環境報告書 - 西川ゴム工業株式会社

環境報告書
Environmental Report
2012
対象期間;2011.4-2012.3
会社概要(2012年3月31日現在)
【 会 社 概 要 】
社
所
在
代
表
設
資
本
従 業 員
名
地
者
立
金
数
西川ゴム工業株式会社 (NISHIKAWA RUBBER CO., LTD.)
〒733-8510 広島市西区三篠町二丁目2番8号
取締役社長 西川 正洋
1949年4月
3,364百万円 1,295名
【 事 業 内 容 】
自 動 車 用 部品
一 般 産 業 資材
ゴム・樹脂シール製品,内外装製品等
住宅関連製品,土木関連製品,化粧用パフ,建機用ゴム製品,医療用ゴム製品等
【 国 内 拠 点 】
工
営
場
所
業
国 内 関 係 会社
白木工場,吉田工場,安佐工場,三原工場
東京営業所,宇都宮出張所,浜松営業所,名古屋営業所,大阪営業所,広島営業所,
山口出張所
西川物産㈱,西和工業㈱,㈱西川ビッグオーシャン,㈱西川ゴム山口,㈱西和物流
西川デザインテクノ㈱,ダイキョーニシカワ㈱
【 海 外 拠 点 】
ア
メ
リ
タ
中
カ
イ
国
メ
キ
イ
イ
ギ
シ
コ
リ
ド
ス
ン
NISHIKAWA COOPER LLC
Nishikawa of America Inc.
Nishikawa Tachaplalert Cooper Ltd. 上海西川密封件有限公司
広州西川密封件有限公司
西川橡胶(上海)有限公司
Nishikawa Cooper Mexico, S.A. de C.V.
Cooper Standard Automotive Sealing de Mexico S.A. de C.V.
ALP Nishikawa Co., Ltd.
Nishikawa Rubber Co., Ltd. Europe Branch
【連結業績の推移】
売上高
売上高
(百万円)
70,000
60,000
50,000
60,384
50,148
46,938
52,019
40,000
30,000
20,000
10,000
0
2008
2009
2010
2011
経常利益
当期純利益
経常利益/当期純利益
(百万円)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
-1,000
-2,000
(年度)
5,453
4,1204,069
3,828
3,140
1,655
-129
-1,744
2008
2009
1
2010
2011
(年度)
環境マネジメント
【環境方針】
<基本理念>
当社は,環境保全を経営の重要課題として,社是(正道,和,独創,安全)の精神で,製品
の開発・生産・販売の全ての段階において「地球にやさしい事業活動」をグループ全体で
取り組みます。
<行動指針>
1. 法令遵守
環境関連の関係法規制等,及び当社が合意するその他の要求事項を遵守します。
2. 環境に配慮したモノづくり
開発・設計から廃棄までの製品のライフサイクルにおいて,環境負荷物質の低減に取り組
みます。
3. 環境負荷の低減
事業活動において,省エネルギー・省資源・リサイクル・廃棄物の削減,有害化学物質の
使用抑制に取り組み,その継続的改善に努めます。
4. 社内啓発活動
全従業員の環境に関する法律遵守及び環境への意識向上を図るため,環境教育を継続
的に実施し,全社的な環境保全活動を推進します。
【環境管理体制】
経営層
総括責任者:社長
環境管理委員会
環境管理責任者
環境担当取締役
事務局
環境担当部門
内部環境監査員
管
理
本
部
営
業
本
部
産
業
資
材
本
部
技
術
本
部
品
質
保
証
本
部
生
産
本
部
安
佐
工
場
白
木
工
場
三
原
工
場
吉
田
工
場
N
B
O
N
D
T
● ISO14001認証取得状況
西川ゴム工業㈱
取得時期
有効期限
審査機関
2000年12月
2015年9月
DET NORSKE VERITAS
2
環境保全の取り組み
西川ゴム工業の環境側面をふまえて,環境目的・目標を設定し活動しています。
● 2011年度目標と結果並びに2012年度目標
№
取組み項目
2011年度目標
2011年度実績
1
CO2排出量の削減
(P.7 参照)
CO2排出量 47,958t
CO2排出量 44,189t
○
CO2排出量 45,306t
2
CO2原単位の削減
(排出量/売上高)
(P.7 参照)
CO2原単位 1.116
CO2原単位 1.040
○
CO2原単位 1.050
3
製品含有化学物質管理シス
テム構築(REACH規制対応)
含有化学物質調査
調査把握率 100%
含有化学物質調査
調査把握率 100%
○
化学物質全成分把握
調査把握 100%
4
マテリアルリサイクルの推進
2012年度までに技術の確立
端材を活用した新吸音
材の開発
○
2012年度までに技術の確立
● 中期環境目標(2012~2014年度)
最終年度である2014年度の到達目標
№
目標項目
2014年度
1
CO2排出量の削減
CO2排出量 45,500t
2
CO2原単位の削減
CO2原単位 1.030
3
製品含有化学物質管理シス
テム構築(REACH規制対応)
化学物質全成分把握
調査把握 100%
4
マテリアルリサイクルの推進
新技術の実用化
3
評価
2012年度目標
環境に配慮した新技術
■軽量化シール部品を着実に展開中
<アイテム①>世界初の発泡樹脂グラスランチャンネル
<アイテム②>世界最軽量クラスのドアインナーシール
グラスランの概要図
発泡グラスラン断面写真
当社は近年,2つの環境対応型の自動車用ドアシール部品を世に送り出しました。
まずその一つが,<アイテム①>「世界初の発泡樹脂グラスランチャンネル」です。
グラスランチャンネルとは,自動車のドアガラス周りをシールする部品のことです。
当社は,この材料を従来のゴムから樹脂(TPE:熱可塑性エラストマー)へと置き換えるとともに,断面基幹部を世界で初
めて(当社調査)発泡させることで,ゴム製品に比べ約30%の軽量化に成功しています。
そしてもう一つが,<アイテム②>「世界最軽量クラスのドアインナーシール」です。
このシール部品は,自動車ボディ側のドア開口縁に取り付けられるウエザーストリップで,ドア側のシール部品と共に車
外からの水や音の侵入を防ぐシール部品です。また,同部品はボディ端部周辺を覆う内装部品としての一面も合わせ
持っています。
ポイントとなる技術は, 「微細セル化発泡」「インサートメタルの極限薄肉化」です。これらにより,車体への保持力やシー
ル性能を維持しつつ軽量化を図り,従来仕様品との質量比25%減(当社比)という世界最軽量クラス品(当社調査内)を
実現いたしました。
これら2つの新アイテムは,いずれも当社がこれまで培ってきたコアテクノロジーの一つである「発泡技術」を活かしたも
のです。ゴム・樹脂などは発泡により様々な機能を発揮し,自動車メーカーからの部品軽量化要請に応えるには最適の
技術といえます。
現在,市場での展開状況は下図のように推移しています。
2011年,2012年(見込み)と各車両のモデルチェンジに合わせて着実に採用が増えつつあることが見て取れます。
今後、同アイテムの尚一層の拡大に努めていくとともに、発泡技術等の深耕・進化・拡大により,さらなる軽量化,さらな
る環境貢献を図っていきます。
軽量化シール部品拡大状況(国内)
比率(生産数ベース)
50%
微発泡
グラスランチャンネル
40%
30%
20%
軽量化
ドアインナーシール
軽量化ドアインナーシール
発売開始
微発泡グラスラン
発売開始
10%
0%
10年度
11年度
4
12年度 (見込み)
廃棄物に関する取り組み
● 廃棄物量の削減
リサイクル率の向上と合わせて廃棄物量の削減にも取組んでいます。
生産工程での歩留向上や不良率の低減により廃棄物量が削減できました。また,売上額あたりの廃棄物量(原単
位)も2006年度以降改善が進んでいます。
廃棄物
発生量(t)
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
廃棄物量推移
売上額あたりの廃棄物量
(2004年度を100とした指数)
(指数)
105
100
95
90
85
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
(年度)
(年度)
● リサイクル率の向上
埋立量・リサイクル率推移表
埋立量(t)
300
リサイクル率
目標値:99%
リサイクル率
250
200
150
100
50
0
2004
2005
2006
2007
2008
100%
98%
96%
94%
92%
埋立量
90%
リサイクル率
88%
86%
84%
82%
80%
2009 2010 2011 (年度)
2009年度に目標としてきたリサイクル率
99%を達成し,2010年度,2011年度と引き
続き99.9%のリサイクル率となり,目標を
クリアしています。
*1埋立量:直接埋立される廃棄物量
*2リサイクル率:埋立,単純焼却以外の廃棄物量/廃棄物の総量
● 廃棄物処理費用の削減
廃棄物総量の削減,リサイクル率の向上
とあわせ,処理費用の削減にも取組んで
います。
リサイクル用途の検討や処理ルートの工
夫,新規委託業者の検討などの活動が定
着し,重量あたりの費用は2007年以降安
定して推移しています。
廃棄物量あたりの費用
(2004年度を100とした指数)
(指数)
110
100
90
80
70
60
50
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
(年度)
5
● リサイクルの内容について
リサイクルの内訳は,26%がマテリアルリサイクル,24%がケミカルリサイクル,そして残りの50%がサーマルリ
サイクルです。
【マテリアルリサイクル】
ゴムの廃材を利用したゴム
板を作成し,一部の自動車
のガソリンタンク緩衝材や
タンク用
住宅の防音床として使用さ ガソリンタンク 緩衝材
れています。
その他,ゴム廃材を粉砕したゴムチップは人工芝用資
材として使用されています。
2011年度リサイクル内訳
マテリアル
リサイクル
26%
サーマル
リサイクル
50%
ケミカル
リサイクル
24%
【ケミカルリサイクル】
下の「廃棄物の有効利用」にあるとおり,ゴム廃材を連
続乾留し、生成された芯金と炭化物をそれぞれ売却し
ています。
【サーマルリサイクル】
セメント会社の原燃料として利用されています。また,
RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel の略称で固形燃
料)の原料の一部となり,多くは製紙会社の燃料として
利用されています。
セメント会社
● 廃棄物の有効利用
工程内ゴム廃材を炭化させたものとアスファルトを組合わせることにより,丈夫で安価な排水性アスファルト混
合物を作ることに成功しました。
工程内ゴム
廃材
連続乾留炉
炭化物
アスファルト
混合
芯金
屑鉄
(電炉メーカー)
炭化物入り
排水性舗装
乾留技術の詳細については
http://www.nishikawa-rbr.co.jp/environment/632.htm
をご参照ください。
連続乾留炉
炭化物をアスファルトへ添加する技術の詳細については
http://www.nishikawa-rbr.co.jp/environment/631.htm
をご参照下さい。
● グループ会社の廃棄物削減事例
【タイ NTR(Nishikawa Tachaplalert Cooper Ltd.) : ゴム屑のリサイクル】
NTRではゴム廃材を代替燃料として処理できる業者の開拓を進め,2010年から全てのゴム廃材を代替燃料とす
ることにより,リサイクル率が改善(リサイクル率;2009年65%→2011年93%)しました。
【中国 SNS(上海西川密封件有限公司) : 納入梱包材のリサイクル】
SNS(上海西川密封件有限公司)では,原材料を納入する際の梱包材を取引先と協同で,納入~回収~再利
用化を実施することにより,廃棄物を削減するとともに,リサイクル率も改善(リサイクル率;2009年88%→2011
年94%)しました。
【米国 NISCO(Nishikawa Cooper LLC) : ゴム屑のリサイクル】
NISCOではゴム廃材を代替燃料として処理できる業者の開拓を進め,リサイクル率を改善(リサイクル率;2009
年68%→2011年85%)しました。2012年はリサイクル率100%を達成する見込みです。
6
CO2排出量削減の取り組み
●
CO2排出量の推移
CO2排出量の推移
CO2排出量(t)
2011年度目標値
47,958t
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
電力(買電)
LPG
A重油
10,000
0
2001
2006
2011年度のCO2排出量は,
前年度を7.6%下回る44,189tと
なり,目標(47,958t)を大幅に
クリアしました。
2007
2008
2009
2010
2011 (年度)
CO2換算係数は,下記の値を使用しました。
・電力: 0.555 kgCO2/kWh
・A重油: 2.71 kgCO2/L
・LPG: 3.00 kgCO2/kg
※出典: 算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧 (環境省)
● CO2原単位の推移
CO2排出量削減,原単位改善に向けて,生産拠点
及び本社等の非生産拠点を合わせた目標を設定し
て取組んでいます。
2011年度もボイラー燃料転換や高効率機器の導入
を進めた結果,CO2排出量,原単位ともに目標を達
成しました。
<省エネ実施事例>
・貫流ボイラー燃料転換 A重油→LPG
・コンプレッサーのインバーター化
・高効率モーターへの置換
・乾燥炉のヒーターの省エネ化
・エアートラップ仕様変更
CO2原単位の推移
110
※ 原単位=CO2排出量/売上額
※ 2001年度を100とした指数
100
90
80
70
2001
2006
2007
2008
2009
2010
2011
(年度)
● 物流改善
西川ゴム工業の2011年度の輸送量は,受注量の増加
により,1293万トンキロと前年に比べ微増となりました。
引き続き,年間輸送量の改善のため,積載効率の向
上,工場間輸送の削減,臨時便の削減等に取組みま
す。
輸送量の推移
(万㌧㌔)
2,000
1,500
1,000
500
※ 特定荷主(年間輸送量が3000万トンキロ(輸送重量×輸送距
離)以上)は,委託輸送に係るエネルギー使用状況等の定期
報告等が必要。
7
0
2007
2008
2009
2010
2011
(年度)
● 国内グループ会社のCO2排出量推移
CO2排出量の推移
CO2排出量(t)
14,000
2011年度目標値
9,300t
12,000
10,000
西川ビッグウェル
西和工業
西川ビッグオーシャン
西川ゴム山口
西川物産
8,000
6,000
4,000
2,000
0
2007
2008
2009
グループ各社も2008年度より西川ゴム工業
と歩調を合わせた省エネ活動をしていま
す。
2011年度は前年度を0.7%下回る8,986tとな
り,目標(9,300t)をクリアしました。
2010
2011 (年度)
CO2換算係数は,下記の値を使用しました。
電力: 0.555 kgCO2/kWh
A重油: 2.71 kgCO2/L
LPG:
3.00 kgCO2/kg
出典: 算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧 (環境省)
● 省エネ活動事例
【外灯のLED化】
【吉田工場】
工場では50灯の外灯をLEDに変更しまし
た。
吉田工場では,工場の屋根を2重屋根にしました。既存のス
レートを断熱材で覆ったものです。
工事前の外気温と室内との温度差が0.4℃だったのが,工事後
はその差が2.9℃になりました。
職場の暑熱対策とともに省エネにも大きな成果がでました。
【本社】
本社では,園芸部の活動の一環として,玄関前や屋上の緑化を図っています。
8
● グループ会社の省エネ活動事例
【西川ゴム山口】
暑熱対策として,第2工場内クールファンの延長工事を実施しました。構内の温度が2~4℃下がりました。
緑のカーテンを実施しました。室内温度が約2℃下がりました。
【タイ NTR(Nishikawa Tachaplalert Cooper Ltd.)】
暑熱対策として換気扇をつけるための屋根の改修工事を実施しました。
また、風通しをよくするためにルーバーウィンドウ
の工事も実施しました。
9
環境コンプライアンス
● PCB管理
西川ゴム工業では35台の高濃度PCBを含むトランス・コンデンサ等を廃棄物として保管しています。
高濃度PCB廃棄物の処理を2012年度から開始する予定です。すべての処理が終わるまで,適切な保
管管理を続けていきます。
● アスベスト対応
飛散性の高いアスベストはありませんが,過去にはアスベストを含む建材が使われているため,アスベ
スト使用箇所を調査・特定し,環境債務として計上しました。今後,計画的に適切な取替・廃棄処理を
行っていきます。
● 緊急事態対応訓練
重油漏れ訓練
ガス漏れ訓練
● 不法投棄廃棄物の処理
広島県山県郡北広島町の山中に、西川ゴム工業の
社名が入ったモジュールケースが不法投棄されてい
るのが発見されました。
連絡を受け,直ちに引取りと適正な処理を行うと共
に,北広島町役場へ撤去完了の報告を行いました。
20年以上経過したものと思われ,不法投棄された経
緯・原因は明らかにすることができませんでした。
新たに不法投棄が発生することがないよう,社内・関
係会社・協力企業に周知徹底しました。
10
環境負荷物質の管理・低減
● 環境関連法規制に基づく環境負荷物質(SOC※1)管理システムの構築
欧州のELV指令※2,RoHS指令※3,REACH規則※4,法規制やお客様からの要求をふまえ、西川ゴム工業
では使用を規制する環境負荷物質(SOC)リスト(NSE0001;環境負荷物質の管理規定)を制定し、以下の
ような体制を構築して,SOCの管理・削減にグローバルで取り組んでいます。
※1
※2
※3
※4
:SOC(Substances Of Concern)
:ELV(End of Life Vehicles)指令
:RoHS(Restriction of Hazardous Substances)指令
:REACH(Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals)規則
西川ゴム工業の製品含有化学物質管理のフロー
得意先
設計・開発部門他
製品構成情報
製品構成
DB
調査依頼・回答
構成材料
部品情報
新規材料・部品
環境担当部門
購買部門
含有化学物質情報
化学物質情報
禁止物質のチェック
含有化学物質調査依頼
材料仕入先
材料・部品
DB
部品仕入先
● 分析装置の導入
西川ゴム工業では,導入した蛍光X線分析装置を用いて,SOC6物質が調達する原材料・部品,また納入
する製品に含有されていないことを確認しております。
据置型蛍光X線分析装置
携帯型蛍光X線分析装置
社内で分析を行った結果はデータベースに登録され,分析結果に関する情報が関連部署間で共有・管
理できる体制をとっています。
11
環境負荷物質の排出状況
● PRTR物質の削減
1999年に制定されたPRTR※1法(特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法
律)に指定された特定化学物質については,排出量を算出しております。
これら化学物質の使用量の削減対策は,製品設計の見直し,改善により取り組んでいます。
大気
取引先
MSDS
※2
P9
廃棄物
原材料
水域・土壌
※1 PRTR: Pollutant Release and Transfer Registerの略
環境汚染物質排出・移動登録制度
※2 MSDS: Material Safety Data Sheetの略
化学物質の性状及び取り扱いに関する情報を記載した化学物質安全性データシート
● 2011年度環境負荷物質の移動・排出状況 (2011.4~2012.3)
<年間取扱量が1t以上のPRTR法該当化学物質で集計>
政令
番号
42
268
300
355
96-45-7
137-26-8
108-88-3
117-81-7
372
95-31-8
452
149-30-4
CAS No
指定化学物質
2-イミダゾリジンチオン
テトラメチルチウラムジスルフィド
トルエン
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
<単位:t>
ビス(水素化牛脂)ジメチルアンモニウム=クロリド
N-(tert-ブチル)-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミ
2-メルカプトンベンゾチアゾール
合計
PRTR対象物質の取扱量推移
排出量・移動量(t)
140
取扱量(t)
120
100
80
60
40
20
0
2007
2008
2009
土壌
0.00
0.00
0.00
0.00
0.07
0.00
0.00
0.00
0.80
2.55
0.00
8.60
0.00
0.00
0.00
0.00
PRTR対象物質の排出量・移動量推移
160
2006
大気
0.00
0.00
8.60
0.00
排出量
水質
0.00
0.00
0.00
0.00
移動量
廃棄物
0.62
0.26
0.17
0.64
2010
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
2006
2011
(年度)
2007
2008
2009
2010
2011
(年度)
2006年から2011年度のPRTR対象物質の取扱量・排出量・移動量の推移グラフです。
2010年4月に改正PRTR法が施行となり,第一種指定化学物質の数が354物質から462物質へと増えた影響で,2010
年度の取扱量は増加しました。
2011年度の取扱量は前年より17%減少しました。
また,トルエン・キシレンといった有機溶剤の削減活動を進めた結果,2011年度の排出量・移動量は前年より45%減
少しました。
12
● 揮発性有機化合物(VOC※)の排出量削減
西川ゴム工業は,日本ゴム工業会のVOC排出量の削減自主規制計画に賛同し,VOC削減活動を実施
しています。
※ VOC:Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)
アセトン,イソプロピルアルコール,キシレン,酢酸ブチル,酢酸エチル,
シクロヘキサン,ジクロロメタン,テトラクロロエチレン,トリクロロエチレン,
トリクロロエタン,トルエン,n-ヘキサン,メチルアルコール,
メチルイソブチルケトン,メチルエチルケトン,ゴム揮発油,
その他の炭化水素(炭素、水素のみで構成されるもの)
VOC
17物質
◎ 日本ゴム工業会のVOC排出削減に関する自主行動計画における削減目標
・2008年までに25%以上削減(2000年度ベース)
・2010年までに35%以上削減(2000年度ベース)
・2011年以降も当面の目標は35%以上削減(2000年度ベース)を継続する。
<年間1t以上の日本ゴム工業会が定めた代表VOC17物質で集計>
西川ゴム工業のVOC排出量推移
VOC排出量(t)
350
300
305.2
280.5
250
251.9 249.1
213.0
200
VOC削減目標
198.3t/年
170.0
150
118.4
100
94.5
57.4
2005年度に
削減目標を達成
50
0
2000
2001
2002
2003
2004
2005
3
2006
2007
2008
33.1
2009
27.3
2010
17.6
2011
(年度)
VOC排出量については,早い時期から有機溶剤塗料の水性塗料への切替えを行ってきた結果,日本ゴ
ム工業会の自主目標(2000年度比35%削減)を2005年度には前倒しで達成しました。
2011年度のVOC排出量実績は,前年度より36%削減の17.6tとなりました。
新規に開発する製品は水性塗料を使用するため,今後もVOC排出量は減少する見込みです。
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2011年度の環境パフォーマンスのまとめ
事業活動
インプット
原材料
ゴム・樹脂等配合原材料
26,157 t
エネルギー投入
量
購入電力 56,708 MWh
設計開発
取り組み課題
製品の軽量化
水溶性塗料への切替
環境負荷物質の削減
車室内VOCの低減
アウトプット
製品
自動車用シール材
住宅用シール材
土木関連シール材
化粧用パフ
大気への排出
資材調達
グリーン購入の推進
LPG 3,780 t
A重油 507 kl
製品製造
PRTR対象物質 水資源投入量
114 t
917,109 m3
再利用
再使用
CO2排出量の低減
環境負荷物質の削減
廃棄物量の低減
リサイクル率の向上
冷却用水の再使用
樹脂化促進による材料再
使用率の向上
炭化物のアスファルトへ
の利用促進
算出方法
原材料・副資材
インプット エネルギー投入量
PRTR対象物質
購入した原材料・副資材の量
工場・事業所における電力,油,ガスの消費量
工場・事業所におけるPRTR法の対象とされる化学物質
大気への排出
CO2:工場・事業所におけるエネルギー消費にともなうCO2排出量
廃棄物の排出
排水量
(エネルギー消費量×CO2換算係数)
NOx,SOx:工場・事業所の排気口(ボイラー等)から排出される排ガス中の
物質濃度を測定した結果に基づき算出
2010年度に工場・事業所において埋立処分,単純焼却,リサイクルされた量
水資源投入量と同値とした.(蒸発量は測定できないため,無視しました)
アウトプット
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CO2 44,189 t
SOx
7.1 t
NOx
1.7 t
VOC 17.6 t
廃棄物等の排出
廃棄物量
5,427 t
リサイクル率 99.9 %
PRTR移動量 2.55 t
排水量
917,109 m
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地域貢献活動・環境保全活動・コミュニケーション
● 3年連続「DBJ環境格付」最高ランク取得
「DBJ環境格付」・「DBJ防災格付」同時取得
西川ゴム工業は,株式会社日本政策投資銀行
(DBJ)が実施する「環境格付」で最高ランクの格付を
3年連続で取得するとともに,同時に「防災格付」も取
得しました。
環境・防災の両面における先進的な取り組みについ
て高く評価された結果,「環境への配慮に対する取り
組みが特に先進的」であることに加え,「防災への取
り組みが十分である」という格付を取得しました。
● 安佐工場 地域貢献
5月の大型連休前に総勢150名参加して工場周辺の清掃を行ないました。
工場横を流れる吉山川沿い,西正寺駐車場,久地小学校までの歩道などグループに分かれて清掃しました。
安佐工場 地域交流
5月の日曜日には,タイからの実習生が
“あまごのつかみ取り”に招待され,28名
全員が参加し,近隣の方との交流を深め
ました。
● 白木工場 地域貢献
【「クリーンウォーキング」の実施】
毎年秋に,労働組合と会社とでクリーンウォーキングを行っています。
①上三田駅周辺の清掃
②白木工場周辺~三田ニュータウンまでの道路・橋のごみ拾い
③三田ニュータウン内の清掃
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● 三原工場 地域貢献
三原市沼田西町のエヒメアヤメ自生南限地帯は国の天
然記念物です。
保存会や町内会の多くの方々が大切に保存活動をおこ
なっており,毎年春先には三原工場の従業員も参加し
て清掃活動をおこなっています。
11月には小原工業団地の清掃活動にも参加し、工場周辺の清掃をおこないました。
● 吉田工場 地域貢献
毎年恒例の労働組
合と会社の共催で工
場周辺の清掃を実
施しました。
吉田工場 地域交流
祭り実行委員会からの要請を受けて,タイからの実習生が地元の夏祭り(一心祭り)に参加しました。
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● グループ会社の地域貢献 ①
【西川物産】
西川物産では,毎月第2月曜日に会社周辺の清掃を行っています。
【西川ゴム山口】
西川ゴム山口では,例年恒例の工業団地内の一斉清掃に積極的に参加しています。
【西和工業】
西和工業では,会社
周辺の清掃作業を
行いました。
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● グループ会社の地域貢献 ②
【米国 NISCO(NISHIKAWA COOPER LLC)】
NISCOでは,"Indiana Environmental Stewardship Program" へ参画(参加企業として
登録)し,汚染防止や廃棄物削減の活動を進めています。
NISCOの従業員は,毎年米国癌学会主催の「乳がんの撲滅」を目的とした5kmウォ-キン
グ大会に参加しています。
American Cancer Society –Relay for Life
NISCOは,「United Fund」に参加しています。「United Fund」は,地域の団体と一緒になっ
て地域問題を解決するために資金や人材を活用します。
United Fund/Way
NISCOの従業員は,保存食を集め地域の食料庫へ寄付しています。
Hunger in America—Food Pantry Providing Food to fight hunger
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● グループ会社の地域貢献 ③
【タイ NTR(Nishikawa Tachaplalert Cooper Ltd.)】
NTRでは,2011年8月に製品倉
庫の開所式において,日本人
スタッフと従業員が一緒に植樹
をしました。
工場団地内の清掃を実施しました。全員で工場周辺や排水溝の空缶やゴミを拾いました。
NTRでは,2010年12月12日から2011年9月12日(稼働時間計:1,708,143時間)までの無災害に対
し,タイ国の労働大臣プラダームチャイ・サソムサップ氏から“Zero Accident”(ゼロ災害)の銅カッ
プを受賞しました。
盾
受賞風景
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● グループ会社の地域貢献 ④
【中国 SNS(上海西川密封件有限公司)】
SNSでは,工場の周辺の緑化に取り組み,清掃活動(クリーンウォーク)も行いました。
【中国 GNS(広州西川密封件有限公司)】
GNSでも,工場の周辺の緑化と清掃活動(クリーンウォーク)に取組みました。
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発行: 環境安全部
時期: 2012年10月
TEL 082-237-9330
FAX 082-238-3983