第1章(計画策定にあたって)

第 1 章 計画の策定にあたって
1 計画の趣旨
「いつまでも健康でいきいきと自分らしく輝いた人生を送る」ということ…簡単なようで
いて、とても難しいように感じます。南国市では、自分らしさを大切にしながら、より健康
な生活が送れるよう、そしてお互いが支え合える地域づくりを市民と共に目指すため、健康
づくりの基本的な指針となる南国市健康増進計画である「健康なんこく21計画☆きらり☆」
を平成 18 年に策定しました。
健康づくりは 誰もが主役であり、自分から「よし、やってみよう!」と前向きな気持ちを
持てることが大切です。そのため、計画の中で健康づくり市民会議による『めざす健康なま
ちの姿』を定め、身近なことを中心に、『実践したい生活習慣』として取り組む方向を示し、
市民のみなさんと共に生活習慣の改善にこの 10 年間取り組んできました。
現在の日本は、少子・高齢化が進み、さらに人口減少の時代に入りました。また、核家族
化が進み、世帯員数が減る中、地域社会の繋がりが希薄となり、隣近所との付き合いも薄く
なってきています。こんな中でこそ、乳幼児から高齢者まですべての人が生涯を通じて、健
康づくりに取り組み、より健康で心豊かな生活が送れるようにすることが、ますます重要に
なっています。また、地域のコミュニティを再生し、人とのつながりを大切にし、お互いを
支え合うことでより良い地域をつくることが緊急の課題となっています。
健康づくりは、一人ひとりが取り組むだけでなく、地域で、組織で、そして団体で取り組
むことが効果的であるといわれています。何歳になってもいきいきと自分らしく健康に暮ら
せることはだれしもの希望ではないでしょうか。この健康寿命を延ばすことこそが、行政と
して取り組むべき課題となっています。第2期目となる本計画により、今後も引き続き市民
....
と行政が一体となって様々な取り組みを行い、市民みんなァの健康づくりを推進します。
2 計画の位置づけ
本計画は国の「健康日本21(第 2 次)」の基本的方向や目標を基に「第 4 次南国市総合
計画」を上位計画とし、庁内各課が作成した関連する諸計画と、高知県の「よさこい健康プ
ラン21」、及び県中央東福祉保健所の「中央東行動計画」などとも整合性を持ちながら、
市の保健事業の総合計画として策定しました。
特に市民の健康増進に直接関わる「食育推進計画」や市民課の「特定健康診査等実施計画」
と「データヘルス計画」とは連携、協力して取り組んでいきます。
1
第4次 南国市総合計画
【国】
健康日本21
(第 2 次)
第2期
地域福祉計画
健やか親子21
健康なんこく21
障害者基本計画
(第 2 次)
計 画
障害福祉計画
第二次食育推進
基本計画
子ども子育て
支援事業計画
食育推進計画
【県】
よさこい健康プラン21
高齢者福祉計画及び
介護保険事業計画
県食育推進計画
データヘルス計画
歯と口の健康づくり基本計画
男女共同参画推進計画
特定健康診査等実施計画
中央東行動計画
3 計画の期間
本計画は平成 28 年度から平成 32 年度の 5 年間を計画期間とします。
4 計画策定の取り組み
本計画の策定にあたっては、市民の健康実態の把握に努めるとともに、市民の意見を積極
的に取り組みに反映できるように、アンケート調査を実施しました。そして保健福祉センタ
ー職員による素案を作成し、それを市の関連各課の係長クラスにより組織した作業部会内で
検討を行いました。また、作業部会では計画策定後の健康づくりに関して各課でどのように
関わることができるのかについても確認を行いました。計画案の審議のために保健医療福祉
関係者、健康づくりの市民代表、行政関係者からなる「健康増進計画策定委員会」で多角的
な視点から計画を検討しました。
【計画策定の経過】
平成 27 年 3 月 健康増進計画策定のための市民アンケート実施
平成 27 年 8 月 健康文化都市づくり推進員と食生活改善推進員による座談会
平成 27 年 11 月
第1回
健康増進計画作業部会
平成 27 年 12 月
第1回
健康増進計画策定委員会
平成 28 年 1 月 第 2 回
健康増進計画作業部会
平成 28 年 2 月 第 2 回
健康増進計画策定委員会
平成 28 年 3 月 健康増進計画市長報告
2