カタログ1/2 加工事業本部 営業開発部 〒103-0027 東京都中央区日本橋1-15-1 Tel 03-3278-4466 (製造元) 株式会社 佑光社 〒346-0028 埼玉県久喜市河原井町23-10 Tel 0480-23-1711 水系錆転換一液型エポキシ樹脂下塗り塗料 トリックW 概要 錆面とキレート反応し、錆を安定化させるとともに、塗膜が大気を遮断し被膜面を保護する除錆 軽減型水系一液型エポキシ樹脂下塗り塗料です。 特徴 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 素地調整が簡単で、ケレンは3種程度(ISO 8501-1 St2~3程度、浮き錆・層状錆は除去す る)で防食効果を発揮します。 錆び転換剤ですので性能効果は、ケレン後の鋼面状態は浮き・積層錆びを除けば、錆面が残 存していた方が有効に働きます。 浸透性があり、錆を固定化して安定性のある物質に転換させます。 可とう性があり、且つ付着性に優れています。 耐塩水噴霧性に優れています。 上塗り塗料を選びませんので、あらゆる組み合わせが可能です。 一液性ですので取扱いが簡単で、スプレー塗装も可能です。 クロム等の重金属類を含有しておりません。 用途 橋梁鉄鋼構造物、石油貯蔵タンク、埋設あるいは地上のパイプライン、貯水タンク・クーリング タンク、浄化処理設備・下水処理設備、配管・バルブ・継手化学製紙等のプラント類・精製設備、 鉄鋼加工品、海洋構造物、屋根 標準仕様 素地調整 電動工具、手動工具等で劣化した旧塗膜を除去。錆部はISO 8501-1 去。油、グリス等はシンナー等で十分除去して下さい。 塗 布 量 300g/㎡/回(ローラー、刷毛)、350g~400g/㎡/回(エアーレス) 膜 30±5μ(標準塗装は、2層塗り原則) 厚 希 釈 率 無希釈 塗装間隔 同種重ね塗り 20℃ 1時間,異種塗料の場合16時間~7日間 St2~3程度まで除 但し、希釈する場合は純水10%以下でお願い致します。 使用上の注意事項 ① ② ③ ④ ⑤ 開缶後よくかきまぜて中味を均一にしてからご使用下さい。 この際にソフトケーキ(軟凝集体)状態になってないことをご確認下さい。 5℃以下での御使用は避けて下さい。 スプレー塗装も可能です。純水での希釈量を多く使用した場合、ハジキが発生する場合があ りますのでご注意下さい。 使用後の塗装機器は速やかに洗浄して下さい。 洗浄しにくい場合はIPA等用いた後、一般塗料用溶剤を用いることにより洗浄が容易になり ます。 さび鋼材表面は、ワイヤーカップ(電動工具)、金ブラシで3種ケレン程度に調整します。 この際、ケレン後直ぐの塗布しないで、時間差(活性Feイオンが鈍くなる)をおいて塗布す ることを推奨致します。 カタログ2/2 危険物標示 トリックWは、水溶性 容量 4kg、16kg缶 色 グレー色,赤錆色 引火点 56℃ 品質 試験項目 要求条件 塗 塊がなく均一になること 粘度(KU値20℃) 64±6 比重カップ法(20℃) 1.22±0.05 加熱残分(%) 45±4 作業性 吹き付け、塗りの作業に支障のないこと 乾燥時間(20℃) 指触1時間以内 料 容器の中での状態 性 状 性能 試験項目 塗膜強度 塗 密着性(ゴバン目) 成績 F~H 100/100 膜 *耐アルカリ性 外観異常なし 試験条件 三菱ユニ鉛筆使用 JIS-K-5600に準じる。 性 1×1mmゴバン目100個切込み後、スコッチテープにて 剥離 、素地調整:デスクサンダー 社内規格 Ca(OH)2 飽和水溶液に720時間浸漬。 JHS-415-2004の耐アルカリ性試験に準じる。 *SPCC(ダル鋼板)を脱脂。 480 時間SST試験クロスカット JIS-K-5600に準じる。 2mm以内 膜厚測定 30μm 電磁式膜厚計による測定 JIS-K-5600に準じる。 *耐熱性試験 100/100 200℃8時間高温室その後16時間20℃常温設置 を1サイクルとし、5サイクル後、碁盤目密着試験。 *被着体はSUS304を脱脂。 能 耐塩水噴霧試験 試験条件 *以外の試験被着体の素地条件 1)塗装面、黒皮付圧延鋼板を屋外で発錆させた板使用 ケレンは、ISO St2後表面を軽くSt3で準拠処理した鋼板を使用 2)塗装後の乾燥時間、室内で7日間 3)刷毛塗りで塗膜厚30±5μm(2層塗り) 注)このカタログに記載されているデータは、当社試験法による測定値の代表例です。 資料 1 トリック W の性能評価結果総論 1.トリックW トリックWの性能は 性能は、現在販売されている 現在販売されている他社水系錆転換塗料 されている他社水系錆転換塗料の 他社水系錆転換塗料の性能より 性能より優 より優れている。 れている。 (水系単膜比較及び水系錆転換塗料+水系上塗塗料の総合膜比較) 水系型システム 錆面下塗り塗料 上塗り塗料 仮称トリックW水性 一液性日本パーカ 水性 一液性 A社 水性 二液性 B社 SST240 時間 下塗単膜 複合膜 SST480 時間 下塗単膜 複合膜 施工性 総合評価 ハイドラック SERA 二液性佑光社 △ ◎ △ ○ ○ ○ 同上 × × × × ○ × 同上 △ ○ △ △ △ △ 2.トリック W の性能は 性能は、従来型当社溶剤系錆転換塗料と 従来型当社溶剤系錆転換塗料と同等かそれ 同等かそれ以上 かそれ以上である 以上である。 である。 (トリック W+水系上塗りと従来型溶剤系錆転換塗料トリック+溶剤系上塗塗料の総合膜比較) 塗装システム 錆面下塗り塗料 上塗り塗料 トリック・1000 パーペイン AC 一液性溶剤型 一液性溶剤型 仮称トリックW パーペイン AC 一液性水系型 一液性溶剤型 仮称トリックW 一液性水系型 ハイドラック SERA 一液性水系型 促進試験 SST 塩水噴霧 施工性 総合評価 ○ ◎ ○ △ △ ◎ △~○ △~○ ○ ◎ ○~◎ 240 時間 480 時間 820 時間 1000 時間 ◎ ○ △ ○ △ ◎ ○ 3.トリック W の性能は 性能は、他社溶剤系錆転換塗料以上である 他社溶剤系錆転換塗料以上である。 である。 (トリック W+水系上塗りと他社従来型溶剤系錆転換塗料+溶剤系上塗塗料の総合膜比較) 溶剤型塗装システム 錆面下塗り塗料 上塗り塗料 C社 パーペイン AC 二液性溶剤型 一液性溶剤型 D社 同 上 二液性溶剤型 E社 同 上 二液性溶剤型 F社 同 上 二液性溶剤型 G社 同 上 二液性水系型 万能錆止め 同 上 一液溶剤型 促進試験 SST 塩水噴霧 施工性 総合評価 × △ × △ △~× △ × ○ △ △~× △ × ◎ ○ ○ ○ ×× △ ◎ ○ △ △~× △ × △ △ × ×× ○ × 240 時間 480 時間 820 時間 1000 時間 ○ ○ △ ◎ ○ ◎ 評価 (水系二液性) B社 下塗り防錆材 評価 (水系一液性) A社 下塗り防錆材 評価 (水系一液性) 日本パーカライジング製 下塗り防錆材 名称:仮称トリックW △ × △ △ × ○ ○ × ◎ ○ × ○ △ × △ △ × △ △ × ○ 錆面鋼材( 錆面鋼材(3種ケレン) ケレン)の各種水系錆止め 各種水系錆止め+水系上塗塗料共通( 水系上塗塗料共通(ハイド ハイドラックSERA ラックSERA SERA 佑光社製) 佑光社製) 塩水噴霧試験結果 ) 塩水噴霧試験結果 SST 240時間 SST 480時間 単膜 単膜クロスカット部 複合膜 複合膜クロスカット部 単膜 単膜クロスカット部 複合膜 △ × ○ 複合膜クロスカット部
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