NPO 法人水道千葉 1.日 時 2.場 所 H 19年 平成19年10月27日(土) 千葉市民活動センター内 3.出席者確認 第3回 理事会議事録 午後1時30分~5時 小会議室 理事:竹形、富田、名雪、日影、本堂、梁田 監事:櫛田、山口 事務局長:中嶋 4.議事録署名人選任:名雪、日影理事を選任した。 5.審議事項 1)震災時等の非常時における、県民及び水道事業体への支援について 「NPO活動として、どのような準備をしておくべきか」 (1)議長から「前回理事会の継続審議とした事項であり、新潟県中越沖や阪神・淡路の大 震災の経験を踏まえて、実際に千葉県で起こった場合に、我々NPOはどう支援するの か、事前に対応を準備しておかないと何も動きが取れない。これは、大きな問題なので じっくり時間を掛けて、取り組んでいきたい。」と審議の方針が述べられた。 (2)企画班としての検討は進まなかったので、審議の参考資料として、日本水道協会発行 の水道維持管理指針から、 「災害及び事故対策;地震対策」のコピー配布と概略の説明が あった。 主な内容は、国、県、市町村の行政、水道事業体、その他の水道関連事業体等の相互 の連絡調整体制や、班編成、所掌事務、応急給水対策、応急復旧対策、応援要請等の事 例である。 (3)出席者から以下のような意見が出され、審議結果として、企画班に数人の会員を加え たメンバーで「NPO活動として、何が出来るか、支援対象が何処か、どのような方法 で支援するか等」の詰めを行う叩き台を作り、理事会に諮ることとした。 また、詰めた叩き台に対するNPO会員の意見や、支援参加意向を聞く懇談会などの 機会を設ける必要があるとした。 (4)審議において出された主な意見 ①水道事業体が我々に期待することは、職員では手が足りない部分の単純作業であり、例 えば、応急給水作業などだろう。施設や配管の応急復旧アドバイスは、水道事業体独自 の考え方があるので支援は困難ではないか。 その作業をどう行うかは水道事業体の指示を待つ必要がある。 ②何が出来るかを明らかにして、普段から各水道事業体と連携を保っておかなければ、支 援活動は難しいと思う。水道事業体職員の技術補助員的な位置付けが良いと思う。 ③水道事業体の手足となって支援するとして、どの組織に出向くかについては、災害時の 交通手段が制限されるので、遠方へ行くことは難しく、活動員毎に予め決めておく必要 があるのではないか。 ④地方の水道事業体は技術職員の絶対数が不足しているので、OBへの支援期待が大きい と思うが、何が出来るか、どんな方法で支援するのか、PRによって活動が認知される と、水道事業体から要請があると思う。 ⑤各水道事業体へNPOが支援できる内容が伝わっていけば、相互の情報交換が行われて 県内活動4地域毎に、災害時の水道事業体OB活動員登録を増やすきっかけとなる。 ⑥被災地のニーズが何処に有るのか、現地調査経験者から話を聞く機会を設けたい。 ⑦NPO活動は何処の水道が対象か、どんな支援が出来るかの検討は、間口が広過ぎると 意見が錯綜して取りまとめが難しい。 会議毎に的を絞って審議する必要がある。 2)「千葉会」との協働活動について ・県水道局の見学者案内についての協働活動 千葉と松戸市栗山の配水塔が土木遺産に指定されたことから、昨年3月下旬に一般市民へ 見学会を行った際、見学者案内役を千葉会が支援した。今後も同様に行われるなら、将来 はNPOが受けることが適切と思われるので、今年度は千葉会から協働活動の要請を視野 に入れて様子を見る。 また、NPO会員が浄水場等の見学者案内支援を希望する人が居るか(県水以外の浄水 場も対象) 、アンケートで調査することを検討する。 3)貯水槽水道管理の巡回指導支援検討 ・貯水槽水道の耐震強化アドバイザー事業 ・病院、学校、避難施設等の施設点検と改良アドバイス 大震災の水道被害報告書によると、貯水槽被害が意外に多く、運搬応急給水では間に合わ ない事例が有る。特に大きな病院でその影響が懸念される。 NPOの目的であるサービスの充実を図り、県民の福祉に寄与する一環として、震災事 前対策としての、貯水槽水道施設点検と耐震強化改良アドバイスを行うことの是非を審議 した。 審議結果は、点検とアドバイスを望む設置者を調査して、希望者に行うことを想定する が、技術的にも難しく、実施は困難であるとなった。 小規模貯水槽(容量 10 ㎥以下、水道法による管理状況受験義務が無い)の巡回点検サ ービスについて、県水は実施しているので、それ以外の水道事業体で実施する検討を継続 審議とする。 4)県水の将来の水道記念館展示物の保存管理について ・ 柏井浄水場での保管状況とNPOの支援 現在のところ、NPOに支援を求める考えがないようであり、今回の検討を終了する。 5)その他 ・「NPO法人水道千葉」PRの挨拶回りについて 名雪広報担当理事から挨拶回り先と日程の提案があり、11 月 13 日に本堂理事長、竹形 副理事長、名雪理事が行うこととした。 行き先は、日本水道協会、日本水道新聞社、水道産業新聞社、厚労省健康局水道課、 国立保健医療科学院水道工学部。 以上、この議事録が正確であることを証します。 平成19年10月29日 議 長 本 堂 文 規 ㊞ 議事録署名人 名 雪 輝 直 ㊞ 同 日 影 正 幸 ㊞ 上
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