平成2 6年度 昭和町立常永小学校 自己評価書 平成2 7年3月作成

平成26年度 昭和町立常永小学校 自己評価書
平成27年3月作成
学校長 志 村 隆 記載者氏名 佐久間美智也
学校教育目標
「ともに学び合い、心豊かにたくましく生きる子ども」
めざす子ども像 「かしこい子」……… 自分の考えをもち、自ら学ぶ子ども
「やさしい子」……… 豊かな心で、仲間を思いやる子ども
「たくましい子」…… 体をきたえ、最後までやり抜く子ども
めざす学校の姿 1)一人ひとりが大切にされ、明るく楽しく学べる学校
2)教職員が支え合い、学び合いながら教師力を高める学校
3)子どもや保護者に信頼され、ともに歩む学校
4)家庭や地域と一体になって子どもを育て.る学校
評価方法
学校評価ガイドラインでは、学校評価の目的として次甲3つを挙げており、学校評
価を子どもたちがより良い教育を享受できるよう学校運営の改善と発展を目指すため
の取り組みとしている。
学校評価の目的
①各学校が、自らの教育活動その他の学校運営について、目指すべき目標を設定し、
その達成状況や達成に向けた取組の適切さ等について評価することにより、学鱒として
組織的・継続的な改善を図ること。
②各学校が、自己評価及び保護者など学校関係者等による評価の実施とその結果の公
表・説明により、適切に説明責任を果たすとともに、保護者、地域住民等から理解と参
画を得て、学校・家庭・地域の連携協力による学校づくりを進めること。
③各学校の設置者等が、学校評価の結果に応じて、学校に対する支援や条件整備等の
改善措置を講じることにより、一定水準の教育の質を保証し、その向上を図ること。
このガイドラインに基づいて作成された平成24年度作成の自己評価表をもとに、今
年度も比較検討できるよう学校評価項目及び内容を継続し、項目数を6、評価内容を2
1とし、比較検証の手段とした。
またこれも、平成24年度より実施の、自己評価の参考にするための全戸保護者対象
アンケ∵トも継続実施した。なお、保護者アンケートの結果については、これも前年度
同様保護者の情報保護のため、評価の数値と主な意見を公表するが、全部は公表しない
ものとした。また、アンケート項目は、基本的に自己評価表と同じ項目で、保護者にも
判断できる内容に絞って実施した。項目数は6、評価内容は15となった。
自己評価総括
1学校教育目標に関わって
本校の学校教育目標は、「知」「徳」「体」それぞれの調和を目指した目標が設定され
ている。また、具体的な指導重点は、学習指導要領で求められている内容になっており、
現在、社会から幅広く求められている学校づくりの内容と合致している。保護者アンケ
ートの結果からも例年高い評価をいただき、保護者に広く受け入れられていることが分
かる。学校教育目標の求める姿は、普遍的なものであり、長い期間時間をかけ追い求め
ていくものである。それだけに、学校評価の目的に照らし、日々の教育活動その他の
学校運営について、常に改善のための具体的重点課題や意識を持ち、保護者や地域と
も共通理解を図りながら取り組んでいくことが必要であると考える。
2学校経営と組織について
安全管理・安全確保に関しての取り組みは、本学区の生活環境の中での安全に関する
関心も高く、今年度も保護者から高い評価を受けている。本校の安全への具体的取り組
みとして、保護者による旗振り当番や安全パトロール、日中の門扉施錠、キュートメー
ルの活用、アレルギー給食対応等をおこなっている。これら子どもたちの安全を「学校」
「家庭」「地域」で連携して守るという考えに基づく本校の長年の取り組みが、一定の
必要感をもって、好意的に受け止められている結果だと思われる。「南交差点二段階右
折」等通学路の課題はまだまだ残されてはいるが、引き続き期待に添えることができる
よう努力していきたいと考える。
「校内研究」では、本年度の学力向上への取り組みを、喫緊の課題と捉え、成果を感
じていることが分かる。学力向上は保護者にも最大の関心事の一つで有り、情報発信を
有効に行いながら保護者の理解を得ていきたい。また、「教職員の相互理解による教育
活動」「校務分掌の偏り」等、ABを合わせると良好といえるものの、A選択が思いの
外低い状況がアンケートから明らかとなっている。さらに職員間の共通理解を高めなが
ら、全職員が必要な論議を行い、決めたことは、組織の一員として共通の意識をもって
取り組み、児童や保護者の期待にこたえ、信頼される学校づくりにつなげる取り組みを
ていきたい。
常永のコンサートは、今年は秋空コンサートとして実施され、今年も高い評価を得た。
学習成果の発表を中心とした学校行事については、保護者の要望が高いという傾向は代
わらない。子どもの成長、学校の取り組みの成果として本来の趣旨が伝わるよう、必要
な改善に心がけたい。
3学習指導について
学校では、校内研究の柱として、学力向上の取り組みを行ってきた。「基礎・基本」
「わかりやすい授業」を意識したきめ細やかな取り組みが年間を通して行われており、
保護者にもその成果は概ね昨年同様理解されているという結果がでている。「一人ひと
りの課題に応じた学習指導」については昨年度と比較すると保護者の評価は同程度なの
に対して、職員の評価はAが低い。職員の迷いが感じられる。引き続き取り組みの内
容を、積極的に伝えていき、自信を持って取り組みを継続させ成果につなげていく必要
があると考える。
4生徒指導について
「悩み」「相談」への対応は、担任を中心によく取り組まれ、保護者の担任に寄せる
信頼も高い。「問題行動(いじめ、不登校)」については、学校では特に早期の対応に心
がけているが、内容が個人的でデリケートな問題であるため、全容は関係する児童や関
係保護者程度に、伝えるにとどめざるをえず、保護者の関心事のであるが、解決の過程
や状況は見えづらく、学校の取り組みが分からないという評価も受けてしまう。適切な
時期に適切な配慮のもと、情報を公開することで、第三者の保護者にも取り組みがなさ
れていることを理解させていきたい。今年度も、「いじめ」「体罰」のアンケート調査
を実施し、継続的な「いじめ」、「体罰」の発生がないように取り組んだ。子ども同士
のトラブルはあったものの、継続的な「いじめ」とはならずに対応できている。今年も
「生徒指導」については、児童の状況については担当と連絡を取り合い、必要に応じて
外部機関を招いたケース会議や支援会議を設け、具体的な対応の検討を実施し、。毎月
行われる職員会議でも「児童理解のための情報交換」として、配慮の必要な児童につい
て学校全体でも共通理解を図ってきた。今後もきめ細かい対応を継続していきたい。
5地域との連携について
「地域の人材・施設活用」は、地域の方や関係団体とのご理解とご協力をいただきな
がら、今年度も継続して取り組んできた。新年度のコミュニティスクールへの取り組み
を一つの機会として、有効な活動は協力をいただきながら継続し、さらた地域の人材を
図っていきたい。「情報発信」として、学校からはこれまで通り「学校便り」「学年便
り」「ホームページ」等、保護者や地域へ必要な情報を伝えてきた。今後も継続して努
力していきたい。
6学校の特色に対して
「授業参観」「学校開放日」でに、秋空コンサートや授業参観での学年発表会など高
い評価をいただいた。さらに、時期や内容を工夫しながら、貴重な機会として学校とし
ても取り組んでいきたい。「特色ある教育活動」については、現在の取り組みが、常永
小の取り組みとして続けてはしいものが継続されることで特色の一つとなっていくと思
われる。そのような取り組みを積み重ねが期待されている。さらに充実させ、常永小の
大きな特色ある教育活動となるよう取り組みを職員一体となって模索していきたい。
7全体を通して
保護者アンケートと自己評価について、具体的な評価課題が分かりにくいという声も
だされている。特徴的具体的な内容を具体評価項目として投げかけることもあっても良
いかもしれない。3年継続の評価形式の改善見直しをしていきたい。