H- Aロケット14号機の準備状況

安全8−1−4
NU117529A H-IIAロケット14号機の準備状況について
平成19年11月29日
Copyright Ⓒ MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD. 2007 All Rights Reserved
1
©RSC
1.報告目次
● H-IIAロケット14号機の計画概要
● 14号機飛行計画
● 14号機画像取得計画
● 機体の製造状況及び今後の予定
Copyright Ⓒ MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD. 2007 All Rights Reserved
2
2.H-IIAロケット14号機の計画概要
● 目的
H-IIAロケットにより、
超高速インターネット衛星(WINDS)を
静止トランスファ軌道へ投入すること。
超高速インターネット衛星
(WINDS)
衛星フェアリング(4S型)
衛星分離部
● 基本コンフィギュレーション
・H-IIA標準型
(固体補助ロケット(SSB)4本付)
・直径4mシングル型衛星フェアリング
第2段組立
改良型LE-5Bエンジン 【新規適用品】
・低周波燃焼圧変動レベルの低減
・信頼性向上のための品質改善
● 打上げ時期
・TBD
第1段組立
固体ロケットブースタ 【新規適用品】
・高圧型燃焼パターン・モータ適用(従来推力パターン)
・実機大モータデータ取得試験時と同一仕様の改良ノズル適用
● 新規適用品
・JAXAの開発した改良型LE-5B、
固体ロケットブースタを新規に適用。
(右図)
・上記の適用に際し問題ないことを
システムとりまとめとして確認した。
Copyright Ⓒ MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD. 2007 All Rights Reserved
固体補助ロケット(SSB) 4本
LE-7Aエンジン
(再生冷却型長ノズル)
3
3.14号機飛行計画
● 実績ある静止トランスファ軌道への投入ミッション
H-IIA/F14(WINDSミッション)主要シーケンス
イベント
リフトオフ
固体補助ロケット第1ペア点火
固体補助ロケット第1ペア燃焼終了
固体補助ロケット第2ペア点火
固体ロケットブースタ燃焼終了
固体ロケットブースタ分離
固体補助ロケット第1ペア分離
固体補助ロケット第2ペア燃焼終了
固体補助ロケット第2ペア分離
衛星フェアリング分離
第1段主エンジン燃焼停止
第1段・第2段分離
第2段エンジン第1回始動
第2段エンジン第1回燃焼停止
第2段エンジン第2回始動
第2段エンジン第2回燃焼停止
WINDS分離
50
40
第1段主エンジン燃焼終了(MECO)
緯度[北緯,度]
30
20
第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1)
衛星フェアリング分離
第2段エンジン第2回始動(SEIG2)
10
第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2)
0
WINDS分離
-10
-20
-30
120
130
140
150
160
170
180
190
200
210
経度[東経,度]
Copyright Ⓒ MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD. 2007 All Rights Reserved
4
220
230
240
250
260
打上げ
経過時間
[分:秒]
00分00秒
00分10秒
01分09秒
01分16秒
01分39秒
01分48秒
01分49秒
02分15秒
02分24秒
04分15秒
06分36秒
06分44秒
06分50秒
12分10秒
23分51秒
27分12秒
28分03秒
4.14号機画像取得計画
„機体搭載のCCDカメラによる画像
打上後
取得画像
画像データ取得時間
()内は再生時間
108 s
SRB-A分離(Ⅲ軸側)
98s ∼ 154s
(リアルタイム伝送)
108 s
109 s
144 s
SRB-A分離(Ⅰ軸側)
SSB第1ペア分離(Ⅳ軸側)
SSB第2ペア分離(Ⅳ軸側)
89s ∼ 154s
(280s∼345s)
255 s
衛星フェアリング分離
248s ∼ 265s
(345s∼362s)
404 s
第1段/第2段分離
397s ∼ 424s
(735s∼772s)
1683 s
WINDS分離
1676s ∼ 1693s
(1693s∼1727s)
„リフトオフ時のロケット挙動画像(地上カメラ)
(1段エンジン、SRB-A結合部、アンビリカル離脱等)
„飛行中のロケット光学追跡(地上カメラ)
Copyright Ⓒ MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD. 2007 All Rights Reserved
5
5.機体の製造状況及び今後の予定
● コア機体は工場での機能試験を終了し、出荷準備作業中。
12月下旬に種子島へ出荷の予定。
● SRB-Aは、工場での組立作業を完了し、射場へ搬入。
11/22より最終組立作業を実施中。
● フェアリングは、工場組立作業を完了し、11/18に射場へ搬入。
現在機能点検作業を実施中。
● 12月下旬より、種子島宇宙センターにおいて
コア機体起立以降の射場作業を開始する予定。
Copyright Ⓒ MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD. 2007 All Rights Reserved
6