C++テーブル@359(小柳・小野)

≪春セミ 2015 C++テーブル 総評≫
ジャッジ 小野(青学)、小柳(明学)
・議論全体の流れ
<Narrowing>
加藤(法政3)の medical purpose についての確認を取りたいという話が出たがここで
は共有で終えるということになった。6 名が OP 立候補し、投票で梶原(武蔵3)が選ばれ
た。また、OP voting の際の Q により、コンパリソンを重視するという流れになった。
<ASQ>
コンパリソンに最低限必要な項目にのみ QA を交わすプロシになったため短時間で終了。
<NFC>
このエリアでは加藤のみが objection を出した。アイディアの帰結点としては、加藤が序
盤から提示していた medical purpose について、コンパリソンに基準を追加しようという
ことだった。いくつかの QA を経て追加しても構わないとなり、話は収束した。
<Solution>
Practicability に対して田中(独協3)が objection を提示した。日本政府は倫理観を考
慮して政策決定をしないと、多くの問題が発生してしまうため採択不可である、という内
容であった。内容理解について時間をかけて QA を繰り返したのち、田中自らの提案によ
り DA エリアで話すこと、コンパリソンにおいて基準を追加することを条件に話は終結し
た。
<Comparison>
田中が DA プレゼンターになる。
ADDA コンパリを行う前に、追加する基準について前述の加藤の話が始まる。追加した
際の方法論、メリット、影響などの QA を繰り返したのち全員一致で賛成となり基準が追
加された。
梶原の、AD には QOL を改善する余地があるが、DA にはない。というロジックの検証
が始まる。しかし十分な検証がなされないまま時間切れになる。
・個人総評
1 位、梶原(武蔵3)
OP として議論の土台を提供したこと、コンスタントな介入や OP としてスムーズな QA、
また、タスクやセオリーを意識せず柔軟に議論を行っていたことなどを評価し、1 位に選定
した。しかしながら、二位以下との差は大きいとは言えず、テーブルの進行を他の人に任
せていたこと、特にサジェスチョンを打つシーンが見られなかったなどまだまだ改善の余
地はある。技術面、ロジック面ともに伸ばしてアッセンで活躍してほしい。
2 位、岸本(明治3)
ほぼ全ての話に介入する姿勢を見せ、またテーブルの進行への貢献が大きいことを評価
して、2 位に選定した。ただ、上位テーブルに行けば行くほどテーブル進行技術は当たり前
に全員ができる状態であるため、いわゆるハンドラー、トリーターは役割を持ちづらい。
アッセンへ向けて、その中でもテーブルに必要とされる役割を見つけられるよう頑張って
ほしい。
3 位、田中(独協3)
今回のテーブルで少なかった議論を深める話を提示したこと、また DA プレゼンターと
して立論したことなどを評価し、3 位に選定した。しかし、改善の余地は多くあり、今回テ
ーブルの流れとしてコンパリソンを意識しようという中での Practicability に対するアイデ
ィアにおいて何がしたいのかを明確にテーブルに浸透させることは必要であっただろう。
また、他の人の話にも積極的に介入できるようになって欲しい。
4 位、加藤(法政3)
ナローイングから最後まで一貫してアイディアを提示し続けたことは評価したが、介入
量が上位三名と比べ限定的であったこと、加藤のアイディアの議論全体に対する影響度が
少なかったことを考え 4 位とした。またアイディアの内容面も Q により引き出されたとい
う形であったため、自ら提示できるようになると良い。結果としては 3 位以上とはひとつ
ランクが違う形ではあるが、評価の差は極めて小さいので、発表された結果に囚われずア
ッセンで上位を抜く活躍をして欲しい。
5 位、堀川(法政3)
時折見せる質の高い介入やマクロな視点からの Q は効果的であった。しかしながら介入
量そのものが上位 4 名とは劣り、また介入も単発的であるとして 5 位とした。白熱した異
論においては俯瞰した介入は非常に価値があるため、持ち前の視点を活かしかつ介入量を
上げて欲しい。
6 位、永井(芝工3)
介入量が限定的であったが、その中でもいま必要とされていることに対するアプローチ
はできており、6 位と評価した。上位テーブルへ入るため必須な介入量や進行力などを磨い
ていって欲しい。
7 位、市田(青学3)
マクロな視点や議論で見失ってしまっている LK をテーブルに落とすなど、効果的な介入
が多く、評価したが、介入量の点で上位とは差が開いてしまった。また、アッセンでは万
全の体調で臨み活躍して欲しい。
8 位、関川(青学3)
テーブルに落ちていない重要な要素をカンファメするなど、介入の質は高かったが、量
や速さにおいて上位と差がついてしまった。非常にいい視点を持っているので、何か話が
出た初期段階にその Q を持っていけるとテーブルにとっても良いだろう。
9 位、中山(成蹊3)
Q が自分の理解のためであったことやその理解が遅れていたことが順位に響いた。ゴー
ル、エフェクトを常に意識した介入を練習するとまだまだ伸びると思うのでアッセンまで
頑張って欲しい。
~ジャッジから~
春セミお疲れ様でした!2 日間 5 テーブルはきつかったと思います。特にこのテーブルに
いたみんなはランクを狙っていて届かず 5thC++という非常に悔しい結果になったと思い
ます。その中でもみんなは腐らずに最後まで 3 時間ディスカッションをし抜いてくれまし
た。腐らない心は必ずアッセンで活きてくると思います。3ヶ月はすぐ過ぎます。絶対に
後悔しないような3ヶ月にしてください!アッセンでのみんなの活躍楽しみにしています。
リフレ質問意見あれば連絡ください。本当にお疲れさまでした。