89. がん看護学実習Ⅲ

大学院看護学研究科
博士前期課程
開講年次
選択必修
2年次前期
選
択
授業
科目
単位数
時間数
がん看護学実習Ⅲ
Seminar/PracticeⅢin Cancer Nursing
3単位
135 時 間
専門科目
実践看護学
科目分類
担当
教員
鈴木志津枝(専任)
井口 悦子(専任)
高山 良子 (専任)
授業形態
実
習
使用教室
授業の目的及びねらい
複雑で対応困難な問題をもつがん患者や家族に対して、専門知識や技術を用いて個別的なケア
計画を立案し、看護チームとともに実践を行う。さらに、がん看護学領域の専任教員およびがん
看護専門看護師、在宅看護専門看護師の指導を受けながら、看護師への教育、コンサルテーショ
ン、他職種との調整、倫理調整、地域連携、在宅療養支援を行い、がん看護専門看護師としての
役割を開発する能力を修得する。
授業のキーワード
がん看護専門看護師,高度な実践、コンサルテーション、調整、教育、研究、倫理調整、
チーム医療、地域連携、在宅療養支援
講義回数
授
業
内
容
及
び
計
画
Ⅰ.実習目標
1.がん患者の身体的・心理的・社会的・霊的苦痛について、高度な知識に基づいた専門的
な看護判断ができる。
2.がん患者のもつ全人的な苦痛を予防・緩和するために、熟練した援助技術を用いて高度
な判断に基づく看護実践を提供することができる。
3.研究成果や諸理論を活用することによりがん患者や家族に対する援助技術や援助方法を
開発し、提供することができる。
4.がん患者及び家族に対する倫理的感受性を高め、倫理的な態度で接することができる。
5.がん患者および家族に関して、看護職者を含むケア提供者に対して、がん看護専門看護
師とともに、相 談、調整、 教育活動などの 専門看護師としての役割を 実践することがで
きる。
6.がん患者に関連して生じた倫理的問題に対して、倫理的調整を行うことができる。
7.医療チームの中で、他職種との調整をがん看護専門看護師とともに図り、ケアをコーデ
ィネートすることができる。
8.地域看護専門看護師とともに、医療機関と訪問看護ステーションの連携や終末期がん患
者の在宅緩和ケアの実際を学び、在宅療養支援のあり方について熟考する。
9.訪問看護ステーションでの学びを踏まえて、終末期がん患者の在宅療養支援をしていく
ために、がん看 護専門看護師とともに、地 域医療連携 担当看護師や地 域・社会資源との
連携・調整を行うことができる。
Ⅱ.実習場所: 神戸市立医療センター中央病院
神戸大学医学部附属病院
西神戸医療センター
訪問看護ステーションわたぼうし
Ⅲ.実習指導者:神戸市立医療センター中央病院
神戸大学医学部附属病院
西神戸医療センター
訪問看護ステーションわたぼうし
濱田麻美子(がん看護専門看護師)
梅田 節子(がん看護専門看護師)
藤原 由佳(がん看護専門看護師)
御園 和美(がん看護専門看護師)
船越 政江(地域看護専門看護師)
テキスト
※実習の詳細に関しては、がん看護学実習要項を参照のこと。
参考文献
成績評価の方法と基準
1 . 実 習 目 標 の 達 成 度 に 関 し て は 、 実 習 要 項 の 評 価 基 準 に 基 づ く ( 75%)
2 . 出 席 ・ 取 り 組 み の 姿 勢 ( 5%)
3.記録物:日々の実習記録、終末期がん患者の地域連携に関するケースレポート、看護師を対象
と し た 教 育 ( 勉 強 会 ) 用 に 作 成 し た 資 料 ( 20%)
教員から学生へのメッセージ
がん看護学実習Ⅰ・Ⅱの学びを振り返り、自己の課題の明確化した上で、がん看護学実習Ⅲに臨むこと。
がん看護学実習Ⅲは、訪問看護ステーションでの実習と病院での実習を組み合わせて行います。