目次 火おこし体験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 紙玉てっぽう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 オナモミダーツ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 エコキューブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 お買い物ゲーム・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 ムダッチをさがせ ・・・・・・・・・・・・・・ 6 CHANGE ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 エコビンゴ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 アットホーム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 まだ間に合う私たちの未来 ・・・・・ 10 食とエネルギー ・・・・・・・・・・・・・・・ 11 火おこし体験 ねらい ①マッチやライターのない時代の人たちが、どのようにして 火をおこしていたかを学ぶ ②エネルギーの原点である火の大切さを学ぶ 受講者数:10人 所要時間:約30分 対象者:小学生低学年∼中学生 <準備物> 舞きり式火おこし器 5台(滋賀県センター保管)/麻わた/茶こし/紙または枯葉 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:火おこしの説明 (5分) 以下の1) ∼3) について説明し、理解を促す 1) 大昔の火のおこし方…きりもみ式、ひもきり式、弓きり式、舞きり式火おこし器 (写真1) 2) 火がとても大切であったこと 3) 火の熱、明るさはエネルギーのもとであること 手順2:実際に火おこしを体験する (25分) <火きり棒を回す> 1) 火きり板の 「火きり臼」 に 「火きり棒」 をまっすぐに立てて差し込み、 火きり弓を水平になるように持つ 2) 火きり棒を回して、ひもを巻きつけ、火きり弓を下げる 3) 力の入れ具合を加減してスムースに上下運動が続くようにする (はずみ車の回転力で火きり弓を持ち上げるので、手で持ち上げないこと) 4) 最初はゆっくり、だんだん早く回すようにする 火きり棒を常に火きり臼に接しているように回すのがコツ 5) やがて、焦げたにおいがして、煙が出てくる 火きり棒 火きり弓 はずみ車 火きり臼 火きり板 (写真1) 舞きり式火おこし器 ※屋内で行う場合は、 ここで終了する <炭の粉が出る> ※発火するまで行う場合は以下の作業を継続する 1) 少し抵抗が増し、回転しにくくなるが、スピードを落とさず回し続ける 2) 焦げた炭の粉が出始め、中に赤い火種ができる <火種を麻わたに移す> 1) 球形の茶こしを開き、麻ひもをほぐした麻わた (写真2) を詰める 2) 火種を麻わたに移す (写真2) 麻わた:麻ひもを約15mの 長さに切り、ばらばらになる までほぐし麻わたを作る <発火> 1) 茶こし (写真3) を閉じ、ひもを持ってゆっくり回す 2)急に火がつくが、あわてず枯葉や紙等に火を移す 手順3:メンテナンスの実施 (写真3)茶こし 火きり棒の先や火きり板は消耗品なので、差し替えや補修を行う 火きり棒:火きり棒の先は、使用するたびに小さくなっていく 1cm以下になったら予備の新しいものと交換する 火きり臼:焦げたものは穴が収縮して、火きり棒とうまく接触しないので、削り直す -1- 紙玉てっぽう 命中! ねらい ①身近な素材を利用して、遊びの道具を自分の力で作り出す ②のこぎり等の本物の道具の取り扱いを体験する ③うまく飛ぶように工夫する ④遊びながら環境について考える 受講者数:24人 所要時間:約90分 対象者:小学生以上 <準備物> 女竹や篠竹 人数分(あぜ道や河川敷、びわ湖周辺等に自生している)太さ治具(作成済み) のこぎり2台(のこぎり用専用治具作製済み) 小刀 タコ糸(推進員用、出来上がりの微調整に用いる) マスキングテープ・ティッシュペーパー・水・的 (あらら家のパネル(大判) ムダッチシール(約20枚)) 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:注意事項と作り方の説明 (5分) 以下の1) ∼2) について説明し、理解を促す 1) 紙玉てっぽうを人に向けて紙玉を飛ばさないこと 2) 紙玉てっぽうの作り方 手順2:紙玉てっぽうを作る (30分) 1) 予め組み合わせておいた、女竹 (鞘になる) と篠竹 (ピストンになる) (写 真1) を配布する 2)太いほうの女竹をのこぎり用専用治具(写真2) にセットし、節から7∼ 8cmのところをのこぎりで切り離す 3) 短いほうの女竹に篠竹を差し込む。緩いときは篠竹にマスキングテープ を巻いて調整する 4) 差し込んだ篠竹は女竹より1cmほど短く切る 手順3:うまく飛ぶように練習する (20分) 1) ティッシュペーパーを水で濡らし、小豆大に丸め、鞘につめ、 ピストンで押 し込む 2) 同じようにして2つ目の玉を詰め、ピストンを押し込む。大きな音がして 先に詰めた玉が飛び出す 3) 始めはなかなかうまく飛ばないので、玉の大きさ、押し込む速度などい ろいろ工夫する 4) 参加者の多くがうまく飛ばせるようになったら、遠く飛ばし大会を行う (写真1) 女竹と篠竹↑ (予め組み合わせておく) 太さ治具↓ (写真2) のこぎり用専用治具 (写真3)あらら家パネル 手順4:あらら家のムダッチを紙玉てっぽうで退治する(30分) 1) 「あらら家」 のパネル (写真3) の無駄な部分に張ってあるムダッチシール (写真4) に紙てっぽうを使用して玉をあてる 2) ムダッチシールに当たった場合は、何が無駄かを答える 後片付け (5分) 紙玉のごみがでるので、全員がごみ拾いをしてきれいにする -2- (写真4) ムダッチシール 2種類 (エコなシール・ムダなシール) オナモミダーツ ねらい ①身近な植物に触れることによって、その素晴らしさ (ネイ チャーテクノロジー) とそれを生かした遊びから、生物多 様性の重要性に気づく ②滋賀固有種の生物や省エネ活動の絵柄を的にした遊び から、環境を守る意識を持つ <準備物> オナモミ 的 的を貼り付けるボードとクリップ セロハンテープ 得点表 虫眼鏡 受講者数:10人 所要時間:約15分 対象者:小学生以上 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:ゲームの説明 (5分) 1) ∼3) について説明し、理解を促す 1) オナモミダーツのオナモミについて説明 参加者に一人1つずつ配り、自分の服に投げてくっつけるなど、自由に観察する 2) ぎゅっと握ると痛いので注意すること 3) ゲームの進め方 手順2:順番を決め、ゲームを始める (3分) 投げる順番を決める 一人5個 (多人数の時は3個) 、的に向けて投げる 手順3:得点を計算して、得点表に名前を書く (3分) 得点を計算して、得点表に名前を書く 手順4:得点を発表する (3分) 全員がゲームを終えたら、得点表を確認し、最高得点を発表する 参加者にどの的にあたったのかを質問する 発展:オナモミを観察する 虫眼鏡で、 オナモミのとげの先を観察する どうしてうまくくっつくのか考え、自由に話し合う オナモミの特性を活用し作られた身近な製品は何か考え、自由に話し合う 著作:松田明子 -3- エコキューブ ねらい ①身近な材料を使い自分で作るので大切にする気持ちが芽 生える ②ゲームをしながら環境ラベルに興味を持つ ③小学校低学年から、 また親子なら、就学前も参加でき幅広 い年齢層で一緒に楽しみながら環境ラベルについて学ぶ 受講者数:10人 所要時間:約30分 対象者:小学生以上 (写真1:切り開く時のりしろを残す) <準備物> 牛乳パック 段ボールで作ったものさし (写真2) 環境ラベル (写真3) はさみ・のり・セロハンテープ・下敷き用新聞 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:注意事項の説明 (5分) 以下の1) ∼3) について説明し、理解を促す 1) はさみの取り扱いに気をつける 2) のり・セロハンテープ・マジックなどは譲り合って使う 3) あらかじめ、机などの台がマジックで汚れないよう新聞紙を敷いておく 手順2:牛乳パックを3枚に切り分ける (10分) 牛乳パック (写真1) を開いて6.3cm幅線を段ボールものさし (写真2) で線 を引く 引いた線に沿ってはさみで3枚に切り分ける (写真1) (写真2) 手順3:牛乳パックに好きな絵を描く (10分) 1枚目(A)は左側から1カ所、2枚目(B)は左側から2カ所、3枚目(C)は左側 から3カ所絵を描く (わかりやすく、単純に○を描くでもいい) 空きスペースには、環境ラベル (写真3) などを切り抜き貼り付ける *ラベルはエコカレンダーやオリジナルでの創作も可能 (写真3) (A) (B) (C) 手順4:キューブを作る (5分) 1) 1枚目(A)、3枚目(C)をそれぞれセロハンテープで貼り付けキューブに する 2) 作った2つのキューブに2枚目(B)を通してキューブにして完成 絵合わせ、環境ラベル出しなどキューブで遊びながら、身近なものを大切 にすることや、環境ラベルについて学習する -4- お買い物ゲーム ねらい ①買い物の疑似体験を通して、環境にやさしいお買い物と はどういうことか考える ②選んで買うことが、エコにどうつながるのかを学ぶ ③子どもを通じ、大人たちにグリーン購入の理解と行動を 促す 受講者数:10人 所要時間:約30分 対象者:小学生以上 <準備物> お買い物ゲームキット 長机6つ 正解音を鳴らす器具1つ 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:ゲームの説明 (5分) 1) お買い物の目的を説明し、理解を促す 2)環境にやさしいお買い物とはどういうものか考える 手順2:お買い物に行く前に考える (5分) 1)お店まではどうやって行く? 以下の交通手段カード (写真1) を選ぶ 歩いて行く・自転車で行く/バスや電車で行く/車で行く 2)お店に行く時に持って行くものは? エコバッグ (写真1) を持って行く 3) 商品名のカード (写真1) の中から、買ってみたいものを1つ選ぶ (写真1) エコバッグ・商品名カード 交通手段カード 手順3:実際にお買い物をする (15分) 1品目に付き2つの候補があるので、いずれか1つの商品を選ぶ ※小さいお子様の場合は、商品の簡単な説明をする、あるいは高学年生が 付き添う 手順4:どうしてその商品を選んだか説明する (5分) 買い物の後、選んだ商品をレジまで持って行き、なぜその商品を選んだの か説明する 選んだ理由が当たっている時は、正解音を鳴らす 間違っている時は、商品の解説シート (写真3) で解説する 交通手段、エコバッグの持参がされている場合も、正解音を鳴らす ※ただし、正解は各自の解釈なので、一つとは限らない また保護者の付き添いがあるときは、商品の詳しい説明や、補足を行う 振り返り 「お買い物=選ぶこと」 であり、環境にやさしい お買いものをすれば環境問題への取り組みを 実践できることを説明する 商品についているマーク各種・企業の取り組 みなども紹介する 備考 -5- (写真2) 商品 (1品目に付き2候補) 20品目 (写真3) 商品の説明シート 大人向けには展示資料としても使用可 多人数で行う場合は、各自が商品を戻すなど し、継続してゲームが行えるようにする ムダッチをさがせ ねらい ①あらら家の中の無駄探しをしながら自分の生活を振り返る ②自分でムダッチシールを貼り付けることで、エネルギーの無 駄使いを再確認する ③無駄探しだけではなく、よいところみつけをするなど子ども の自由な発想が期待でき幅広く環境問題について考えるこ とができる 受講者数:10人 所要時間:約15分 対象者:小学生以上 <準備物> マグネット あらら家拡大図(写真1) ムダッチシール2種類 (写真2 エコなシール、 ムダなシール) ) 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:ゲームの説明 (2分) ゲームの内容を説明する ムダッチシールの枚数は参加人数を考慮して2∼3枚ずつ渡すようにする 手順2:あらら家のムダを探す (10分) あらら家拡大図 (写真1) の中で無駄だと思う場所に手持ちのムダッチシー ル (写真2) を貼り付けていく 何が無駄なのか、選んだ理由を発表する 併せて、良い場面も見つけて発表する (写真1) あらら家拡大図 (写真2) ムダッチシール 2種類 (エコなシール・ムダなシール) 振り返り:自分の家でもムダを探す (3分) 自分の家でも無駄なことはないか、無駄を減らすために何かできることは ないか、 こんな良いことをしているなど、自分の生活を振り返り、普段から 環境問題について考え、行動する -6- CHANGE ねらい ①自分たちが、無意識のうちに電気依存型の暮らしをして いることに気づく ②電気に頼らない暮らし方を考えていけるように意識を変 える 受講者数:30人程度 所要時間:約30分 対象者:小学生以上 <準備物> 製品カード6枚(写真1) 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:ゲームの説明 (5分) 1) ∼2) について説明し、理解を促す 1) 何が欲しいかを100人に質問したときの回答が何かを考える 2) 条件を変化させることによって、回答が変わる可能性を伝え、考えていくことを説明する 手順2:100人に質問したとき欲しいと思ったものが何かを考える (10分) 1) 受講者に『100人にもしもらえるとしたら何が欲しいか』を質問したとき、一番多いと思われる 回答をグループで話し合い考える。 2) グループごとに代表者が製品カードから1枚選び、選んだカードと選んだ理由を発表する 手順3:もしも電気がなかった場合を想定して、手順2同様に答えを考える (10分) 1) 手順2と同様の質問を 「電気がない」 という条件で再度質問する 2) 再度条件をふまえた上で、グループで話し合い考え、6枚のカードから再び1枚選び、グループ の代表者が発表する 手順4:自分たちの生活にとって本当に必要なものは何か考える (5分) 1) 電気がないと、自分たちの生活がどう変わるのかグループごとに話し合う 「電気がない」 という条件により、デメリットだけでなく、いかに自分たちの生活が変わるかを考 える 2) 自分たちの生活に本当に必要なものは何か、省エネルギーな生活を送るにはどうすればよいか を考え、グループごとにまとめて発表する 振り返り 電気がある前提で、生活を送れているにも関わらず、電気やそれ以外のエネルギーを簡単に使っ ていたことに気づき、エネルギーを大切に使うよう促す また、電気に頼らない生活を送るにはどうすればよいかを意識していくよう呼びかける 発展 時間があれば、 *水道が使えなかったら*ガスが使えなかった場合を想定し、質問する 自分たちの生活がどう変わるか、それぞれのグループで考え、発表する 著作:来田博美 -7- エコビンゴ ねらい ①日常活動の中のエコ行動を意識する ②エコ行動への参加意思を確認する ③エコキッズ認定証を授与することで、さらに今後のエコ な行動を促す (写真2) (組合せの種類に注意:重複を避ける) <準備物> エコビンゴカード ビンゴくじ ビンゴボックス 選択カード (写真1) エコキッズ博士認定証 (写真3) ホワイトボード1台 説明ボード 鉛筆 受講者数:10人 所要時間:約25分 対象者:小学生以上 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) 手順1:ゲームの説明 (2分) ゲームの説明後、以下1) ∼4) の準備を行う 1) 全員に1から16までの数字が入ったエコビンゴカード (写真1) を配布す る 2) 選択カード (写真2) を選び、読み上げる順番を決める 3) 低学年児童のいる場合は、読み上げを補助する 4) リーダーを決める (高学年が適任) (写真1) エコビンゴカード 手順2:ゲームを始める (8分) 1) 選択カードを選び、そのカードを読み上げる 2) 読み上げられたカードの内容が守れている児童、 これから守れることを 約束出来る児童は、その番号に〇をつける 3) もう一度読み上げ、 カードに書かれたエコ行動を再確認する (写真2) 選択カード 手順3:ゲームを進める (10分) 1) 順次、選択カードを読み上げ、ゲームを進める ※番号が先に読まれると、夢中になり内容を聞かないので、必ず最初にエ コ行動内容を読み、番号は最後に読む 手順4:エコ博士にエコキッズ認定証をもらう (4分) ビンゴが完成した参加者には、エコ博士よりエコキッズ博士認定証 (写真3) を授与する ※全ての参加者に認定証が行きわたるまでゲームを進行する (写真3)エコキッズ博士認定証 振り返り:約束したエコ行動をもう一度確認する (1分) 全員にエコビンゴカードの内容を再確認する 家に帰ってからも、家族で各自のエコ行動を確認する -8- アットホーム ねらい ①多くの家電製品を使用していることに気づく ②自分たちが実践できる省エネルギーにつながる暮らし方 を見つけ出す 受講者数:10∼50人 所要時間:約40分 対象者:小学校高学年以上 (読みカード) 絵カード (貼り出し用、並べる用) 間取り図 (模造紙) <準備物> 配布用カード 消費電力量カード 附箋 アンケート 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) はじめに:内容の説明と準備 (5分) 活動1∼4で行なう内容を説明する グループごと、各個人に読みカードを2∼3枚ずつ配布する(すべて内容は異なる) 活動1:カードを読み上げて間取り図を完成させる (10分) 1) 一人ずつ、自分の読みカード (写真1) を読んでいく(他人に見せてはいけない) 2) 読みカードの情報をもとに、絵カード (写真2) を間取図 (写真3) においていく 3) わからなくなった場合は、それに関する内容が書かれている読みカードを持った人が読みカード を読み、情報を教える ※自分のカードを責任持って読まないと完成しない (写真1) 読みカード (写真2) 絵カード (写真3)間取り図 活動2:完成した間取り図で省エネする方法を考える (5分) 1) 間取図ができたら、 どうしたらもっと省エネできるかをグループ内で意見を出し、出た意見を附箋 に書きこみ、模造紙上に張り付ける 2) 具体的にできることとできないことについて意見を出し合い、考えて、模造紙上で分けていく 活動3:間取り図と省エネ方法について発表する (10分) 活動2で出てきたアイデアを、各班の代表者が発表する 活動4:自分たちができることを宣言する (5分) 自分が実践できると思うことを一人一人がアンケートの実践宣言欄に書き込む 振り返り:1ヶ月後も実践できているか確認する 1か月後、再度アンケートをとり、実践宣言したことを実践できているかどうかを確認する -9- 著作:来田博美 私たちの未来 まだ間に合う ねらい ①過去・現在・未来の現象予測を学ぶ ②未来に起こるべき現象に対し危機感を抱く ③危機を回避するために、私たちは今何をすべきかを考え・ 行動する 受講者数:10∼50人 所要時間:約30∼60分 対象者:小学校高学年以上 <準備物> ホワイトボード マグネット 近江八景8枚・現在の八景写真8枚 (写真1) 、最近の気象変動フリップ (写真2) 未来の現象フリップ10枚(写真3)、子どもの成長フリップ(写真4) 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) はじめに:内容の説明 (5分) 活動1∼4で行なう内容を説明する 活動1:近江八景の現在と過去を比べる (5分) 近江八景の現在と過去 (写真1) を見比べて環境の変化を近江八景と現 在の同場所を比較し、何が変わったか気づいたことを自由に話し合う (写真1) 活動2:最近の気候変動を知る (5分) 今年の夏の気象変動を気象庁の発表資料をもとにフリップ (写真2) にて 説明する その説明を受けて、気づいたこと、自分たちにできることについて自由 に話し合う 活動3:未来の危機を想像する (5分) (写真2) 未来の現象フリップ10枚 (写真3) を一人一枚配り、10人に想定される西 暦○○年フリップの箇所に貼る フリップを見て、子どもの成長フリップ (写真4) を貼り、具体的に未来に 起こる危機を想像する (写真3) 活動4:今自分たちにできることを考える (5分) 活動1∼3で学んだことを基に、今自分たちにできることを 「出来るカー ド」 に書く お互いの 「出来るカード」 を見せ合いながら自由に話し合う (写真4) 振り返り (1分) 後日、 「出来るカード」 に記載した内容を各自確認する 援用:JCCCA(未来は変えられる) 著作:細坪功三 - 10 - 食とエネルギー ねらい ①私たちを支える食生活と環境のつながりを学ぶ ②地球温暖化問題の観点から、今自分たちでできることは 何か考え・行動する 受講者数:1班6人程度 所要時間:約90分 対象者:小学校5年生 <準備物> かくかくしかじか温暖化キット(写真1) チラシ はさみ 世界地図 日本地図 パンはどこから カード(写真3) 各種マーク パンフレット いちばん身近な食べ物の話 食べ物の旬キット 進 行 手 順( 所 要 時 間 ) はじめに:講座のながれの説明を聞こう (5分) 活動1∼5で行なう内容を説明する 活動1:かくかくしかじか温暖化 (15分) 地球温暖化のメカニズムと現状、 どうしてCO2が増えたのか、自分たちの生 活との関係について説明する 地球温暖化が自分たちの生活が引き起こした問題であることを理解する (写真1) かくかくしかじか温暖化キット 活動2: 食べ物はどこから∼チラシを使って(15分) スーパーのチラシから、2種類の食べ物を選び切り取り、どこから来たの か、世界地図に置く (写真2参照) 食べ物が、世界中からやってきていることを知る (写真2) チラシ切り抜きと世界地図 活動3:フードマイレージと地産地消 (15分) パンが家庭に届くまでの流れを見ながら、遠くから食べ物を運ぶことで、 ど のようにエネルギーを使っているのかを理解する 実際の食品を例にとって、 どのくらいCO2を出すのか、外国産品と地場産品 との場合で比較する 地元のものをえらぶためにどんな取り組み (おいしがうれしが、 環境こだわり農産物など) があるかを知る 農産物の栽培と環境のかかわりについて理解する (写真3) パンはどこからカード - 11 - 休憩 活動4:食料自給率 (10分) 色々な食べ物の自給率を見て、たくさんの食べ物を海外に頼っていることを知り、食料自給率が 低下した理由を考える 食料自給率が低いとどういう問題があるのかを考える また、食料自給率を上げるためにどんなことができるかを考える 活動5:ワークショップ 食べ物の旬(15分) 食べ物の栽培方法によって、環境に与える影響が変わることを学ぶ ワークショップを通じて、旬の食べ物を食べることの大切さを知る 振り返り1:まとめ (5分) 講座で取り上げた用語について再度確認する どんなものを食べるかによって、環境にどう結びついていくのかを理解する 振り返り2:食に対する姿勢 (10分) 世界の中で、手に入る食料が不均衡であることを説明し、自分たちの生活を見直すきっかけを与 える また、世界中の人たちの健康状態から、日本の人たちの暮らしを考える 小さなこともみんながやれば大きなことになることを伝える 発展:<発展的学習>バーチャルウォーター 1) バーチャルウォーターって何? バーチャルウォーターについて説明する 2) 消費する国の責任 バーチャルウォーターと言う目に見えないものについて考える *1) ※発展的な学習 (バーチャルウォーター) を行うときは、かくかくしかじか温暖化を短縮する 学習内容は、下記の教科書に準拠する 小学校5年生社会科 大単元 私たちの食生活と食料生産 小単元 これからの食料生産 東京書籍 教科書 上 96ページ∼ 日本文教出版 教科書 上 82ページ∼ 振り返り3:自分たちにできることは何か考えよう! (5分) 講座の全体を振り返り、自分たちにできることは何か、各自アンケートに記入する - 12 - ぷららちゃん とは 淡海環境プラザに住み、 プラザを広めるために活動する 淡海環境プラザのキャラクターです。 髪はよしの葉、顔は水の形をしています。 目のキラキラは太陽の形をしています。 好きなもの 琵琶湖の美しい景色 苦手なもの 琵琶湖をはじめ自然環境を壊すもの 特 技 よし笛の演奏 イラスト:仲野磨由美 滋賀県地球温暖化防止活動推進センター 〒525-0066 草津市矢橋町字帰帆2108番地 淡海環境プラザ (公財)淡海環境保全財団内 TEL:077-569-5301 FAX:077-569-5304 E-mail:[email protected] お問い合せは上記まで お願いします! ぷららちゃん
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