三浦幸俊日本原子力研究所 炉心プラズマ研究部

IEA/大型トカマク協定の基に
「燃焼プラズマ物理とシミュレーション」と題するワークショップ
会
場:スペインのタラゴナ
出席者:日本から 7 名、米国から 20 名、欧州連合から 16 名が参加した。
燃焼プラズマにおける「閉じ込めと輸送」、
「統合モデル」、
「MHD 安定性と高エ
ネルギー粒子の閉じ込め(このセッションは国際トカマク物理活動(ITPA)の
MHD トピカル物理グループとの合同セッション)
」、「計測と制御」に関する議
論が行われた。
・ 「閉じ込めと輸送」のセッションでは、JET、TFTR の DT 実験のレビュー
と JT-60 の燃焼模擬実験等が報告されている。スケールが大きくなり、小さ
な規格化ラーマー半径で新しい輸送現象が発生することは考えられていない
ようである。
・ 「統合モデル」のセッションでは、日、米、欧の統合コードに関する紹介の
後に、MHD と高エネルギーに関する非線形コード、ITG、ETG 等の乱流輸
送に関するシミュレーションと統合化、境界層とダイバータコード、α粒子
存在下での RF/NBI 加熱と粒子補給に関するコード等が議論された。各国と
もコードによる燃焼プラズマの予測精度向上と制御手法の確立に力を入れて
いる。
・ 「MHD 安定性と高エネルギー粒子の閉じ込め」のセッションでは、TAE 等
の高周波 MHD に関する集中した議論と NTM の安定化に関する議論がなさ
れた。α粒子の閉じ込めへの影響を詳細に知るためには計測装置の充実が必
要であると議論されている。
・ 「計測と制御」のセッションでは、ペレットと CT 入射による粒子制御、外
部コイルによる ELM 制御と抵抗性壁モードの制御、JET の実時間制御と燃
焼プラズマ計測、日本の燃焼プラズマの先進計測に関する本特定領域の活動
状況(笹尾先生から)が報告された。日本の計測への取り組みは非常に高く
評価され、期待されている。高い評価に負けない多くの成果を出し続ける必
要性を感じている。
(文責
三浦幸俊)