社 会 法

科 目 名
労働保護法
Labor Standards Law
配当年次
クラス
2
学期
履修区分
単位数
後期
履修申請
要領参照
2
担 当 者
カシハラ ヨシヒコ
樫原 義比古
【 授業概要・目的・到達目標 】
労働者の保護を目的とする法規のすべてを労働保護法と呼ぶ。この授業では、労働保護法の分野の中から、労働法の意義、法源と体系、労働者と
使用者の概念、労働契約における権利と義務、労働基準法の基本理念、雇用の分野における男女の平等と就労の援助、労働契約の成立とその展開、
労働時間などの問題を取り扱う。授業の中では、近時問題となっている論争的テーマを織込み、問題の背景、状況などの分析を通じて法的対応や
紛争解決のあり方を検討する。
【 授業方法と留意点 】
教科書、判例、資料等を用いて検討する。判例や関係資料を指定するので各自で問題点を整理するなどして、予習をしておくこと。
【 科目学習の効果(資格) 】
労働基準監督官、社会保険労務士の資格取得のための必修科目
授業テーマ
回数
内容 ・ 方法 等
事前 ・ 事後学習課題
課題 テキストp.2-6
2
労働法の法源と体系
・法源の種類
・個別的労働関係法、雇用保障法、団体的労働関係法、公務員労働関
係法
課題 テキストp.7-14
3
労働者と使用者の概念、労働基
準法の適用範囲
・労働者と使用者の概念、法適用対象としての労働者と使用者、契約
当事者としての労働者と使用者
課題 テキストp.28-36
4
労働契約における権利と義務
・労務提供と報酬の支払い義務、職場規律の維持
・誠実義務、配慮義務
課題 テキストp.97-102
5
労働基準法の基本理念
・労働条件の基準、労働条件の決定原則
課題 テキストp.49-51
6
雇用の分野における男女の平等
と就労の援助
・男女同一賃金の原則、男女雇用機会均等法、性差別と公序良俗、育児・
介護休業法
課題 テキストp.54-66
7
労働契約の成立とその展開Ⅰ
・募集、採用内定、試用期間、本採用
課題 テキストp.81-89
8
労働契約の成立とその展開Ⅱ
・労働契約締結に関する法規制、契約の期間、労働条件の明示義務、
賠償予定の禁止、前借相殺の禁止、強制貯金の禁止
課題 テキストp.89-96
9
労働時間Ⅰ
・労働時間の短縮
・労基法の改正
課 題 テ キ ス ト p . 1 3 2 -
134
10
労働時間Ⅱ
・週休制、休日の振替・代休
・年休権、利用目的、時季指定権、時季変更権
課 題 テ キ ス ト p . 1 6 0 -
170
11
労働時間Ⅲ
・変形労働時間制、一ヵ月以内、一年以内、非定形
課 題 テ キ ス ト p . 1 4 0 ー
143
12
労働時間Ⅳ
・裁量労働制
・フレックスタイム制
課 題 テ キ ス ト p . 1 3 7 -
144
13
労働時間Ⅴ
・労働時間規制の適用除外、例外
課 題 テ キ ス ト p . 1 4 4 -
148
14
賃金
・賃金の意義、労基法上の賃金、平均賃金
課 題 テ キ ス ト p . 1 1 3 ー
116
15
退職金
・退職金、退職年金
課 題 テ キ ス ト p . 1 1 7 -
120
【 関連科目 】
【 評価方法(基準) 】
憲法、民法、
学期末テスト、授業出席時の質疑応答への積極性、レポー
ト等を総合して評価する。
【 教材等 】
教科書‥ 「労働法(第10版)」安枝英訷・西村健一郎著(有斐閣)
参考書‥ 「労働法(第七版補正第二版)」菅野和夫著(弘文堂)。
【 担当者の研究室など 】
【 学生へのメッセージ 】
【 備考 】
11号館10階 樫原研究室
教科書、判例、その他の資料を事前に読み、疑問点については、質問あるいは自
分の考えを主張し、知識の習得と同時に、各自で自分の考えを的確に表現できる
能力を養うことにも努めて欲しい。
ー 89 ー
2005年度以前入学生科目名『労働法Ⅰa(労働保護法1)
』
法
・労働法の意義と概念
・労働法の性格
会
労働法の意義
社
1