第1号 若狭東がSPH研究指定校に決定 H27.4.17発行

若狭東高校
SPH
若狭東高校が、文部科学省より「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール
(略称SPH)」の指定を受けました。これは、社会の変化や産業の動向等に対応し、
高度な知識・技能を身につけた、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成するための3年間に
わたるプログラムです。全国では、本校を含めた10校が対象となりました。
本校が推進する研究テーマは、
「農業を中核に商業・工業と融合した産業を創り、
『地域資源を活かし売れる商品をつくるテクノアグリ』人材の育成」
です。専門教科の学習をもとに、社会で通用する専門知識・技術や実践力を身につけ、さらに、小浜
市をはじめとする地域社会を舞台に、地域の特産物のオリジナル商品の開発・販売等の活動を通じて、
地域産業の一役を担えるスペシャリストに育ってほしい、というのがこの事業の目標です。大切なこ
とは、君たち若狭東高校生が、この事業での経験を活かして、卒業後も実社会で活躍してくれるため
のプログラムなのです。
テクノアグリ(最先端農業)を中心に、総合産業高校の利点を活
かして、さまざまな学習の分野で取り組みを進めます。
①薬用植物の産地化 (「近代医学の祖」杉田玄白ゆかりの地小浜市では薬用植物の研究が開始しました。)
②薬膳料理や地域特産物を利用した加工品の研究と商品化
(
「生産から加工・調理まで」-農業は今や6次化産業として注目を集めています。
)
③植物工場など高度な施設園芸による生産と技術開発
(福井県は、安心安全な食品を提供する最先端技術「植物工場」に力を入れています。
)
こうした農業に関する学習を、校内に限らず大学等の研究機関や関連企業と
連携し、また、より専門的な立場の方からのアドバイスも頂きながら、地域社会
でも広く認められるプロジェクトとして発展させていきます。
本校に導入されている「植物工場」
(LED照明・水耕栽培装置)
今後は、課題研究等の授業や校内での講演会を通じて取
り組みを実践します。ここで大切なことは、卒業後の実社
会でも通用するための知識・技術を身につけたいという
あなた自身の積極的な姿勢です。まずは受け身にならず、少しでも興味・関心を持とう。「薬草に
はどんな効用があるのか。」、
「地域でオリジナル商品を販売したい。」、
「土を使わず野菜を育てるメ
カニズムを知りたい。」きっかけはどんなささいなことでも構いません。好奇心や探究心があなた
の成長につながるはずです。SPHに意欲的に参加し、社会で活躍するための原動力
を蓄えよう。
SPH についての質問や意見は…
大職員室 岡本先生まで (ささいなことでもOK)