57 - 共に闘う国労の会

№ 57
「共に闘う国労の会」会報
2015 年5月 15 日発行
解雇
撤回
◆発行:国鉄分割・民営化に反対し、1047 名解雇撤回を共に闘う国労の会 (略称「共に闘う国労の会」)
◆連絡先 : 〒 111- 0041 東京都台東区元浅草2- 4-10 5F
℡ 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
◆郵便振替 : 00140-8-362147 共に闘う国労の会
◆メール :[email protected]
【領価 100 円】
◆ホームページ :http://www.tomonitatakaukai.com/
6・7国鉄闘争全国運動集会へ結集を!
4・25 尼崎事故10周年弾劾集会後、デモに出発!
もくじ
★6・7国鉄闘争全国運動集会へ大結集しよう!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・ 2
★4・25 尼崎事故 10 周年弾劾闘争に参加して・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・ 4
★4・12 山手線支柱倒壊事故弾劾!青年と共に立ち上がろう・
・6
★JR貨物の現場から ・・・・・・・・・・・・・・・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・8
★国労組合員資格確認訴訟の上告審闘争について・
・
・
・
・
・
・
・
・9
★国労原告団 14 冬季物販のお礼・・
・・
・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
★国労原告団 15 夏季物販のお願い・・
・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
★6・7集会の案内、当面のスケジュール・
・・・・・・・・・・・・・・・・12
▼会費の納入をお願いします!
和解を拒否して闘争と訴訟継
続を決断をした原告は、①訴訟
費用、②全国行動の旅費、③生
活費・活動費など、多くのお金
を必要としています。
闘いを保証するために、会費
の納入とカンパを訴えます!
動労総連合1千名建設の先頭に起ち、
6・7国鉄闘争全国運動全国集会へ大結集しよう!
吉野 元久
( 国労上野支部)
全世界がゼネストと革命情勢に
突入した!
「1週間後の 4 月24日、ゼネスト出征の朝
は、今日よりも明るく進撃の気勢がみなぎること
だろう。その気勢で野蛮の時代、パククネ政権に
トドメを刺して必ず勝利しよう。トウジェン!」
これは4月18日、セウオル号事件を弾劾する
集会会場であるソウル広場で開催された民主労総
「4・24ゼネスト宣言大会」でのハンサンギュ
ン委員長発言の最後の一節だ。そして4・24第
一波ゼネストには27万人が起ちあがった。
日本と韓国の労働者階級が置かれた情勢と直面
する課題はまったく一緒であり、しかも朝鮮半島
韓国民主労総4・24ゼネラルストライキに27万人が決起
一切は、国鉄労働運動の復権に
かかっている!
を巡るこの戦争情勢は、怒りのるつぼと化した
2010年「4・9和解」の大逆流を撃ち破っ
「基地の島」=沖縄の怒りと完全に一体だ。
て、1047名解雇撤回!国鉄闘争全国運動に起
シリア・中東、ウクライナ、東アジア、全世界
ち上がって早5年。われわれは今、韓国パククネ
がゼネストと革命情勢に突入した。「没落するア
政権打倒のゼネストに起ち上がった民主労総と共
メリカ」そして「脱落する日本」、「恐慌の中の
に戦争を止め、階級支配の根絶を実現する壮大な
恐慌」に喘ぎ社会と経済の全面的な破滅に突き進
国際連帯と階級的団結を培ってきた。6・7日比
む新自由主義と安倍政権は、戦争と改憲、安保法
谷公会堂にゼネストの中から民営化と闘う韓国鉄
制と労組破壊に向かって絶望的突撃を開始した。
道労組(ソウル地方本部)を迎えて「戦争・改憲」
・
今韓国民主労総のパク政権打倒ゼネスト決起と、
「民営化・非正規職化」の安倍政権を打ち倒す大
全島ゼネストに向かって突き進む沖縄の怒りを固
運動を実現せんとしている。一切がこの国鉄労働
く結びつけ、安倍政権を打ち倒すその「扇の要」
運動の復権にかかっているからだ。
となるのは、間違いなく階級的労働運動の不抜の
解雇撤回・最高裁署名は10万筆突破目前だ。
全国拠点建設であり、ゼネスト勝利の責任勢力=
この動労千葉は、ついに検修外注化の元請け会社
階級の指導部へのわれわれ自身の飛躍だ。この飛
「千葉鉄道サービス」労働者11名の動労千葉へ
躍を実現するために、6・7国鉄闘争全国運動全
の組織加入=拡大を実現した。職能・職種と一切
国集会(日谷公会堂)に職場・地域から組織し、
の分断を越えて、JRに働くすべての労働者を組
3000名総結集を実現しよう!
織化するという団結の砦=ゼネスト指導部へと自
らを組織したのだ。
-2-
さらに動労水戸は、人間の共同性と尊厳をかけ
故に続いて今年4月12日、山手線電化柱が倒
て福島圧殺・常磐線延伸・被曝労働と根底から対
壊、またゴールデンウイーク初日の29日、東北
決し、平成採青年を先頭にストライキ闘争に起ち
新幹線郡山駅構内で架線が摩耗・切断するという
上がった。
重大事故が発生した。続発するJR鉄道事故に際
また3・14全国ダイ改攻撃との闘いの只中で
して社長の冨田は、「安全の神様がついている」
結成され、結成直後のスト決起で環境アクセス青
(社員の皆さんへ)などとほざいている。
年労働者の解雇を撤回させた動労神奈川の仲間た
だが冗談ではない!鉄道労働者から誇りと魂を
ちは、開通した「上野・東京ライン」の両端(篭
奪い去り、命まで脅かす外注化=コストダウン・
原~小田原)を挟み込んで動労連帯高崎と共に
合理化・非正規化の結果、ついにここ首都東京圏
「清掃要員増やせ!」の闘いに起ち上がってい
=敵の中枢部において安全崩壊は極限に達してい
る。民営化絶対反対!解雇撤回!非正規職撤廃を
る。われわれは、ここJR体制の中枢部=東京に
貫く動労総連合の闘い、まさに国鉄労働運動復権
満を峙して「動労総連合」の輝かしい旗を打ち立
の最深の根拠と核心がここにある。
てる。<階級の指導部>への飛躍かけ、動労総連
合東京決戦に突入する。
階級の指導部への飛躍かけ、
動労総連合東京決戦へ!
6・7国鉄闘争全国運動集会で日比谷公会堂を
3000名結集で埋め尽くす闘いは、この東京決
今やJR体制は崩壊寸前だ。昨年2月川崎駅事
戦開始の第一歩である。退路を断って渾身の総決
起を実現しよう!
-3-
4・25 尼崎事故10周年弾劾闘争に290人結集!
-4・25尼崎事故10周年弾劾!現地闘争に参加して-
小玉 忠憲
( 国労秋田闘争団)
3・14ダイ改以降、3・30上野・東京ライ
ブには危険性に気付くべき特徴はなく、安全の点
ンの大混乱、4・3青函トンネル内車両発煙事故、
から社内で疑問は出なかった。増発で事故の危険
4・12山手線支柱倒壊事故、4・29東北新幹
性が高まっていたとも言えない」とJR西日本を
線架線切断事故等、恐るべき大事故が続発してい
全面的に擁護し、一切の責任を高見運転士に押し
る。JR東日本社長の冨田は、「安全の神様が見
つけている。断じて許すことはできない!
ていてくださっているかも」等と、ふざけきった
居直りを行っているが、一切は民営化・外注化が
うみだしたものだ。
4・25 尼崎駅前で事故弾劾集会
そうした中で3月27日、大阪高裁は、業務上
過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の井手
あの107名が死亡した尼崎事故発生の4月
正敬元相談役ら歴代3社長の控訴審判決で、一審
25日、午後1時から尼崎事故10ヵ年弾劾集会
神戸地裁無罪判決を支持し、「危険の予見は困
が尼崎駅前で開催された。
難」として控訴を棄却した。「事故の直接原因は、
いつも基調報告を行っていた故冨田益行同志、
運転士のカ-ブでの異常な速度超過運転」「カ-
彼は、JR西日本の『稼げ』という経営方針、す
-4-
なわち分割・民営化こそが一切の原因であるこ
と、それを保線技術者としての誇りにかけて具体
的に指摘し、そして「日勤教育」を徹底的に弾劾
していた。その意志を受け継いで、今年も国鉄労
働者を先頭に全国から290名が結集した。
司会は、「共に闘う国労の会・共同代表」の木
村芳雄さん、よびかけ団体から動労千葉の中村仁
さん、全国金属機械港合同の木下浩平さんの発言
があり、そして基調報告は動労西日本の山田和広
書記長。「JR体制を打倒する階級的労働運動を
登場させよう!動労総連合を全国につくろう!
「4・24民主労総ゼネストを始め、世界はゼネ
スト情勢だ。日本におけるゼネストを国鉄決戦で
集会後半は、全日建運輸連帯労組・関西地区生
切り開こう」と、実に力強い提起がされ、大きな
コン支部の竹谷新吾書記次長を始め、地元関西の
拍手が湧き起こった。
ス労自主、合同労組、八尾北医療センタ-労組、
決意表明では、動労水戸・木村郁夫書記長が
高槻医療福祉労組、日教組奈良市、大阪市職労働
「原発事故に対して労働者を組織する闘いに打っ
者、全学連が決意表明しました。
て出る、責任をとる時代がきた」ときっぱり言い
国労大阪の橘日出夫さんがまとめとして「民主
切り、動労西日本・大江照巳委員長は「中西剛副
労総ゼネストに連帯し、沖縄-本土を貫く決起を
委員長の職場復帰をついに勝ちとった」「さらに
つくりだそう!」と集約。
組織拡大に打って出る」と報告。
国労闘争団からは小倉の羽廣憲さんが「解雇撤
回署名を10万筆集めよう」。私からは「動労水
事故現場へ弾劾のデモ行進
戸の決起が原発労働者とつながった」と、動労水
戸支援共闘の意義を訴えました。さらに国労か
ただちに事故現場へ徹底弾劾のデモに出発し
ら、米子、郡山、東京、貨物の仲間がそれぞれの
た。駅頭はデモ隊をとりまく労働者市民がびっし
決意を述べた。
り並び、圧倒的注目の中でコ-ルを上げて進む。
現場近くの踏切付近ではマスコミが殺到し、工場
労働者が仕事を放棄して街頭に出て、マンション
住民も窓から顔を出して迎える。
4・25尼崎現地闘争は、こうして怒りを一つ
にJR体制と安倍政権打倒への力強い一歩を踏み
出した。 -5-
4・12 山手線の電化柱倒壊事故を弾劾し、
青年と共に立ち上がろう!
小林 洋
( 国労新橋支部新宿駅分会)
京浜東北線川崎駅事故、そして今回の事象でもお
客様の死傷がなかったことは、安全の神様が見て
いて下さっているのかもしれません」と言いまし
た。冨田はさらに「一人ひとりの業務がお客さま
の命に係わるという使命の重みを、いま一度全員
で肝に銘じ、全員が安全の基本、原点に立ち返
り、着実に行動していきましょう」と全てを現場
の責任にしています。
死傷者がいなかったのは神様のおかげ? 冗談
ではありません! 川崎駅構内事故では運転士・
車掌とも負傷しています。さらに分割・民営化以
降、現場の労災死亡事故は2014年上半期まで
事故当日の早朝に撮影された傾いた支柱
に168人。そのうちの162人が下請け、孫請
けの労働者です。今回の電化柱倒壊事故は冨田社
4月12日、午前6時10分頃、JR山手線・
長以下、「安全よりコスト削減」を徹底してきた
神田―秋葉原駅間の線路内で架線を支える支柱が
JR東日本経営陣による犯罪なのです!
倒壊する大事故が起こりました。あと数分ずれて
いたら大惨事になっていたという事態に強い怒り
をおぼえます。
青年の怒りとともに闘おう
許せないのは、JRが倒壊の2日前には支柱の
傾きを確認していたにもかかわらず放置したとい
JR東は2000年以降、15年にわたって保
う事実です。さらに前日の夜には山手線の運転士
線、電力、信号・通信、列車の検査修繕などの外
が支柱の傾きを確認し、なおかつ倒壊当日の始発
注化を進めてきました。今回の事故でも工事の前
電車でも傾きを確認しています。それでもJRは
に強度計算が行われていなかったことが発覚して
「運転に支障はない」と判断し、列車を走らせた
います。長い経験とカネをかけて技術力を養成
のです。事故の一切の責任はJRにあります。
し、継承していくというあり方を放棄した結果で
JR東日本は「神様が見守っ
ている」!?
す。
さらに、何重もの下請け化や合理化の結果、現
場はバラバラに分断され、異状をすぐに補修する
体制も技術継承も奪われているのです。「今回の
ような大事になる前の事態なら山積している」と
にもかかわらず、4月14日にJR東日本社長
現場は訴えています。
の冨田哲郎が「グループ会社の皆さんへ」と題す
「安全の基本」「安全の原点」を奪ってきたの
る文書を発表し、その中で「昨年2月に発生した
は会社ではないですか!
-6-
最大の原因は労働組合が闘わ
なかったことだ!
者は誰もいません。いつ倒れるかわからない支柱
の間に列車を走らせていいと思っている運転士な
どいないはずです。目先の利益ではなく、会社と
闘い、みんなの安全や命を守ることが鉄道労働者
の労働であり、労働組合本来の任務です。
しかし、これを許してきた最大の原因は労働組
外注化と闘う労働組合をつくり、団結と誇りを
合が闘わなかったことです。鉄道の労働者は会社
労働者の手に奪い返さなくてはなりません。最も
の金儲けのための道具ではありません。JR社員
怒りを持っているのは青年労働者です。青年の怒
であろうが下請けの労働者であろうが、倒れか
りと共に闘う労働組合を建設していくことが、命
かっている支柱を放置していいと思っている労働
と安全を守る最大の闘いです。
- 7 -
青年の退職が相次ぐJR貨物の現場!
( 国労新潟地本・東新潟機関区分会)
今、JR貨物の現場では、青年の退職が相次い
でいる。私の機関区でも、この3月末に20代の
青年が突然辞めた。大阪の吹田機関区、名古屋の
稲沢機関区でも青年が退職している。首都圏で
は、貨車検修の経験があるという青年が「JR貨
物に勤めていられない。給料が安く、仕事がきつ
動 労 総 連 合 の 青 年 を 先 頭 に、 J R
杉野 彰
弾劾の5・1メーデーに決起
今こそJR貨物の青年は動労総連合に結集しよう!
い。それならJR東日本のグループ会社の方がま
しだ」と語っている。運転士資格をもった青年が
福利厚生制度を廃止することで一切の犠牲を現場
辞めて、私鉄に転職している例は多い。それは、
労働者、青年に転嫁する以外に道はない。青年労
あまりの低賃金ゆえに、JR貨物で働く青年が前
働者はこの攻撃を肌身で感じているのだ。
途に失望し、私鉄や通運会社に転職を余儀なくさ
問題は、まったく闘わない労働組合とこれを構
れているのだ。私の機関区では、過去5年の間に
成する組合幹部たちだ。JR貨物の春闘回答は、
若年退職したのは、すべて25歳以下の青年や運
16年連続のベア・ゼロだった。これに対しても、
転士資格を有した青年だった。 今年1月の「諸手当の見直し」提案に対しても闘
おうとしなかった。
青年の退職が相次いでいる現実は、国鉄分割・
最大労組の日貨労(日本貨物鉄道労組、JR総
民営化が破綻したことを明らかにしている。安倍
連)は、〝会社側から具体的に「血を流す」内容
政権は、13年7月に日本郵船(旧三菱財閥系船
が見えた、「代償措置」を持ち出された〟として
会社)の労務担当重役としての手腕を買って会長
提案をのんだ。
に石田忠正を据えた。石田は「営業」の強化を叫
同時に、国労本部・国労全貨協は抗議闘争ひと
び、安倍と同じく「トップセールス」を全国で展
つできぬまま、3月1日「諸手当見直し」強行を
開しているが、国交省が叫ぶJR貨物の「単独自
認めた。会社の片棒を担ぐという点では国労も日
立経営化」「黒字経営化」など絶対に無理だ。
貨労と同類になった。
そもそも、JR貨物は、国鉄分割・民営化によっ
すべての貨物労働者は、石田会長=石田体制や
て旅客部門から分離され、「線路なき鉄道会社」
既存の労組幹部に対して腹の底から怒っている。
になったのであり、旅客会社に依存する以上、企
しかし、声をあげれば、労組幹部たちがつぶしに
業として成り立たないのは明らかだった。
かかるので、みんな声をあげられない。今こそこ
しかし、戦時の軍事輸送のためにのみ全国単一
の怒りを団結に結びつける時だ。14年暮の韓国
会社として維持され、国鉄時代の債務もJR九州
鉄道労組の23日間ストや、今年4月の民主労総
などと違い免除額は少なく、応分の負担を担わさ
によるゼネストのような闘いが私たち労働者には
れ、それゆえ発足以来、現場労働者に低賃金と労
求められている。それは絶対に可能だ。
働強化を押し付けてきた。
動労総連合を全国につくってストライキで闘う
しかも、JR北海道以上の老朽施設や旧型車両
ことだ。全国6千人のJR貨物労働者と、ほぼ同
を今も使用し続けている。労災や車両故障、そし
数の貨物グループ会社の労働者が団結し闘えば、
て列車事故は不可避な状態だ。
この現実を変えることができる。
結局石田は、「ボーナス削減」を平然と行い、
JR貨物の青年は動労総連合に結集しよう! -8-
国労組合員資格確認訴訟上告審
上告理由書の提出期限が6月9日と決まる
東京高裁判決の破棄と原告勝訴をかちとる決意
判例違反」あるいは「重要な法令解釈違反」を挙
●上告手続きへの異例なほど迅速な対応
げる必要がある(民訴法 318 条)。
この間、成田・石﨑・羽廣3原告の国労鉄建公
本誌前号(№ 56)で報告したが、原告らは 4
団訴訟、小玉原告の国労鉄運機構訴訟の上告提起
月 8 日に、3・26 控訴審判決を全面的に不服と
に対して、最高裁は「本件上告理由は、違憲及び
して、最高裁に「上告状兼上告受理申立て書」を
理由の不備・食違いをいうが、その実質は事実誤
提出した。
認又は単なる法令違反を主張するものであって、
これに対して、原判決を言い渡した東京高裁第
明らかに上記各項に規定する事由に該当しない」
21民事部は 4 月 17 日付で「上告提起通知書」
として上告棄却の決定を通知してきた。
等を作成し、4 月 20 日に主任代理人である鈴木
達夫弁護士に送達してきた。
原審裁判所がやることは上告手続きの形式的審
●最高裁を追いつめている
動労千葉鉄建公団訴訟
査であるが、それにしても、東京高裁が 10 日足
らずで「上告提起通知書」等を作成して送達して
最高裁は、門前払いするという政治判断をした
きたのは異例なほど迅速な対応である。
時は、この定式文で上告棄却を通告してくるのが
上告理由書及び上告受理申立て理由書の提出
常である。その意味から、動労千葉鉄建公団訴訟
は、「上告提起通知書」等が送達されて 50 日以
において、昨年 6 月末の書面の最終的提出以来
内と定められているので、6 月 9 日が提出期限と
1年近くも、最高裁が上告棄却の決定を下せてい
決まった。
ないことは、国鉄闘争全国運動の闘いが司法権力
をいかに追いつめているかを示している。
●上告審の窮屈な枠組み
本件国労組合員資格確認訴訟において、原判決
を全面的に批判・弾劾して、東京高裁判決の破棄
本誌前号で「上告審という窮屈な枠組み」と書
と原告勝訴の判決をかちとる決意である。
いた。この点について少し説明したい。
(裁判闘争事務局 山森)
上告手続きには、上告提起と上告受理申立ての
2つがある。
上告提起は、民事訴訟法 312 条の規定により、
「憲法違反」を理由として挙げなければならな
い。加えて同2項の規定で、本件訴訟にかんして
はその第6号の「判決に理由を付せず、又は理由
に食違いがあること」を理由にすることができ
る。
他方、上告受理申立ての理由として、「最高裁
-9-
国 労 原 告 団 の 14 年
合に限られる」と断定したのです。4・9和
冬季物販へのご協力、
う認識を捨て去った以上、組合員資格剥奪も
ありがとうございま
て、解雇と闘うべき労働組合の本質さえ否定
解で国労本部が「1047 名解雇は不当」とい
有効というものです。国労本部の転向を使っ
した判決であり、断じて許すことは出来ませ
した!
ん。4人の原告団は「判決がどうあろうと闘
い続ける」と決意し、最高裁に上告して闘い
白石 滋
抜くことを決意しました。
追いつめられているのはJRであり、国家
( 国労新橋支部・新宿駅分会)
権力、裁判所の側です。
「4・9政治和解」は4人を先頭とする国
全国の仲間の皆さん、和解を拒否して闘う
鉄労働者の闘いによって大きく打ち破られて
国労原告団物販(2014 年度冬季)へのご協
います。3月 15 日、「被曝労働拒否をたた
力ありがとうございました。今期は新規の注
かう動労水戸支援共闘」が結成されました。
文が多くありました。解雇撤回の支援の闘い
支援共闘の呼びかけ人に、秋田闘争団・小玉
が広がっていく中で国鉄闘争の発展を日々実
忠憲さんを先頭とした4人の闘争団が中心と
感しております。売上は4人の原告団の裁判
なりました。また、3・14 ダイヤ改悪にお
費用等、闘争費用として活用させて頂いてお
ける労働強化との闘いの中で、JR東日本環
ります。
境アクセスの小田原事業所を中心とした動労
国鉄分割・民営化における不当解雇から
神奈川が結成されました。委員長に就任した
28 年。2010年「4・9政治和解」を拒
のは、「共に闘う国労の会」で闘ってきた中
否して闘い抜いて5年。国鉄闘争は終わるど
村幸夫さんです。国鉄闘争の新たな展望が切
ころかますます発展しています。国鉄 1047
り開かれています。
名解雇をめぐる動労千葉の裁判において「解
JRは大量退職をも逆手にとった「第二の
雇撤回・JR復帰」の最高裁判決を求める全
国鉄分割・民営化」攻撃を激化させています
国運動の署名は9万筆を超えました。運動に
が、逆に闘いによって分割・民営化以降の矛
追いつめられた最高裁は昨年末にも今年の年
盾が噴き出しています。上野東京ラインで、
度末にも判決を出すことはできませんでし
北陸新幹線で、青函トンネルで、東北新幹線
た。
で、山手線で、3・14 ダイ改以降、外注化
しかし一方で、国労組合員資格確認訴訟の
による重大事故が続発しています。
控訴審判決が3月 26 日、東京高裁で出され
「第二の分割・民営化」攻撃との闘いは、
ました。原告の控訴を全面的に棄却する反動
国鉄闘争を軸とした階級的労働運動再生の闘
判決です。控訴審で原告は、「不当解雇処分
いです。安保法制、戦争をめぐる問題も労働
が法的に確定しても、本人が希望すれば組合
運動をめぐる攻防が焦点です。労働者の生き
員資格は継続される」という規定が国労規約
る権利を守り、戦争を阻むために何より闘う
の中にあることを特に強調して主張しまし
労働運動を甦らせることが必要です。2015
た。これに対して判決は、「組合員資格が継
年夏季物販への取り組みもよろしくお願いし
続されるのは国労が処分を不当と認定した場
ます。
- 10 -
国 鉄 1047 名 解 雇 撤 回 を
闘い続ける国労原告団の
15 年夏季物販へのご協力
のお願い
羽廣 憲
( 国労小倉地区闘争団)
国鉄闘争に対する御支援、御協力に心より
ダイヤ改定を契機に第二の分割・民営化攻撃
御礼申し上げます。
ともいえる大合理化攻撃をかけてきていま
す。福島では常磐線全線開通を打ち出しまし
本年3月26日、東京高等裁判所におい
た。いまだ高線量で人が住むことさえ出来な
て、私たち原告団4名が国労本部を相手に訴
い場所に列車を走らせ、被曝を強制する帰
えていました組合員資格確認訴訟の判決があ
還、帰町を後押しする、絶対に許す事の出来
りました。資本による違法行為を労働組合が
ない役割を果たそうとしています。動労水戸
「不当ではない」と言えば不当ではなくなる
の被曝労働に対する闘いがストライキで闘わ
という内容で、労働者の団結形態である労働
れています。
組合、そして労働組合法を根底から否定した
超反動判決でした。裁判所もとうとう戦争国
また、非正規職の拡大をあらゆる職場で展
家化へ向かう安倍政権の後押し機関に成り下
開し、極限的な賃金の強搾取と安全を切り捨
がったとしか言いようがありません。どんな
てる外注化を進めてきています。労働組合と
判決であろうと私たち原告団は団結を守り続
してこの攻撃と闘えなければ戦争を阻止する
け、原則を貫いて闘い続けます。
ことは出来ません。分割・民営化以降、労働
組合を闘えなくし、資本の代弁者に貶め、労
世界経済は恐慌が更に進み、世界中のどこ
働者の団結をとことん破壊してきたこの国に
で戦争が起こってもおかしくない状況になり
未来はありません。動労総連合のストライキ
ました。この状況に安倍政権は戦争参戦を積
を含む絶対反対の闘いが未来を切り開いてき
極的に準備しています。
ました。この闘いを全国に拡大しましょう。
そのお先棒を担いでいるJR資本が、3月
今こそ労働者は団結し、生きられる社会を
労働者の階級的団結で実現しましょう。
私たちは1047名解雇撤回をどこまでも
闘い続けます。夏季物資販売への変わらぬ御
支援・御協力をよろしくお願いいたします。
- 11 -
当面するスケジュール
5月 15 日 (金)~ 18 日(月) 沖縄現地闘争
6月 7日 (日) 国鉄闘争全国運動・全国集会(12 時 30 分開会 日比谷公会堂)
6月 28 日(日) 国際連帯集会(13 時 30 分開会 東京・江戸川区総合文化センター)
- 12 -