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豪州:
産業科学省、世界最大の石炭輸出国へ回帰と予測
産業科学省が発表した最新の資源エネルギーに関する報告書(Resources and Energy
Quarterly)では、豪州は石炭輸出国として継続的に有力なポジションを確保しており、2017
年までにインドネシアを超え、世界最大の石炭輸出国の地位に回帰すると予想している。
特に QLD 州は継続的に安定した石炭輸出実績を上げ、輸出増大の主たるけん引力となっ
ている。速報によれば、QLD 州は 2014 年に 2 億 1,600 万トンを輸出した。QLD 州は 2012
年に 1 億 6,800 万トン、2013 年に 1 億 9,600 万トンと、安定して輸出を伸ばしてきている。
一方、API 2 の石炭先物価格は下落しており、2006 年 1 月以来初めて 60 米ドルを下回っ
た。産業科学省は今後、多くの炭鉱が相次いで閉山し、供給が減少するため、需給バランス
は逼迫するとの見解を示しているが、2017 年の日本の一般炭ベンチマーク価格は 61 米ドル
まで下落し、2020 年でも 64 米ドル前後との予測を示している。
(石炭開発部
秋月
悠也)
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