J.ASEV Jpn. No.3 白ワインの厚みに与える高分子化合物の - 山梨大学

J.ASEV
.
npJ
Vo 1
.
16 ,.
oN3
(
)
502
白ワインの厚みに与える高分子化合物の影響
0奥田徹 1、久本雅嗣 1、飯野修ーに樋川芳仁三中山忠博 2 、荻野敏 2 、高柳勉 l、横塚弘毅 l
(1山梨大学大学院医学工学総合研究部・ワイン科学研究センター、
tcefE
OTohru
1,M
asa
OKUDA
ihsotaS
yranilpicsidretnII
ytis
ofYam
The stceffe
pihsnoitaler
.
seulav
fo wine
htiw senkciht
血rre
stneopmc
田
seniw
,
scilonehp
∞stneopm
seulav
s∞
noitartnecn
showed
ylbakramer
hguorht
denimreted
fo wine
stneopmc
dica
sn∞
oitartnecn
Among
eht etsat
htiw
wine
etsat
ayrosnes
deniatbo
senkciht
In抑制et
fo ygolnE
dna
wer .
detagitsevni
2,
erV
utli
ucit
The lacirenum
noitaulave
with9
eht senkciht
ni seniw
eht selucelomrcam
NAKAYAMA
,
retneC
dna
noitcarf
hgih noitalerroc
tceffa
ygolnhceT
wer
fo 白eralucelomrcam
)
0697.
(
r =.
& The
fo etihw
2,
orihadaT
1
dna gnirenignE
on eht senkciht
, 阻d 鉱由n
o
HIKAWA
YOKOTSUKA
lairtsudnI
n ehtsnoitartnecnoc
fo Wh
eti Wine
2,
otihihsoY
IN0
Koki
fo enicdM
larutceferP
fo elpmas
sragus
The
lohcS
ih ,
ihsanmY2
betw
dna cidica
ihciuhS
1,
dna
組出
rof eht senkciht
selucomrcam
泊 iHISAMOTO¥
etaudarG
,
町
on senkcihT
2,TsutomuTAKAYANAGI
OGIN0
Univ
fo selucomrcaM
山梨県工業技術センター)
2
seulav
showed
neht
The ,
.
stsilenap
was .
denimreted
lartueN
low noitalerroc
bysisylaid
fo eniw
la,
rtuen
sragus
erw
seulav
(
r =.
)
0387.
seulav
htiw
showed
hgih noitaleroc
eht lapicnirp
eshT
senkciht
compnet
atad
tsegus
,d
na
也ta eht
.
eniwfo
【目的】甲州ワインは一般に味や香りが薄く、平坦で、ある点が欠点と考えられる。特に、辛口に製造
されたワインでは、これらの欠点が明確になる。酒質を改善するためには、特に厚みと品種香の増強
が必要であると考えられる。そこで、本報告ではワイン中の成分のうち、厚みに影響を与える成分の
検索を行なった。
【方法】試料ワインは市販の辛口白ワインとした。
8
官能検査:パネラー 9 名により 6
点の市販辛口ワインの厚みについて官能評価を行い、各ワインの
厚みを数値化した。これらの試料のうち、パネラ}の評価がぱらつかず、偏差の少ない試料を選抜し、
成分分析の実験に用いた。
高分子化合物の調製:試料ワインを 6∞ m L を
1
1
3 量程度までロータリーエパポレーターで濃縮し、
脱イオン水に対して充分に透析した。透析内液を凍結乾燥し、高分子画分とした。
成分分析:遊離アミノ酸は E肌C 分析(四TAC田 L~85∞)により測定した。タンパク質は 6N HCl
で
加水分解後、遊離するアミノ酸量から測定した。中性糖はフェノール硫酸法(グルコース換算)、酸
421 一
J.ASEV
.
npJ
Vo 1
.
16,.
oN3
)
5(
002
性糖はカルパゾール硫酸法(ガラクツロン酸換算)、 フェノーノレ性化合物は F-C
法(没食子酸換算)
で測定した。
[結果】官能検査で得られた得点と、 ワイン及びワインの高分子画分に含まれる各成分の濃度との相
関関係を比較した。 ワイン中の中性糖、酸性糖、 フェノール性化合物、 アミノ酸との相関関係はいず
れも低かった。 これらの成分は主に低分子であると考えられた。 一方、 ワインを透析して得られた高
R =)
.
6097
分子画分と厚みの得点は高い相関 (
が見られた。 高分子画分のうち中性糖の占める割合が
高かった。 また、 高分子中性糖と厚みとの相関係数が高かった。以上の結果から、 白ワインの厚みに
高分子化合物(中性糖やタンパク質)が関与している可能性が示唆された。
60
06
R= ー .
0715
R
=
.
0387
@
50
05
nununu
nununu
nununU
AT q u n t
3400
品
c
(@ZEd-O
一mE)忠岡田コω一
応
﹄
吉 @Z
。
c
u
0
ol
三03
ω
6
ol
コ
ω
百
20
。
コ
z
01
01
ー
.
A
B
O
O
2
一← Thicknes
erugiF
pihsnoitaleR
raluceomra
4
3
2
→+
betwn
senkciht
snoitcarf
一← Thicknes
and lartuen
etihwfo
3
ragus
wines
(
)
B
521
snoitartnecnoc
ni etihw
4
→+
seniw
(
)
A and
ni