Fukuoka Growth 05 人とモノのゲートウェイ (Version1.2) 福岡の成長ポテンシャル 公益財団法人福岡アジア都市研究所 情報戦略室 後藤 太一 畠山 尚久 山田 美里 福岡市には航路、空路、鉄道全てのターミナルが揃い、いずれも都心から近い位置にあります また、都市高速道路が都心から広域道路ネットワークにダイレクトにアクセスしています コンパクトなエリアに集中するターミナルは、目的地への移動や待ち時間のストレスを軽減し ビジネスや観光など、効率的で充実した滞在時間を可能とします アジアやヨーロッパの巨大なハブ空港、港湾と直通路線があり 福岡市は、日本と世界の価値を結びつける窓口として、重要な役割を担っています 博多港が1200年以上の「国際港」としての歴史を持つことは 福岡市が国際的な人流、物流の拠点として最適な場所であることの証左です アジアが急速に成長する今、日本、ヨーロッパとアジアをつなぐ 戦略的な拠点として、福岡市は国内で最適な立地です 世界へのゲートウェイとして、異なる文化や価値をダイレクトに結びつけ 九州、日本の新しい可能性を切り開いていきます コンパクトな都心エリアに集中する空路・航路・鉄道・高速道アクセス FG05-002 半径5km圏内の交通ターミナル 福岡IC JR貨物福岡ターミナル 博多港国際ターミナル (天神からバス10分) 都心 エリア 博多駅 福岡空港) 福岡市は、都心から近いコンパクトなエリアに陸路、空路、航路、鉄道のターミナルがあり、人もモノの移動の利便性に優れていま す。 資料:福岡市 九州の窓口として人流と物流の中心 出入国者数・貿易額(国内シェア・2012年) FG03-003 日本 出入国者数;55,441,070人(100%) 貿易額;134.4兆円(100%) 福岡県 出入国者数; 3,730,757人(6.7%) 貿易額;6.3兆円(4.7%) 九州 出入国者数; 4,436,986人(8.0%) 貿易額;10.8兆円(8.0%) 九州における海外との人やモノの流れは福岡市がその 中心となっており、アジア・世界への窓口としての立地 優位性を示しています。 福岡市 出入国者数; 3,652,935人(6.6%) 貿易額;3.4兆円(2.5%) 福岡都市圏+北九州都市圏 出入国者数; 3,918,089人(7.1%) 貿易額;7.1兆円(5.3%) 資料:財務省「貿易統計」(2012年・速報値含む),法務省「出入国管理統計」(2012年) *福岡都市圏:福岡市、筑紫野市、春日市、大野城市、宗像市、太宰府市、古賀市、福津市、糸島市、筑紫郡那珂川町、糟屋郡宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、新宮町、久山町、粕屋町 *北九州都市圏:北九州市、直方市、行橋市、豊前市、中間市、宮若市、遠賀郡芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町、鞍手郡小竹町、鞍手町、京都郡苅田町、みやこ町、築上郡吉富町、上毛町、築上町、山口県下関市 (人流)利用客数上位空港は年間5000万人超 FG05-004 利用客数上位空港(2012年) (順位) (百万人) 95.5 (1) アトランタ(USA) (2) 北京(中国) (3) ロンドン(英国) (4) 羽田 66.8 (5) シカゴ(USA) 66.6 (6) ロサンゼルス(USA) 63.7 (7) パリ(フランス) 61.6 (8) ダラス(USA) 58.6 (9) ジャカルタ(インドネシア) 57.8 (10) ドバイ(UAE) 57.7 (12) 香港(中国) 56.1 (18) 広州(中国) (21) 上海(中国) (29) 仁川(韓国) (圏外) 成田 81.9 70.0 48.6 44.9 39.2 30.2 札幌 17.5 福岡 17.4 世界の空港利用客数上位は、いずれも5000万人超が利用しており、日本からは羽田空港が4位にランクインしています。そのほか 北京やジャカルタ空港がランクインしているほか、中国や韓国の主要空港が上位30位以内に入っています。成田空港は圏外ですが、 羽田空港とともに首都圏にあり、両者を合わせると上位空港を上回る利用者となります。 福岡空港は、約1740万人の利用となっています。 資料:ACI - Airports Council International 三大都市圏に次ぐ外国人入国空港・港湾 FG05-005 国際線出入国者数上位空港・港湾(2012年) (千人) 関西AP 羽田AP 23,910 11,952 成田AP 10,813 5,412 7,904 3,930 入国者 中部AP 2,138 福岡AP 1,482 新千歳AP 博多 4,250 出国者 2,967 544 1,084 349 686 国内空港及び港湾の国際路線における出入国者数は、福岡空港が首都圏、関西圏に次ぐ多さであるのに加え、博多港も札幌・新千歳 空港に次ぐ多さとなっており、海外と往来する人にとって、福岡市は空、海とも重要な窓口となっています。 資料:国土交通省東京航空局、大阪航空局(2012年速報)、出入国管理統計(2012年・法務省) 世界に広がる空路ネットワーク FG05-006 福岡空港の国際航空路線と1週間あたり便数 主要都市から福岡空港への所要時間 ソウル(韓国) 1:15 上海(中国) 1:40 北京(中国) 2:30 香港(中国) 4:40 シンガポール 6:15 アムステルダム(オランダ) 10:40 都心から地下鉄で5分の世界でもまれに見る利便性の高い福岡空港からは、数多くの国際線が就航しており、数多くのデイリー便が あるアジア各地域のほか、ヨーロッパのハブ空港であるアムステルダム空港にも直行便があります。 資料:福岡県空港計画課(2013年6月) *片道1便で計算 *□は毎日運行路線 1日400便超が離発着 FG05-007 福岡空港の国内航空路線1日あたり便数 国内線は羽田、大阪などの主要路線をはじめ、国内のほとんどの地域への路線が就航しており、1日あたり400便を超える離発着と なっています。 資料:福岡県空港計画課(2013年6月) *片道1便で計算 利用客数国内4位 FG05-008 利用客数上位空港(2012年) (千人) 羽田 66,798 7,931 30,217 26,980 成田 新千歳 1,079 17,463 福岡 2,978 17,417 関西 11,045 15,905 那覇 594 15,108 13,218 大阪 中部 鹿児島 熊本 4,395 109 35 9,101 4,709 2,910 福岡空港は、年間利用客数は国内4位となっています。 資料:国土交通省「空港管理状況調書」 *2012年は速報値 *離発着回数2011年1位羽田379,670回、2位成田184,758回、3位福岡139,106回(資料福岡県) 国際線 国内線 減少傾向から増加に転じた利用客数 FG05-009 福岡空港利用客数の推移 (千人) 19,688 17,184 19,455 17,283 19,493 17,283 国際線 18,838 17,098 18,510 16,339 18,652 16,452 18,192 15,981 17,890 17,417 17,291 15,630 15,149 国内線 15,902 16,345 13,910 13,938 12,943 15,394 14,439 2,504 2,172 2,211 1,740 2,172 2,200 2,211 2,260 2,142 1,991 2,407 2,451 2,978 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 福岡空港の利用客数は、使用機体の中小型化の流れなどを受けて、国内線ではやや減少傾向にありましたが、2012年は再び増加。 今後は、既に一部乗り入れが始まっているLCC*の増加や滑走路の増設計画など、さらに離発着数の増加、それにともなう利用客数の 増加が見込まれます。 資料:国土交通省「空港管理状況調書」 *2012年は速報値 *LCC;ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、効率 的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社 国内外の旅客結節点である博多港 FG05-0010 国際航路(博多-釜山) 離島航路 小呂島 湾内・近距離航路 玄海島 釜山 対馬 志賀島 壱岐 海の中道 博多 能古島 博多 百道 博多 五島 区分 国際航路 行先 釜 山 1日 便数 1 7JF 所要時間 区分 5:30 2:55 離島航路 行先 壱 岐 ・ 対 馬 五 島 1日 便数 5 5JF 1 所要時間 4:35 2:15 9:00 区分 湾内 近距離 航路 行先 博多-海の中道 博多-志賀島 百 道 - 海 の 中 道 姪浜-能古島 博多-玄海島 姪浜-小呂島 1日 便数 7 16 7 23 7 2 所要時間 海の玄関口である博多港は、国内でも数少ない海外との定期旅客便が就航しており、国内で唯一ジェットフォイル便による国際路線 があります。釜山へのジェットフォイル便は1日7往復あり、最速2時間55分で結ばれています。 資料:福岡市港湾局(2013年8月) *便数JFはJetfoil *所要時間は最短 0:15 0:33 0:15 0:10 0:35 1:05 外国航路として定着 FG05-011 博多港利用客数の推移 (千人) 1,976 2,026 2,023 1,974 1,958 2,008 2,121 1,794 1,575 401 2000 1,563 1,484 1,280 1,257 1,277 1,242 490 507 2001 2002 2003 660 677 752 844 845 2004 2005 2006 2007 2008 1,962 1,754 1,121 636 2009 1,116 1,089 1,112 1,287 内国航路 1,994 1,748 1,363 463 外国航路 2,087 873 2010 664 2011 846 2012 日本一の国際航路(釜山路線)利用者数は、経済情勢や国際情勢、為替レートなどの影響を受けますが、一旦減少しても回復が早い 傾向にあり、両都市を結ぶ足として定着していることがうかがえます。 資料:博多港統計年報 *2012年は速報値 海外クルーズ船寄港数国内1位 FG05-012 博多港のクルーズ客船入港隻数推移 (隻) 112 84 55 35 20 2006 42 30 15 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 博多港は、一度に数千人が乗船する大型のクルーズ船寄港地として国内で最も多く利用され、国際情勢などに左右されるものの、ニ ーズの多様化を受けてその数は増加傾向にあります。 資料:博多港統計年報 *2012年は速報値、2013年は予定(8月現在) (物流)世界の物流の中心はアジアへシフト FG05-013 貨物取扱量上位港湾 (順位) 2011年 1988年 (順位) (億t) (億t) (1) シンガポール 3.1 (1) 上海(中国) (2) ロッテルダム(オランダ) 3.1 (2) シンガポール (3) サウスルイジアナ(USAルイジアナ州) 1.8 (3) 天津(中国) (4) 香港(中国) 1.7 (4) ロッテルダム(オランダ) 4.3 (5) 上海(中国) 1.7 (5) 広州(中国) 4.3 (6) 千葉 1.6 (6) 青島(中国) (7) ヒューストン(USAテキサス州) 1.5 (7) 寧波(中国) (8) 蔚山(韓国) 1.5 (8) 泰皇島(中国) 2.8 (9) 名古屋 1.3 (9) 釜山(韓国) 2.8 (10) NY・NJ(NY州・NJ州) 1.2 (10) 香港(中国) 2.8 (12) 横浜 1.2 (18) 名古屋 (14) 神戸 1.0 (22) 千葉 (19) 東京 0.9 (31) 横浜 (20) 北九州 0.9 (36) 北九州 1.0 (21) 大阪 0.9 (40) 大阪 0.9 (圏外) 博多 (42) 神戸 0.9 (45) 東京 0.8 (圏外) 博多 0.2 5.9 5.3 4.6 3.7 3.5 1.9 1.5 1.2 0.3 物流は、世界的にはアジアの台頭がめざましく、特に中国の貨物取扱量、拠点となる港も急増してることがわかります。日本はかつ て上位10港に数えられる港もありましたが、相対的な地位は低下しており、博多港も取扱量としてはアジアの各港の規模には及びま せん。 資料:American Association of Port Authorities , World Port Rankings 2011 港湾統計年報2011(国土交通省) *NY・NJ;New York , New Jersey アジアの各港でコンテナ取扱量が急増 FG05-014 コンテナ取扱量上位港湾 (順位) 2011年 1980 (順位) (百万TEU) (百万TEU) (1) NY(USAニューヨーク州) 1.9 (1) 上海(中国) (2) ロッテルダム(オランダ) 1.9 (2) シンガポール (3) 香港(中国) 1.5 (3) 香港(中国) (4) 神戸 1.5 (4) 深セン(中国) (5) 高雄(台湾) 1.0 (5) 釜山(韓国) (6) シンガポール 0.9 (6) 寧波(中国) 14.7 (7) サンファン(USAプエルトリコ自治連邦区) 0.9 (7) 広州(中国) 14.4 (8) ロングビーチ(USAカリフォルニア州) 0.8 (8) 青島(中国) 13.0 (9) ハンブルグ(ドイツ) 0.8 (9) ドバイ(UAE) 13.0 (10) オークランド(USAカリフォルニア州) 0.8 (10) ロッテルダム(オランダ) (13) 横浜 0.7 (27) 東京 (18) 東京 0.6 (40) 横浜 (39) 大阪 0.3 (47) 名古屋 2.5 (46) 名古屋 0.2 (49) 神戸 2.5 (圏外) 博多 31.5 29.9 24.4 22.6 16.2 11.9 4.6 3.1 0.9 コンテナ取扱量でみると、中国や韓国の港湾の台頭がさらに顕著で、各港湾とも規模が巨大化していることがうかがえます。 資料:American Association of Port Authorities , World Port Rankings 2011 港湾統計年報2011(国土交通省) *TEU(Twenty-foot Equivalent Unit): コンテナを数えるときの単位・20フィートコンテナ換算個数 *NY ; New York 航空貨物は中国に加え欧米も多い FG05-015 貨物取扱量上位空港(2012年) (順位) (千t) (1) 香港(中国) 4,062 (2) メンフィス(USAテネシー州) 4,016 (3) 上海(中国) (4) 仁川(韓国) 2,457 (5) アンカレッジ(USAアラスカ州) 2,450 (6) ドバイ(UAE) (7) ルイビル(USAケンタッキー州) 2,168 (8) パリ(フランス) 2,151 (9) フランクフルト(ドイツ) 2,066 (10) 成田 2,006 (23) 羽田 (29) 関西 (圏外) 福岡 2,939 2,267 910 723 241 航空貨物は、中国に加えアメリカやヨーロッパの空港も上位に入っています。日本では羽田空港や関西国際空港がやや多くなってい ます。 スピーディーな物流が求められるものは航空貨物の利用が中心となるため、民間国際貨物大手のフェデラル・エクスプレスの拠点が あるメンフィスやアンカレッジ、同じくUPSの拠点があるルイビルなど、アメリカやヨーロッパの空港取扱量も多くなっています。 資料:ACI - Airports Council International2012速報 航空管理状況調書2012速報値(大阪航空局) 中国や韓国、ASEAN、欧米との貿易 FG05-016 国・地域別「輸出額」(2011年) 福岡空港・博多港計 国・地域別「輸入額」(2011年) 福岡空港・博多港計 (百万円) (百万円) 573,696 中華人民共和国 359,632 大韓民国 191,981 アメリカ合衆国 EU 台湾 シンガポール 香港 大韓民国 アメリカ合衆国 173,838 148,311 122,264 365,710 中華人民共和国 125,090 106,512 台湾 88,613 タイ 77,817 マレーシア 57,328 EU 54,922 48,922 83,058 マレーシア 50,764 インドネシア タイ 43,300 ベトナム 24,516 ロシア 39,533 フィリピン 24,059 ASEAN輸出上位6カ国計 その他 292,645 ASEAN輸入上位6カ国計 266,289 その他 253,737 160,809 博多港と福岡空港を合わせた貿易相手国・地域は、中国と韓国が上位となっています。このほか、アメリカやEU、台湾なども多く なっています。また、アセアン諸国を合計すると、中国や韓国に次ぐ規模となります。 資料:門司税関「外国貿易年表」 *ASEAN輸出上位6カ国 ; シンガポール,マレーシア,タイ,フィリピン,ベトナム,インドネシア *ASEAN輸入上位6カ国 ;タイ,マレーシア,インドネシア,ベトナムフ,ィリピン,シンガポール 日本とアジア・北米・ヨーロッパを結ぶ海上物流拠点・博多港 FG05-017 博多港定期コンテナ航路直接寄港地 36航路・月間204便、立寄15ヶ国・地域、45港(2013年8月) 航路1・月4便 ●北米地域 ・アメリカ ダッチハーバー、ロサンゼルス、オークランド ●欧州地域 航路1・月4便 ・ベルギー ・イギリス ・フランス ・ドイツ ・オランダ アントワープ フェリクストゥ ルアーブル ブレーメルハーフェン、ハンブルグ ロッテルダム ●東南アジア地域 ・マレーシア ・フィリピン ・シンガポール ・台湾 ・タイ ・ヴェトナム ●北東アジア地域 ・ロシア ・中国 ・韓国 航路12・月48便 パシールグダン 、ポートケラン 、タンジュンペラパス マニラ、カガヤン・デ・オロ シンガポール 高雄、基隆、台中、台北 バンコク、レムチャバン ダナン、ハイフォン 、ホーチミン 航路22・月148便 ウラジオストク 赤湾、大連、香港、連雲港、 南沙、寧波、青島、上海、蛇口、 太倉、天津、威海、厦門、煙台、塩田、湛江 釜山、光陽、馬山、蔚山 2013年5月・国際港湾協会(IAPH) 日本初の「港湾環境賞金賞」受賞 世界最高水準のエコ・ターミナルの実現を目指し、貨物運搬などに使用する機 器の技術開発に対する取り組みを評価 1)CO2排出量74%削減(年間2,142トン)*約600haの森林年間吸収量に相当 2)エネルギーコスト68%削減※検証中 博多港には、成長著しいアジア各港への定期コンテナ便をはじめ欧米との定期便もあり、日本とアジア、世界を結ぶ重要な拠点港で あることがわかります。 港湾施設の近代化を進めており、先端技術により荷役時間の短縮や環境対応を実現し、5月には国際港湾協会から日本初の「港湾環 境賞金賞」を受賞しています。 資料:福岡市(2013年8月) 世界最大貿易港・上海へ28時間の高速RO-RO船。コストと時間で首都圏からもベストなルート FG05-018 東京-上海間のリードタイムとコスト比較 7 上海港-東京港 (コンテナ船) 100 5 上海港-博多港-東京港 (RO-RO船) 120 4 上海-博多港-東京 (RO-RO船・JR貨物) 上海空港-成田空港 (航空貨物) 上海スーパーエクスプレス 130 輸送日数(日) 輸送コスト(コンテナ船輸送を100とした場合の目安) 3-4 420 港湾荷役・検査時間等も含めた大幅な時間短縮を実現 1)陸路空輸へのスムーズなネットワークで航空輸送のリードタイムに迫る スピード 2)大型X線検査装置で税関検査時間大幅短縮2h→15分 3)国内初の先端港湾物流システムHiTSver.3でコンテナ・ターミナル貨物 搬出入5~10分 4)入出港・船舶荷役24時間対応 博多/上海28時間 週2便定時シャトル運行 世界最大の貿易港・上海へ、博多港から28時間で結ぶ高速RO-RO船が定時シャトル便として就航しています。荷役や検査時間の短 縮化なども合わせて、各都市での陸路も含めたリードタイムは、航空機並に短縮化が図られています。輸送料は航空機と比較して安価 で、所要時間を含めて総合的にみると、福岡市や九州だけでなく、首都圏からの輸送でみても優位性があり、今後もさまざまな活用が 期待されます。 資料:福岡市港湾局(2013年8月) *RO-RO船: roll-on/roll-off ship.ロールオン・ロールオフ船の略。貨物を積んだトラックが自走で入船できる貨物専用フェリー。貨車ごと荷物を運べるため、荷役時間が短く、航空機より大量に、コン テナ船より速く運ぶことが可能 増加を続ける博多港の国際貨物量 FG05-019 博多港における取扱貨物量推移 (千t) 36,248 36,418 36,697 36,751 輸出 36,444 31,419 17,560 16,817 16,665 16,346 15,822 13,498 6,768 7,622 7,709 7,897 7,698 8,174 8,213 8,140 8,340 8,581 3,746 3,766 4,183 4,168 4,343 2000 2001 2002 2003 2004 4,747 29,192 12,452 3,395 輸入 30,219 12,328 3,321 移出 29,128 10,945 3,193 27,192 移入 29,682 31,687 32,240 9,743 10,266 3,506 3,737 11,464 11,247 9,577 9,450 3,510 3,231 10,316 9,060 9,373 9,284 4,734 5,510 5,617 5,227 6,279 6,974 6,989 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 8,633 8,611 4,541 2005 アジア地域の物流量の増加に合わせて、博多港の輸出入貨物量も増加傾向にあります。RO-RO船など今後も日本とアジア地域を結 ぶ重要な航路として、物流量の増加が見込まれます。 2005年に取扱量が急減したのは、トヨタ自動車九州工場が新門司自動車物流ターミナルを新設し、積出港湾拠点を博多港から移し た影響が大きくなっています。 資料:福岡市「博多港統計年報」、国土交通省大阪「航空局空港管理状況調書」 *2012年は速報値 増加傾向が続く博多港取扱コンテナ量 FG05-020 博多港におけるコンテナ取扱個数推移 907,333 (TEU) 輸出 610,101 53,326 45,760 259,201 輸入 637,061 61,691 48,306 264,437 移出 650,288 56,048 48,953 275,606 移入 669,915 55,917 46,954 289,555 694,789 42,586 744,135 38,551 38,736 785,182 35,844 38,537 827,063 36,514 40,710 23,207 824,532 805,284 28,337 36,319 722,826 334,631 251,814 262,627 269,681 277,489 304,203 332,217 2000 2001 2002 2003 2004 2005 33,504 434,891 431,392 415,678 420,941 2011 2012 23,259 33,445 25,578 41,019 306,981 24,142 33,557 36,875 362,875 909,979 380,428 386,753 383,697 338,015 347,926 369,411 373,123 2006 2007 2008 322,358 2009 364,883 2010 博多港のコンテナ取扱利用は、世界同時不況後も順調に回復し、増加傾向が続いており、100万TEU規模に近付いています。 資料:博多港統計年報(福岡市) *2012年は速報値 *輸出入には国内他港積替フィーダー移出入を含む *TEU(Twenty-foot Equivalent Unit): コンテナを数えるときの単位・20フィートコンテナ換算個数 博多港貿易額約2兆5000億円 FG05-021 博多港の輸出入額推移 (十億円) 2,468 輸出額 1,569 1,277 454 967 488 1,046 557 1,592 455 543 2000 2001 2002 919 2,492 2,154 895 1,854 823 855 719 831 685 669 501 503 479 1,549 776 2003 1,012 923 2004 2005 1,660 1,169 1,131 2006 博多港の貿易額は2兆円を超え、特に輸出額が増加傾向にあります。 資料:門司税関「外国貿易年表」 2,314 輸入額 1,954 909 2,555 2007 2008 2009 1,435 1,484 2010 2011 1,637 2012 国内線中心の取扱貨物量 FG05-022 福岡空港における取扱貨物量推移 (千t) 国際線 271 271 260 260 262 264 257 232 225 国内線 245 238 242 192 190 193 190 215 215 200 200 202 207 176 207 190 159 56 2000 32 2001 50 56 61 61 60 57 50 43 53 48 48 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 福岡空港の取扱貨物は国内貨物が中心となっています。 資料:福岡市「博多港統計年報」、国土交通省大阪「航空局空港管理状況調書」 *2012年は速報値 福岡空港貿易額約9000億円 FG05-023 福岡空港の輸出入額推移 (十億円) 1,295 1,214 1,093 1,013 283 1,006 937 392 輸出額 1,203 1,161 248 243 1,319 539 520 956 451 873 898 304 367 607 569 531 2010 2011 2012 826 286 309 349 293 845 2000 932 769 2001 720 2002 2003 629 2004 770 799 752 533 2005 福岡空港の貿易額は1兆円近くで輸出額が多くなっています。 資料:門司税関「外国貿易年表」 756 2006 2007 2008 2009 輸入額
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