健保だより」に同封。web 申込可(健保 HP)
保健指導宣伝
体育奨励
Web版医療費通知等
・PC、
スマホ、携帯電話を通じて被保険者へ医療費、
ジェネリック医薬品
促進事業等の通知
機関誌「健保だより」の発行
・4月、10 月、
1月
(中下旬発行)、
※法改正、制度改正臨時号を必要に応じ発行
電話健康相談
・育児・事故の応急処置、介護、福祉、医療機関情報等 24 時間相談
・海外からの相談対応可
メンタルヘルスサポート事業
・電話、web 面談等によるこころの健康相談、
セミナー・人事メール相談(通年)
育児月刊誌
・「赤ちゃんとママ」
(第1子分娩者に1年間)
健康保険情報誌
・「すこやか健保」
(事業所担当者に毎月1回)
フィットネスクラブ利用
・コナミスポーツクラブ法人会員加入に加え、
ルネサンスと法人会員契約利用エリアを拡大(通年)
※「データヘルス計画」:日本再興戦略において、予防・健康管理の推進に関する新たな仕組みづくりの策定が求められ、平成
27年度から「データヘルス計画」がスタートします。加入者の健診データやレセプト情報を基に特定健
康診査、特定保健指導、前期高齢者等の訪問型健康支援事業を事業主のご協力を得ながら実施します。