(参考資料)各国の政策概要比較表 包括的少子化対 策 カテゴリー別政策 日本 韓国 シンガポール 少子化対策大綱 低出産・高齢社会基本計画 結婚・育児支援パッケージ2008 項目 シンガポール 韓国 日本 大枠 出会い支援 ■人口保健福 祉協会の 結婚支援 サイト (www.match.kr)を拡大・ 改編し、結婚関連 情報の提供及び相談ができる専門ポータ ルサイトを構築・運営 :Low costでの紹介、正確な信用管理等を 通じ、未婚者の接近性や信頼度を考えた 上での出会いの機会を提供 ■社会開発ユニットと社会開発サービスの 合併 (Merging of SDU and SdS) 1984年発足したSDUから53,000人、1985年 に発足のSdSから133,000人、約25年間で 両機関合わせて186,000人の縁を結んだ。 合併後の名称は当面SDU‐SDSとし、登録 者数は合計90,000人となる。 ■SDU TRUST 民間の結婚支援会社に対する政府の認定 制度 結婚意識の醸成 ■大学生・結婚予定者等に結婚準備プロ グラム運営 :健全な結婚観や価値観の確立、健康家 庭支援センターの教育プログラムを拡大・ 強化及び大学内の教養講座に家庭生活に 関する内容を補完 ■現役の兵役者及び予備兵役者を対象と した結婚・出産・育児関連教育の実施 :男性集合教育時間を活用」し、結婚・ 出 産・育児に対する認識を改善 ■SDU/SdSによる結婚観の教育 出張授業等を行い、結婚についての認識 を醸成する。 結婚支援 結婚支援政策 ■結婚と出産の対象年齢層である兵役者 に対する結婚初期生活安定化させる :既婚者は近いところに勤務場所を配置す る、配偶者の妊娠、子育ちによる入隊日の 延期を許可 住宅支援 ■住宅購入能力が低い無住宅・低所得の 新婚夫婦の住宅用意及び住居費の軽減 のために、「暖かみのある」住宅を特別供 給 :国民住宅、85㎡以下の公共賃貸住宅、60 ㎡以下の住宅の小型分譲住宅の30%や借 り家賃貸住宅を新婚夫婦に支援、住宅を 購入・リースする新婚夫婦には国民住宅基 金を通じ、低利の資金を支援(年間7 万世 帯) その他 - 153 - ■中央積立基金の補填的住宅助成金制 度(CPF (Central Provident Fund) Housing Top-up Grant Scheme) 独身の助成金受給者(以前転売物件を購 入した際に、独身の為の中央積立住宅交 付金を受け取った者)に住宅交付金を与え るもの。拡充交付金の金額:独身助成金既 受給者と家族助成金($30,000/家族の近く に住む場合S$40,000)*の差額 ・関連政策(Related Measures) 1) 婚約者制度(Fiance/Fiancee Scheme) 婚約者は結婚 包括的少子化対 策 日本 韓国 シンガポール 少子化対策大綱 低出産・高齢社会基本計画 結婚・育児支援パッケージ2008 ■周産期医療ネットワークの整備 ■周産期医療の診療報酬上の適 切な評価 ■超音波検事等の姙娠期間の中の産前検事 に対する妊婦負担を減らす方案を推進 :産前検査費用を健康保険財政から電子バウ チャーで支給 ■「いいお産」の普及 :安全で快適な出産環境により、妊 娠・出産に満足し、その後の子育 てが楽しいと感じられるような「い いお産」の普及を図る。 ■産婦人科施設が劣悪な地域を中心として、 移動産前診察サービスを提供する「会いに行く 産婦人科」事業を提供・全国に拡大実施 ■産婦お手伝いさんサービスを強化 ■分娩脆弱地域に対する公共投資強化 カテゴリー別政策 項目 出産支援 産前支援 韓国 シンガポール 日本 大枠 分娩支援 不妊治療支援 出産・ 養育に対する社会的責任強化 出産・ 養育支援政策 子育ての新たな支え合いと連帯 ■不妊専門相談センターの整備 ■特定不妊治療費助成事業の推 進 ■不妊施術の支援を拡大 乳児支援 ■新生児の体系的な健康管理規範を構築 :電子ネットワークを生かして出生の時から健 康管理システムを構築・提供 ■出産・育児関連の情報提供及び相談サービ スを提供 ■母性・乳幼児の健康管理を強化 :未熟児及び先天性障害児の医療費サポート、 広域単位の新生児集中治療センターの設置支 援及び育成、新生児健康検診項目を拡大・改 編、各種基礎検査の支援等 ■母乳授乳を増進するための広報活動及び実 践環境の造成 ■未熟児及び低体重児等がインキュベーター を利用する際に、健康保険の給与認定範囲を 拡大 ■低体重児・先天性 ■生殖補助治療の為の政府助成金 (Government Co-Funding for Assisted Reproduction Technology Treatment(ART)) 夫婦は政府助成金を最大3回の治療ま で受給できる。助成金の金額は、夫婦の 在留資格によって異なが、シンガポール 人同士の場合50%の最大S$3,000まで 受給できる。 ■補助受胎治療の為の医療口座 (Medisave for Assisted Conception Procedures) 1回目、2回目、3回目までそれぞれ、 S$6,000、S$5,000、S$4,000を口座より引 き出すことができる。 ■ベビーボーナス現金支給(Baby Bonus cash gift) 第1子、第2子出産時にはS$4,000、第3 子、第4子出産時にはS$6,000支給され る。 ■ベビーボーナス子供育成口座 (Children Development Account (CDA)) 子供育成口座への預金額と同額を出産 時に政府が支給するもの。上限は第1 子、第2子がS$6,000、第3子、第4子が S$12,000、第5子以降がS$18,000となっ た。 幼児支援 保育・ 養育支援 ■親子税額控除 (Parenthood Tax Rebate (PTR)) 親子税額控除が2008年以降に生まれた か養子縁組をした全てのシンガポール人 の子供に拡張される。 ■小児救急医療体制の推進 ■小児科医師等の確保・育成 ■成長医療に関する全国的なネッ トワークの構築 保育支援 保育者への支援 ■子育て短期支援事業の推進 :ショートステイ事業の推進、ショー トステイ事業の推進 ■幼稚園就園奨励事業の推進 ■ファミリー・サポート・センターの 推進 ■子育てNPOや子育てサークル の育成 ■老若男女の地域住民の主体的 な子育て支援活動、交流の促進 ■妊産婦医療口座パッケージ (Medisave Maternity Package) 出産前の医療費の為に医療口座から最 大S$450引き出せる。 ■0∼4歳児童へ保育・教育費の支援対象や支 援比率」を拡大 :都市労働者の月平均所得の100%以下の世 帯の家庭を対象として差等支援、全額支援対 象を所得下位50%以下まで拡大(2009年) ■保育電子バウチャー制度の導入 :乳幼児の親が保育園・幼稚園を利用する時 に」使用する。 ■保育情報のポータルシステムを構築 ■満5歳児童の保育・教育費の支援、2子女以 上の世帯に対する追加支援、障害児・農業人 の乳幼児の養育費の支援 ■保育施設を利用していない児童に対して、養 育費を支給 - 154 - ■外国人家事労働者関税割引(Foreign Domestic Worker Levy Concession) 月額$265の外国人家事労働者関税が、 適性基準を満たす場合、$95割引かれ、 月額$170となる。 ■保育支援祖父母控除 (Grandparent Caregiver Relief) 義理の祖父母、祖父母、義理の親、親が 自分の12歳以下のシンガ ポール人の子供の面倒を見ている場 合、S$3,000請求できる。 日本 保育施設への支援・ 啓発 ■地域における子育て支援の拠 点の整備 :つどいの広場事業の推進、地域 子育て支援センター事業 ■一時・特定保育の推進 ■商店街の空き店舗を活用した子 育て支援事業の推進 ■シルバー人材センターによる高 齢者活用子育て支援事業の推進 ■地域住民による子どもの基本的 生活習慣の形成の促進 保育・ 養育支援 出産・ 養育に対する社会的責任強化 出産・ 養育支援政策 子育ての新たな支え合いと連帯 ■幼稚園における地域の幼児教 育センターとしての機能の充実 ■幼稚園と保育所の連携、就学前 教育・保育と小学校の連携 ■総合施設の制度化 ■幼稚園及び保育所における自 己評価や第三者評価の推進 ■保育所の受入れ児童数の拡大 ■休日保育の推進 ■延長保育の推進 ■夜間保育の推進 ■乳幼児健康支援一時預かり(病 後児保育)の推進 韓国 ■国公立保育施設の継続的な拡充 ■乳幼児のための統合的な育児支援施設を設 置および支援 :学校を新設する際は、併設幼稚園を設立等 ■事業場内の保育施設の設置や運営支援を 拡大 ■民間の保育施設のサービス改善のため、保 育施設評価認証制を実施する等、施設運営の 透明性を向上 ■時間延長型の保育サービス拡大を支援 :時間延長保育のための保育教師の人件費の 80%(民間保育施設の場合は100万ウォン/月) を支援 ■地域内の保育コミュニティーを構築 ■終日制の幼稚園を2008年91%から2010年 100%まで拡大 シンガポール ■強化版施設託児所保育(Enhancing the Quality, Affordability and Accessibility of Centre-Based Childcare) 働く親の為に購入しやすく高品質な保育 を提供すべく、5年間で保育施設を増大 していく計画。政府は5年間で200の新た な保育施設と20,000の保育機会の提供 を促進する。2013年までに毎年S$2100 万が資金提供される。 ■幼稚園教育の質の強化 (Enhanced Quality of Kindergarten Education) 業員への初期教育者適性審査と高等教 育によって、幼稚園の教育の質を向上す る。2013年までに、教育省は幼稚園の教 育適性者への資金提供を、現在の S$1,700から$S6,250へ増額する。 ■子供ドルボミ(ベビーシーター)サービスの拡 大 ■放課後児童クラブの推進 教育支援 ■家庭教育に関する学習機会や 情報の提供の推進 ■ITを活用した家庭教育支援手法 の普及 ■放課後学校の活性化するために制度の改善 や低所得層の支援 :運営の開放性を拡大し、多様な教育機会を提 供する、低所得層の児童には放課後学校の利 用料をバウチャーの形態で支援する等 ■放課後学校の保育教室の運営を拡大 ■学校における心身の健康相談 等の充実 安全な育児環境支援 ■喫煙防止対策の推進 ■家庭内等における子どもの事故 防止対策の推進 ■子育てを支援するゆとりのある 住宅取得等の支援 ■シックハウス対策の推進 ■建築物のバリアフリー化の促進 ■公共交通機関のバリアフリー化 の推進 ■歩行空間のバリアフリー化の推 進 ■あんしん歩行エリアの整備 ■安全・快適な道路交通環境の整 備 ■都市公園のバリアフリー化等の 推進 ■河川空間のバリアフリー化の推 進 ■海岸保全施設のバリアフリー化 の推進 ■歩車分離式信号の運用の推進 ■建築物における事故防止対策 の推進 ■劇場等において、乳幼児同伴に 配慮した区画された観覧室の設置 の促進 ■子育てバリアフリーの意識啓発 等の推進 ■輸送分野における子育て支援 活動の推進 ■育児にかかる製品の安全性の 確保 ■子どもを犯罪等の被害から守る ための取組の推進 ■「安全・安心まちづくり」の推進 ■サイバー家庭学習の充実化 ※その他の政策(次ページ参照)において 「■安全事故予防のための協力体系の強化や 教育・広報の強化」 「■児童安全に関する統計基盤を構築」の項 目、 「■校内暴力」に関する諸項目あり - 155 - ■有資格子控除(Qualifying Child Relief (QCR) 有資格子控除額がS$2,000からS$4,000 へ増額。 日本 韓国 多子女家庭に対する支援 ■多子女家庭に有利な所得控除体系を改編 ■3子女以上の世帯に対しては自動車(1台)の 収得税や登 録税を50%軽減 ■健康保険料の賦課体系を改善 :多子女世帯や育児休暇者の健康保険料を軽 減 ■国民年金へ出産クレジットを加算する制度を 充実化する ■多子女世帯に住宅分譲に対してインセンティ ブを付与 :民営住宅・公共機関が建設する住宅量の3% 以内で特別供給を実施 ■多子女世帯が住宅ローンを利用する場合、 優待金利や限度上向を適用 シングルマザー への支援 ■総合的な自立に向けた支援の 推進 :子育て・生活支援策の推進、就 業支援策の推進 シンガポール ■第三子優先制度 三人以上の子供がいる親の為に最大 5%の入居可能な住宅が確保される。 ■シングルマザー・ファザーの支援する拠点機 関を運営(09年∼) ■基礎生活補助の適用基準を緩和して、生計 支援(09年∼) ■母子・父子家庭の家族の居住地支援 :母子・父子家庭が子女を養育できるよう、小さ い共同生活家庭を拡大(10年∼)、未婚母施設 を未婚母子施設へ転換(09年∼) 保育・ 養育支援 出産・ 養育に対する社会的責任強化 出産・ 養育支援政策 子育ての新たな支え合いと連帯 ■虐待防止ネットワークの設置 ■育児支援家庭訪問事業の推進 ■児童相談所の夜間対応等の体 制整備 ■虐待対応のための協力医療機 関の充実 ■児童家庭支援センターの整備 ■情緒障害児短期治療施設の整 備 ■施設の小規模化の推進 ■里親の拡充 ■自立援助ホームの整備 ■虐待対策に関する最新の知見 の集積及び調査・研究 ■学校等における児童虐待防止 に向けた取組に関する調査研究 その他 ■地域における障害のある児童と その家族への支援 :訪問介護(ホームヘルプサービ ス)事業の推進,障害児通園(児童 デイサービス)事業の推進,重症心 身障害児(者)通園事業の推進,障 害児(者)短期入所(ショートステ イ)事業の推進 ■障害児の活動する場の確保等 の推進 ■発達障害に対する一貫した支援 ■小児慢性特定疾患対策の推進 ■生命尊重及び妊娠中絶の予防に対する国 民意識改善事業を実施する。 ■不適切な妊娠中絶を予防するための社会ネ ットワークを強化 ■小児医療の診療報酬上の適切 な評価 ■予防接種の推進 ■「食育」の推進 ■子どもの生活習慣の改善 ■子どものこころの健康支援の推 進 ■思春期保健対策等の推進 - 156 - ■障害児控除 (Handicapped Child Relief (HCR)) 障害児控除額が$3,500から$5,500へ増 額 ■働く母の子控除 (Working Mother s Child Relief (WMCR)) シンガポール人の子を持つ働く母は拡充 された働く母の子の税額控除を、最大 100%を全ての子供に対して受けることが できる。QCR/HCRとWMCRの合計 S$50,000を上限として請求することがで きる。 包括的少子化対策 日本 韓国 シンガポール 少子化対策大綱 低出産・高齢社会基本計画 結婚・育児支援パッケージ2008 カテゴリー別政策 項目 シンガポール 韓国 日本 大枠 休暇支援 出産支援 ■配偶者出産休暇制を導入 :男性に3日間の出産休暇を付与、無給 (08年∼) ■出産休暇の延長 (Extended Maternity Leave) 12週から16週に延長された。後半の8週 間は出産から12か月の間に自由に消化 することができる。 ■政府負担養子休暇(Government-Paid Adoption Leave) 2004年8月1日に導入された養子休暇で は、6ヶ月以下の新生児を養子にした場合 4週間の休暇が与えられるが、雇用者が 有給で休暇をとらせた場合、雇用者に政 府がS$10,000を上限として4週間分の給 料を負担することとなった。 現金支援 その他 ワーク・ ライフ支援 仕事と生活の両立政策 仕事と家庭の両立支援働き方の見直し ファミリー・ フレンドリーな男女平等社会の助成 ■産前後休暇給料の支援を拡大を推進 ■流産・死産休暇に対する給料を支援 :中小企業は、休暇期間の全体に対して、 大企業は30日まで雇用保険から支援 ■妊娠・出産等を理由とした不利益取扱 いの是正 ■母性健康管理対策の推進 育児休暇・ 取得促進 ■育児休業制度の定着 ■育児休業の取得促進、子育て期間中の 勤務時間短縮等の措置の普及促進 ■時間外労働の制限、深夜業の免除、子 の看護休暇の制度の定着 :育児中の労働者が請求した場合には、 時間外労働が制限(年150時間まで)さ れる制度及び深夜の労働が免除される制 度や、労働者が病気やけがをした子の看 護のために休める制度の周知・徹底を図 る。 ■再就職準備支援の推進 ■育児時間に配慮した職業訓練等の推 進 ■両立支援ハローワークにおける再就職 の援助等の推進 ■求人年齢の上限の緩和促進 :育児が一段落し、再就職を希望する者 等が、求人の年齢制限により求職活動の 制約を受けることがないよう、ハローワー クの窓口等で個別の企業に対する啓発・ 指導等行うなど ■求職者の保育所利用の促進 :育児が一段落し、再就職を希望する者 への支援 柔軟な労働形態の推進 ■柔軟な転換制度の導入の推進 :働き方の多様な選択が可能となるよう、 コース別雇用管理制度を導入している企 業における総合職・一般職相互間のコー ス転換制度の導入を推進する。 ■多様就業型ワークシェアリングの普及 促進 ■テレワークの普及促進 ■公務員の勤務形態の弾力化・多様化 ■育児休暇の活性化を支援 ■育児期の勤務時間短縮制度の活性化 ■勤務形態の柔軟化 :選択的・フレックス勤務制度等の多様な 勤務形態を広報・開発 - 157 - ■保育休暇の延長(Extended Childcare Leave) 7歳以下のシンガポール人の子供を有す る働く親は、年間6日間の有給保育休暇を 享受することができる。初めの3日間は雇 用者負担となり、後半3日間はCPF補填も 含めS$500を上限とし政府が負担する。 ■新乳児保育休暇(New Infant Care Leave) 2歳以下のシンガポール人の子供を有す る働く親は、年間6日間の無給乳児保育 休暇を享受できる。 日本 企業への支援・ 啓発 ■一般事業主行動計画の策定・実施の支 援 ■男性の子育て参加促進に向けた取組 の推進 :男性の子育て参加を促進するため、企 業トップを含めた職場の意識改革、管理 職や従業員への研修の実施、育児休業 取得者が出た場合の雇用管理ルールの 明確化等の取組を推進する。 ■個々人の生活等に配慮した労働時間 の設定改善に向けた労使の自主的取組 の推進 ■長時間にわたる時間外労働の是正 ■パートタイム労働者の均衡処遇の推進 ■企業におけるポジティブ・アクションの普 及促進 ファミリー・ フレンドリーの気運醸成 ワーク・ ライフ支援 ファミリー・ フレンドリーな男女平等社会の助成 仕事と生活の両立政策 仕事と家庭の両立支援働き方の見直し ■ファミリー・フレンドリー企業の普及促進 ■仕事と生活の調和キャンペーンの推進 ■年次有給休暇の取得促進 韓国 シンガポール ■企業認証制等のファミリー・フレンドリー 企業を支援 :ファミリー・フレンドリー優秀企業認証マ ークの付与等 ■ファミリー・フレンドリー企業経営モデル を開発・支援 ■ファミリー・フレンドリーな教育プログラ ムを開発・普及を推進 ■「出産女性新規雇用促進奨励金」を支 援 ■非正規女性勤務者のための「妊娠・出 産後継続雇用支援金」を支援 ■ワーク・ライフ・バランスがうまくいく!基 金(Work-Life Works! (WoW!) Fund) WoW!基金は、仕事場へのワーク・ライフ 基準導入を雇用者に促す目的で、企業に 支給される政府助成金である。WoW!基 金は、ワーク・ライフ基準導入に係るコスト 負担を助ける。認証されたプロジェクトは その導入費用の80%、最大S$20,000の助 成金を受けることができる。2004年から 2007年までにS$1,000万が投入され、2008 年から新たにS$1,000が投入された。 ■ファミリー・フレンドリー職場環境作りの ための認証事業の推進する汎国民的な 家族親和認証委員の構成及び運営 ■家族看護休職制の導入を推進 ■再就業支援プログラムの運営 ■雇用センターの女性就業支援機能を強 化 ■ファミリー・フレンドリー地域社会環境作 り :地域の図書館・学校・博物館等をフェミリ ーフレンドリー空間として活かせるプログ ラムの支援、「フェミリーフレンドリー村」の 造成及び「ファミリー・フレンドリー村」のモ デル開発・普及 その他 ■家族形態や一生週期による多様な教 育プログラムの開発・普及 ■家族形態の特製に合せた多様な家族 支援サービスを開発・提供 ■多様な家族向けのレジャープログラム の開発及び家族向けの観光インフラを拡 充 ■新しい家族文化の拡散のためのコンテ ンツを開発・普及 ■低出産・高齢社会に関する学校教育を 強化 ■低出産・高齢社会に関する汎国民認識 改善運動を強化 ■児童・青少年対象の地域社会教育プロ グラムの運営及び強化 - 158 - 包括的少子化対策 日本 韓国 シンガポール 少子化対策大綱 低出産・高齢社会基本計画 結婚・育児支援パッケージ2008 ■初等中等教育段階におけるキャリア教 育の推進 ■キャリア探索プログラムの推進 ■インターンシップ(就業体験)の推進 ■若年者のためのワンストップサービスセ ンター(ジョブカフェ)における支援の推進 ■若年者試行雇用の活用 ■日本版デュアルシステムの推進 ■キャリア・コンサルタントの養成・活用の 推進 ■職場定着の促進 ■日本学生支援機構奨学金事業の充実 ■心理・精神的な障害がある児童に専門 的で、幅広いサービスを提供 ■脆弱地域の貧困児童に対して、段階別 発達経験サービスを提供する ■貧困の悪循環を切るためのDreamSta rt事業を実行 ■児童発達支援口座の拡大 :児童の月貯金額と同様な金額を政府が 支援し、児童が18歳になった時、自立資 金として活用する カテゴリー別政策 項目 韓国 シンガポール 日本 大枠 学習・ 就業支援 豊かな体験活動 健全な未来世代の育成 未来世代の育成 教育環境の改善 若者の自立とたくましい子どもの育ち 生/命の大切さ、家庭の役割等についての理解 ■子どもの多様な活動の機会や場所づく りの推進 ■地域ボランティア活動の推進 ■学校における体験活動の充実 ■青少年の自立を支援する体験活動の 充実 ■こどもエコクラブ事業の推進 ■子どもパークレンジャー事業の推進 ■農林漁業体験活動等の推進 ■都市公園の整備 ■河川空間を活用した体験活動の推進 ■自然・社会教育活動等の場としての海 岸づくり ■義務教育改革の推進 ■「生きる力」の育成 ■地域に開かれ信頼される学校づくり ■特色ある高等学校づくり ■乳幼児初期からの読書指導、図書の支 給(レンタル)等の修学前の児童認知発達 に早期投資を通じ、国家人的資本開発及 び出発機会の公平性を提供 ■「第2次子供安全総合対策」の推進 ■安全事故予防のための協力体系の強 化や教育・広報の強化 ■児童安全に関する統計基盤を構築 ■校内暴力の予防・根絶を支援する推進 体系の構成及び運営の活性化 ■被害者の保護プログラム及び加害者の 善導プログラムを強化 ■校内暴力の被害申告及び相当機能の 強化 ■校内暴力の予防する教育・広報等を強 化 家族や生命に関 する意識啓発 ■乳幼児とふれあう機会の拡大 ■生命の大切さや家庭の役割等に関する 学校教育の充実 ■安心して子どもを生み育てることができ る社会について地域住民や関係者が参 加して共に考える機会の提供 多様な家族支援 ■養子縁組の家庭に対する養育負担を 軽減 ■里親の支援要でも及び手続き部分での 制度的な改善を推進 ■養子縁組の発展のための意識改善事 業を推進 - 159 - 日本 韓国 子ども・ 青年の保護ネットワーク強化 健全な未来世代の育成 未来世代の育成 その他 若者の自立とたくましい子どもの育ち 生/命の大切さ、家庭の役割等についての理解 ■虐待児童の早期発見及び予防体系構 築 ■統合的な児童保護体系の構築や専門 性を強化 ■児童虐待の予防のための広報及び教 育を強化 ■失踪児童の早期発見、保護システムの 構築等の児童保護インフラを拡大 ■児童・青少年の放課後サービスの効率 的な管理運営体制を構築 ■青少年支援センターを拡充・支援 ■関連機関の間のネットワークを構築 ■青少年有害環境の遮断対策を強化 ■青少年有害環境浄化のための社会的 ネットワークを強化 ■肥満児童の健康を体系的・均衡的に管 理・支援 ■学校の保健教育環境を改善 ■学生対象の疾病予防プログラムの運営 を強化 ■喫煙等の有害行動を減少させる事業を 推進 ■学校と保健所のネットワークを通じ、学 生健康管理を強化 - 160 - シンガポール
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