P.7～シャープ健康保険組合のおもな取り組み

2015年度から
データヘルス計画の流れ
データヘルス計画
医療機関などを受診
が実施されます
医療データ
（レセプト）
すべての健康保険組合は、2015年度から
「データヘルス計画」
を実施することになっています。
「データヘルス計画」
は
「日本再興戦略」
に盛り込まれた国家レベルでの取り組みです。
医療機関等で受けた診療内容
保険薬局での調剤内容
健康診断などを受診
加入者
健康診断特定健診
人間ドックがん検診など
など
データを活用して
みなさんを
よりヘルシーに！
①分析
健診データ
健康保険組合
医療データ、健診データから各健康保険組合の疾病傾向や加入者一人ひとりの健康状態を分析します。
②健康課題を発見
各データの分析結果から健康課題を発見します。
シャープ健保では
「データヘルス計画」
って、
なに？
安倍内閣が閣議決定した
「日本再興戦略」。その中の「戦略市場創造プラン」
に、国民の健康寿命の延伸を
めざす取り組みとして、
「データヘルス計画」
が含まれています。
「データヘルス計画」の狙いは、蓄積されたレセプト
（診療報酬明細書）
と健診結果のデータなどを活用す
ることで事業の実効性を高めていくことです。
健康保険組合などの保険者は、2014年度までにそれらの課題に応じて効果的な保健事業計画である
「データヘルス計画」
を作成し、
2015年度から実施することになっています。
■データヘルス計画の特徴として
1．
PDCAサイクルに沿った事業運営
2．
レセプト・健診情報を活用したデータ分析
3．
身の丈に応じた事業範囲
4．
コラボヘルス
（事業主との協働）
5．
外部専門事業者の活用
「データヘルス計画」を実施するにあたって重要なこと
は、
「計画」
「実施」
「評価」
「改善」のサイクル（PDCA サイク
ル）に沿って効果
的かつ効率的に
Act
PLAN
進めることです。
6．
アウトカムを重視・効果測定の徹底
（データ分析により費用対効果を追求）
などがあげられます。
6 WELL vol.45
Check
（評価）
③健康課題を解決するための保健事業を計画・実施
各健康保険組合の財政状況を踏まえ、費用対効果を考慮しながら、
加入者の特性に応じた保健事業を計画・実施します。
具体的にはシャープ健保では
PDCAサイクル
（改善）
生活習慣病、
新生物
（がん）
、
歯科医療費、
薬剤費が医療費の上位を占めている。
生活習慣病等の重症化リスクが高いにもかかわらず放置している人がいる。
ご家族および特例退職被保険者の特定健診受診率が低い。
営業拠点従業員が事業所従業員に比べ有所見率が高い。
1人当たり医療費は、
健診受診者より未受診者が、
非喫煙者より喫煙者が、非肥満者より肥満者が高い。など
事業の
見直し
データ分析
に基づく
事業の立案
データ分析
に基づく
効果測定・
評価
事業の実施
（計画）
DO
（実行）
重症化リスクの高い人を抽出して医療機関への受診勧奨を実施。
ご家族・特例退職被保険者の特定健診受診率向上策の実施。
メタボリックシンドローム対策強化
（保健指導、
運動習慣づくり、
若年層への早期アプローチ等）
。
がん対策
（がん検診機会拡大、
喫煙者対策等）
、
口腔衛生事業の強化。
営業拠点従業員への保健事業強化
（健康教育会開催、特定保健指導等）。
ジェネリック医薬品の利用促進。
など
これらの事業を
「PDCA サイクル」
に沿って効果測定・評価を行いながら実施します。
シャープ健保では、今までも積極的に保健事業を推進してきましたが、今後も「データヘルス計画」
に
基づき、
より効率的・効果的な保健事業を展開してまいります。
とくに
「コラボヘルス
（事業主との協働）
」
に
ついては、
2014年4月からスタートしたシャープ版健康経営
「けんこうシャープ23」
と歩調をあわせ、
ヘル
シーリテラシー
（健康意識）
の高い被保険者・被扶養者
（家族）
づくりをめざして取り組みます。
データヘルス計画の詳細は、
シャープ健康保険組合ホームページに掲載予定です。
WELL vol.45
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