11 月度の「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22 - リム情報開発

【プレス・リリース】
2014 年 12 月 1 日
11 月度の「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)」の概況について
リム情報開発株式会社(代表取締役社長:盛尚子)は 1 日、弊社が独自に
開発したエネルギー指数「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)」の
2014 年 11 月度の概況をまとめました。
レックス 22=11 月も大幅下落、原油相場の急落が圧迫で―最安値を更新
「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)」の 11 月平均は 132.93 と、前月
比 7.65 ポイントの大幅下落に転じた。昨年 10 月からの公表以来、最安値を更
新した。国際原油相場の急落が影響した。
国内指数(9 種)は前月から 9.15 ポイント下落し 125.39。特に下げ幅が大きか
ったのは LPG の 2 種で、ブタンが前月比 14.14 ポイント低下の 116.12 だった。
石油製品は、ガソリンが前月から 6.21 ポイント低下するなど下げ幅が拡大。冬
の需要期を前に、右肩上がりになるはずの灯油も同 0.08 ポイント低下し、11 月
平均が 10 月平均を下回った。
輸入指数(9 種)は前月から 8.99 ポイント下落し 133.89。最も下落幅が大きかっ
たのは LNG で、前月比 42.68 ポイント低下の 187.93。原油下落の影響に加え、
電力需要が伸び悩んだことが要因。プロパンが前月比 8.81 ポイント低下、ベン
ゼンが同 8.31 ポイント低下など、7 種が前月を下回った。一方、ジェット燃料と
軽油の 2 種が前月を上回った。
輸出指数(4 種)は前月から 4.81 ポイント下落し 139.52。ベンゼンが前月比 8.61
ポイント低下の 144.01。アジアの新規プラント稼働などでの供給増が要因。バ
ンカー向け重油の FO 380cst も前月比 4.83 ポイント低下し 126.09 だった。
リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)とは
リムエネルギー総合指数22種(RECX-22)は「石油製品やLPGなどの国内企業間
取引価格」、「石油製品、ベンゼン、LPG、LNG等の日本着の輸入価格」、「ベンゼン、
石油製品などの日本積み輸出価格」から構成・算出されます。
【構成商品】
「国内取引価格(各銘柄の2010年の年間平均価格を100とする)」
・京浜および西日本地区における海上バージで取引される石油製品(ガソリン・灯油・
軽油・A重油・LSA重油・LSC重油・HSC重油)
・京浜および西日本地区における海上バージで取引されるプロパン・ブタン
「輸入試算価格(各銘柄の2010年の年間平均価格を100とする)」
・MRカーゴの石油製品CFR JAPAN(ナフサ・ジェット燃料・軽油・重油・低硫黄重油)
・ベンゼンCFR JAPAN INDEX、冷凍カーゴのプロパンとブタンCFR JAPAN(期近2
期間の平均)、RIM LNG INDEXを日本円換算
「輸出試算価格(各銘柄の2010年の年間平均価格を100とする)」
・ベンゼンFOB INDEXの東西日本平均を日本円換算
・MRカーゴの石油製品FOB JAPAN(ジェット燃料、軽油、重油)
【算出方法】
各銘柄 2010 年の年間平均価格を 100 として、基準年からの変化率の幾何平均
を求めます。
リム情報開発株式会社
℡03-3552-2411
(担当: 本間、志賀、阿部)
https://www.rim-intelligence.co.jp