大学院看護学研究科 博士前期課程 開講年次 選択必修 1年次後期 選択 授業 科目 担当 教員 パリアティブケア特論Ⅱ 単位数 2 単位 時間数 30 時間 科目 分類 専門科目 実践看護学 鈴木志津枝(専任) 高 山 良 子 (専 任 ) 小 迫 冨 美 恵 (非 常 勤 ) 梅田節子(非常勤) 授業形態 講義・演習 使用教室 授業の目的及びねらい エンド・オブ・ライフ期にあるがん患者と家族への心理・社会的、スピリチュアルな問題に対 して、既存の研究成果と個々の経験に基づいて事例検討を行い、全人的ケアを提供できる高度な 看護実践能力を育成する。さらに、チームアプローチを基盤とした緩和ケアにおけるコミュニケ ーションやグリーフケア、専門的緩和ケアについて、演習や見学研修もふまえて学びを深め、専 門性の高い緩和ケアとキュアの融合による看護学の知識・技術を駆使した包括的な高度看護実践 能力を育成する。 授業のキーワード 全人的苦痛、心理・社会的苦痛、スピリチュアルペイン、グリーフケア、コミュニケーション、 チームアプローチ、専門的緩和ケア、シームレスな緩和ケア 講義回数 授 業 内 容 及 び 計 画 担当者 第1回 がん患者の全人的苦痛のアセスメントと看護援助 小迫 第2回 がん患者のスピリチュアルペインのアセスメントと看護援助 小迫 第3回 がん患者の予期悲嘆のアセスメントと看護援助 小迫 第4回 青年・壮年期がん患者の終末期におけるアセスメントと看護援助 高山 第5回 高齢者がん患者の終末期におけるアセスメントと看護援助 高山 第6回 グリーフケア①:家族予期悲嘆のアセスメントと看護援助 鈴木 第7回 グリーフケア②:死別後の家族の理解と看護援助 鈴木 第8回 グリーフケア③:医療・福祉関係者の喪失・悲嘆体験の理解とケア 鈴木 第9回 緩和ケアにおけるコミュニケーション①:患者・家族(演習) 高山 第 10 回 緩和ケアにおけるコミュニケーション②:医療者間(演習) 高山 第 11 回 緩和ケアにおけるチームアプローチ 高山 第 12 回 シームレスな緩和ケアの提供における看護援助①:退院支援・療養支援 梅田 第 13 回 シームレスな緩和ケアの提供における看護援助② :緩和ケアチーム、緩和ケア外来、緩和ケアセンター 梅田 第 14 回 シームレスな緩和ケアの提供における看護援助③:緩和ケア病棟 高山 第 15 回 シームレスな緩和ケアの提供における看護援助④:在宅緩和ケア 高山 テキスト 特になし 参考文献 講義の中で文献を提示します 成績評価の方法と基準 授 業 へ の 参 加 度 ( 5% ) 、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン ( 20% ) 、 課 題 レ ポ ー ト ( 75% ) 教員から学生へのメッセージ 事前課題として、専門的緩和ケアを提供している緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅緩和ケ ア等で 3 日間の見学研修を行い、専門的緩和ケアを必要としている患者や家族、チームアプロー チの実際について理解を深めること。また、専門的緩和ケアにおける看護の役割について自己の 考 え を 明 確 に し 、 第 11 回 ~ 1 5 回 で の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に 臨 む こ と 。
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