1 - 神奈川県立 産業技術短期大学校

第3回「管理者研修カリキュラム開発分科会」報告
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日時
平成27年4月15日(水)15:00~17:00
2
場所
産業技術短期大学校
中会議室A
3 分科会委員
(1)支援ネットワーク
加藤 敏明
NPOかながわ就職支援研修センター
前田 千章
いすゞ自動車高等工業学校
福園 秀昌
東部総合職業技術校
池田 正一
横浜国立大学
松浦 康裕
(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構神奈川支部
関東職業能力開発促進センター
大野 信行
NPOアイ・ボランティア・サポートセンター
上原 歌織
㈱日本人材開発センター
(2)企業ネットワーク
○郷原
正
東横化学㈱
西澤 克己
TMCシステム㈱
(3)人材育成支援センター
井上 亜潮
所長
田中
暁
事務局
植村 道忠
人材育成コーディネーター
○:座長
*分科会委員の出欠
加藤委員、前田委員、福園委員、松浦委員、上原委員は欠席
4 議事
(1)自己紹介
・新規(井上所長、池田委員)
・継続委員(郷原座長、大野委員、西澤委員)
(2)座長より2日間研修セミナーについての説明(資料1)
① 全体構成について
・重要ポイントは「テーマの出し方」と「事例」(資料2)に時間を掛けること
② 研修の基本的な流れ
・ポイントは各受講者の体験、経験など実習型
・ジグソーメソッドを利用する為に受講者16名(4人1チーム、4テーブル)が
望ましいが、4人1チーム、3テーブル合計12名ならばまあまあ
・ワールドカフェ的ディスカッションを基本とする
・分析手段として、価値観ばば抜きや個人のSWOT分析が有効か
③ 目的・目標
・明日から行動を起こす勇気や元気を持ってもらえるか
・リーダーシップ、フォロアーシップの両面での行動
④ ワークショップの全体構成を考えるための部品
・社会人基礎力(資料3)
アクション…前に踏み出す力(主体性、働きかけ力、実行力)
シンキング…考え抜く力(課題発見力、計画力、想像力)
チームワーク…チームで働く力(発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律
性、ストレスコントロール)
・弱い能力の事例(T社の問題)
6回連続の部長研修を通じての弱い能力(問題課題解決能力、モチベーション、
コミュニケーション)
・自己効力感(資料4)
自分でもできる、やれるという感触を持ってもらう
・組織貢献力
とりわけ協働力が重要
・MDAピラミッド(資料5)
自己のマネジメント構図
・管理者研修カリキュラム
昨年度の分科会の成果を利用する(経営、プレイヤー、部下の育成・統制、
組織の顔
・管理者の役割(業績の側面)
目標の達成、仕事の改善・問題解決
・管理者の役割(人間の側面)
職場の活性化、部下の育成
(参考)Harvard Business Review 2015年5月号
「選ばれる人材の条件~人材の発掘・育成~」
1、モチベーション、2、性質(好奇心、洞察力、愛着心、意志力)
1、先を見通し力、2、疑問を投げかける力、3、読み解く力、4、意思決定
力、5、一つの方向にまとめる力、6、学習する力
1、意欲、2、能力
⑤ ワークショップの全体構成
・ポイント…自分の棚卸し
インバスケット(事例研究:1月フォーラム時アンケート&他の事例)
自分の価値観を知ることと相手の価値観を知ること(違いがあること
を知る)
(3)宿題
・5月中に座長より委員に、より掘り下げた内容の研修構成を回示する
これを受けて各委員は座長からの問い掛けに対し自身の意見を提示する
次回にこれを検討する
5
6
次回開催
・平成27年6月3日(水)15:00~17:00
中会議室A
資料
(資料1)管理者研修の構成案
(資料2)管理者の問題事例
(資料3)プロ人財育成のキャリア開発体系
(資料4)自己効力感
(資料5)MDAピラミッド
以上
2015年4月15日
研修の基本的な流れ
1.場をあたためる
2.資源を引き出す
3.話し合う
4.作りあげる
5.分かち合う
A
B
C
D
E
自己紹介
ジグソーメソッド
グループディスカッション
親和図法
ポスターセッション
価値観ばば抜き
インバスケット(事例)
ワールドカフェ
プロミスカード
バザール
(1)受講者が、他の受講者へ伝える
(2)体験、経験、実習型
(3)個人 → グループディスカッション → 全体
個人のSWOT分析
フィードバック
<GOOD>
・4人1チーム、4テーブル、合計16名
<BAD>
・3人きつい、6人以上サボる
・模造紙
・付箋
・ホワイトボード
・プロジェクター
・
<まあまあ>
・4人1チーム、3テーブル、合計12名
目的・目標
(1)自分のポジションの棚卸し + 管理職としての役割の再確認
(2)前に踏み出す力をつける ・・・ モチベーションをアップしてもらいたい
(3)コミュニケーションへの深い理解
・明日から行動を起こす ・・・・ 勇気?元気?
(リーダーシップ、フォロアーシップの両面)
ワークショップの全体構成を考えるための部品
社会人基礎力
・(1)前に踏み出す力(アクション)、(2)考え抜く力(シンキング)、(3)チームで働く力(チームワーク)
→(1)前に踏み出す力(アクション) ・・・・・・・・・・・・・・・・・
①主体性、②働きかけ力、③実行力
→(2)考え抜く力(シンキング) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ④課題発見力、⑤計画力、⑥想像力
→(3)チームで働く力(チームワーク) ・・・・・・・・・・・・・・・
⑦発信力、⑧傾聴力、⑨柔軟性、⑩状況把握力、⑪規律性、⑫ストレスコントロール力
T社での問題(一般的な中小企業) ・・・ 6回連続の研修で分かったこと
・弱い能力 ・・・・・・・・・・・ ④課題発見力、①主体性、③実行力、⑦発信力、⑧傾聴力、⑤計画力
問題課題解決能力(④⑤)、モチベーション(①③)、コミュニケーション(⑦⑧)
自己効力感(self-efficacy)
・自分でもできる・やれるという感触を持ってもらう。
プロ人財育成のキャリア開発体系
・人間力 + 業務専門力
組織貢献力(知力・感力・行力)
・①効率追求力、②協働力、③業績貢献力、④価値創造力、⑤ワークライフ適応力
・①~⑤の基本の土台に、場力(風土・環境・状況)
MDAピラミッド(自己のマネジメント構図)
・課題解決機能、組織維持機能、情報円滑機能、目標推進機能
・マネジメント機能、人間的側面(魅力・人望)、固有知識・技能・資格
管理者研修カリキュラム
・経営、プレイヤー、部下の育成・統制、組織の顔
管理者の役割
・業績の側面(①目標の達成、②仕事の改善・問題解決)、人間の側面(③職場の活性化、④部下の育成)
Harvard Business Eeview 2015年5月号 選ばれる人材の条件~人材の発掘・育成~
・①モチベーション、②性質(好奇心、洞察力、愛着心、意志力)
・①先を見通す力、疑問を投げかける力、③読み解く力、④意思決定力、⑤一つの方向にまとめる力、⑥学習する力
・①意欲、②能力
ワークショップの全体構成
1日目
管理者研修
ハード
チェックイン
互いを知る
役割
専門知識
棚卸し
(マネジメント)
管理職としての専
門知識の確認
自己紹介ワーク
①名前、②普段の仕事(やっていること)、
③長所と短所、④現在の悩み
自分のSWOT
クロスSWOT ・・・ チェックインとして軽め
目標が明確か?疑問もあるので・・・
リフレーミング
フィードバック
グループ内シェア、
他メンバーへのアイデア出し
インバスケット
(事例研究)
4分野×3問=12問欲しい/正解なし
ジグソーメソッド
①?????、②?????
③?????、④?????
専門知識4項目
ポスターセッション
チェックアウト
明日への繋ぎ
振り返り
KPT
2日目
ソフト
マインド
モチベーション
人間力
コミュニケーション
(マネジメント)
自己紹介(※)
↓
自分の棚卸し
↓
管理者の役割を再点検
↓
自分を知る(※)
↓
相手を知る
↓
モチベーションに関しての意見交換
(コミュニケーションについても)
↓
実行計画の宣言
チェックイン
他者との違いを知
モチベーションにつ
いて深く考える
価値観ばば抜き
自分の価値観を知る
グループ内シェア
相手の価値観を知る、違いがあることを知る
テーマ:個人
1R、2R
テーマ:部下
3R、4R
<ワールドカフェ>
通常以上に徹底して話し合いをとる。
阻害要因についても意見交換する?
コミュニケーション関係を入れる?
テーマ:組織
5R、6R
親和図・KJ法
チェックアウト
行動宣言
振り返り
プロミスカード
具体策というか、アイデア出しになるか
資料-大野 12/28
プロ人財育成のキャリア開発体系(例)
(人 間 力)
(業務専門力)
プロ人財
(統合)
支援型人財としての問題解決実践行動
(個・組織に対しての知識・専門ノウハウの発揮)
支援型人財としての人間力開発(自己認識)
経営行動
統率力・決断力・行動力・先見性・徳
自己分析力、人間関係力、個人的姿勢・態度、
意思疎通力、理念構築力等
社会人としての人間力開発
③ 専門知識・技能
② 社会人基礎力の開発
コミュニケーション力、実行力、積極性、責任感
使命感など
① 基礎学び力
一般的な人間力
② 生活習慣
① 人間性
人間性の本質、生きがい、価値観、倫理観など
支援型人財としての問題解決実践行動
(プレーヤーとして組織貢献のノウハウの発揮)
プロとしての実践力開発(自己認識)
学び方
経営行動
● 一専多能型人財?
多能一専型人財?
(自己方針で選択)
● 集中方式?
分散方式?
● 人間力・専門力の形成
(あや織り型?・単線型?)
分析力、計画・運営力
人財育成・指導力、改善
力、システム構築力等
専門レベルの実践力
③ 専門職の知識・技能
② 専門レベルⅡ(職場レベル)
経営・経理・営業・生産技術・品質管理・物流・情
報・設計・設備保全など
① 専門レベルⅠ(職種レベル)
基礎レベルの実践力
② 複合職務レベル
① 単純職務レベル
安全衛生、作業工程、処理行動(正確さ、速さ)など
(思い出す・操作する・見分ける・解決する・言語)
「5つの力」を発揮して、組織貢献してきていますか
仕事・生活の中で誰でもが持っている「5つのじぶん力」を発揮することが、組織貢献
として認知されて、自分の存在感・肯定感を強めていくのではないでしょうか。
【主な組織貢献力】
①効率追求力
○計画的な仕事
○改善活動
○改善技法活用
○トラブル対策
○5Sの徹底
② 協 働 力
③業績貢献力
○積極的傾聴
○価値創造
○わかりやすい説明
○業務実践力開発向上
組織貢献力
○報・連・相
○調整、交渉
○チームワーク
○
知
力
○
感
力
○
行
力
④価値創造力
○能力の客観的高評価
○育成・指導力
○必要人材自己肯定感
⑤ワークライフ適応力
○変化を予測する感性
○健康管理対策
○解決方策の企画立案
○セルフコントロール
○課題解決の実践
○ライフプラン
○情報ネット活用
○IT活用
○多様な情報収集
○コミュニケーション
場
力
【風土・環境・状況】
平成27年2月9日メールにて
管理職研修カリキュラム開発分科会 各位
どちらかというと、ステージ3の管理職に必要な能力・知識というよりも、参加する
人たちに何を成果として持ち帰ってもらいたいか、という意味合いが強かったと感じ
ています。
その流れで考えれば、
「課題の発見力」「主体性(行動力)」「発信力・傾聴力」などについてはどれも持
っていてほしいですが、2日間の研修でそれが身につくとは思えません。それならば、
その力がまだ未熟でも「それが出来るという感覚」を持って帰ってほしいです。
「研修を受けて実習もしたけど、自分にはどうもねぇ~」というのではなく、「自分
にはできるから、やってみよう」と思って帰れるような。
それさえあれば課題の発見も行動力も発信、傾聴の力も向上してくるのではないかと
思います。
「自信を持てればコミュニケーションや行動が促進される」「自己効力感(selfefficacy)」という概念が近いかも知れません。
もちろん、自己に対する「根拠のある正しい自信」が必要だと思います。