2.6 人 - 会津若松市企業立地ガイド

豊かな自然と歴史文化が
すぐれた人材を創出してきました。
会津若松の魅力
「会津」は日本歴史の節目に登場
周囲を山に囲まれた会津地方は、古代から豊饒
の地として豊かな生産力を備えていました。こうした
高い経済力を背景に、平地では東北第二の規模
を誇る亀が森古墳や大和朝廷と結びついた大塚
会津若松市長
山古墳などが築かれました。平安末期には空海、
最澄の論敵として日本仏教史上に名を残した高僧
徳一大師によって仏教文化が華開きました。武家
「全力で応援します」
社会に入ると中世の長い間、葦名氏が治め、伊
達政宗の支配を経て、豊臣秀吉の命により蒲生氏郷が 92 万石の領主と
なりました。漆器や清酒といった産業を興したのも氏郷です。それ以来、会
津では「ものづくり」の思想が連綿として息づいています。今に至る伝統産
業の系譜と近年の半導体製造などの先端産業における優れた製品を生む歴
史的背景がすでにこの時代にあったのです。
蒲生時代の後、120 万石の上杉景勝が治めましたが、関ヶ原の戦い
を期に、徳川政権へと移行し、加藤時代を経て、1643 年に徳川秀忠
の庶子、三代将軍家光の異母弟保科正之が藩主となりました。 学問の
好きな正之は藩の教育に力を入れるとともに、四代将軍家綱の後見役
として幕政にも参画しました。 会津藩五代藩主松平容頌の時代、家老
田中玄宰は学制改革を推し進め、1803 年に藩校日新館を開学しま
した。
会 津 松 平 時 代 は 約 200 年 続きました。しかし幕 末 の 1862 年に
京都守護職を引き受けた九代藩主容保は孝明天皇の信頼を得て京都の
治安維持に努めましたが、ついには戊辰戦争へと突入し、日新館に学
んだ白虎隊の少年たちの悲劇を生むに至ったのです。
明治2年(1869)に会津は若松県となり、同 9 年には福島県に合
併、明治 32 年に県内では最初に市制が施行されました。 現在は人口
約 13 万人、会津地方の中核都市になっています。
会津は秀吉の天下統一、関ヶ原の戦い前後、幕末の戊辰戦争など、
日本の歴史における変革期の節目に登 場します。「会 津」 の名が広く
全国に知れ渡っているゆえんです。
美しい自然と豊かな大地
盆地特有の地形と気候風土は、四季折々の美しさと豊かな稔りを生みま
す。過去、東北が冷害に見舞われた年も、会津盆地の米は平年並みの生
産量を誇っています。盆地周辺の里山と都市機能を持った市街地が織りな
す環境は、自慢のひとつです。鶴ケ城や白虎隊の少年たちが自刃した飯盛
山、城下町らしい風情ある町並みを訪れる観光客は約 330 万人、尾瀬や
磐梯高原の美しい景観は東北有数の観光地として多くの観光客が訪れてい
ます。
1
会津人の気質
実直で、誠実
会津藩家老田中玄宰は「教育は百年の計にして会津藩の興隆は人材
の養 成にあり」と日新 館の創 設を建 言しました。日新 館の開 学 以 来、
会 津 藩の教 育・文 化 水 準は全 国 300 藩の中でもトップクラスといわ
れていました。
このように、昔から熱 心な教 育と歴 史 文 化、気 候 風 土によって、実
直で粘り強く、生真面目な会津人気質が形成され、多くの傑出した人
材を生んできたのです。 夏目漱石は『 坊っちゃん 』の中で、主人公の
同僚である会津出身の山嵐との会話で、会津人を次のように表現して
います。
「きみはどこだ」
「僕は会津だ」
「会津っぽか、強情な訳だ。…」
「 強 情 」とは裏を返 すと、いったん決めたことはやり抜くことにつな
がります。「ならぬことはなりませ ん 」という会 津 藩の教えに基づい
た気質と言えましょう。
毎年、厳しい冬の季節を体験する会津人は、我慢強く、勤勉さが自
然と身に付 いています。 かといって、ユーモアを解さないことはあり
ません。 民謡に謡われる「小原庄助さん」 のように、愉快な面も会津
人は併せ持っているのです。こうした会 津 人の気質、精 神(心)はも
のづくりに欠かせない資質であることは言うまでもありません。
會津藩校日新館が平成 25 年度の小学 6 年生の教科書「新しい社会 6(上巻)」
(東京書籍)に掲載されています。
「江戸時代の武士の学校」という項目で全国の藩校を紹介、その代表として取り上げられています。
あいづっこ宣言のもととなった「什の掟」と日新館の教えが全国に発信されています。
2
http://www.aizu-job.net
新工業団地
豊かな自然に囲まれた良好な立地環境です。
福島市
会津若松河東工業団地
郡山市
会津若松市
会津若松市河東町工業団地地区
福島県
市道河
法面
残置森林
至磐梯河東 IC
磐
越
自
動
車
道
区画 4
(東)
A=1.6ha
区画 4
(西)
A=1.5ha
区画 1
A=0.9ha
号線
区画 5
A=1.2ha
水路
区画 3
A=0.5ha
3-338
公園・緑地
A=0.76ha
区画 2
A=1.1ha
用地取得助成制度により
40%OFF
10,500 円 /㎡
弓道場
河東
総合体育館
至国道 49 号
※助成には一定の要件があります。
(P6 参照)
立地企業
調節池
区画 1
㈱グリーン発電会津
区画 2
㈱羅羅屋
区画 3
㈱サンブライト
区画 4(西)
区画 5
西田精機㈱
団地概要
3
事業主体
会津若松地方土地開発公社
団地面積
19. 1ha
分譲可能面積
1.6ha
用途地域
市街化調整区域(地区計画有り)
建蔽率 / 容積率
60%/200%
分譲価格
17,500 円 /㎡
助成制度により 10,500 円 /㎡
用水
上水道(1,000㎥ / 日)
排水
公共下水道に接続
ガス
プロパンガス
環境施設面積率
0%(特例工業団地)
優遇制度
区 分
用地取得
助 成 金
企業立地
助成制度
租税等の
優遇制度
融
資
対 象
県
市
特 記 事 項
用地取得
-
○
土地・建物
○
○
市:固定資産税相当額
(3年間交付)
償却資産
-
○
償却資産:機械・装置に限る
(1回交付)
雇用
○
○
市:10 万円 / 人
(1回交付)
不動産取得税
○
-
税相当額を免除
固定資産税
-
○
税相当額を免除
法人税(国税)
-
-
資金融資
○
○
市:用地価格の 4/10 以内
※会津若松河東工業団地に限る
特別償却
(償却率 : 機械 15%、建物 8%)
市:融貨限度額 1 億円
※優遇制度の利用については、一定の条件があります。P5 〜 6 参照。
ふくしま
121
桧原湖
小野川湖
459
北塩原村
交通アクセス
115
磐梯朝日国立公園
きたかた
秋元湖
喜多方市
会津坂下町
磐越自動車道
磐梯河東 IC:1.5㎞
道路
会津若松IC
ひろた
磐梯河東IC
いなわしろ
磐越
自動
車道
猪苗代湖
磐梯熱海IC
磐越
西線
郡山JTC
こおりやま
会津若松市
会津美里町
郡山市
空港
東北自動車道
294
芦ノ牧温泉
郡山IC
401
49
東北新
幹線
会津若松河東
工業団地
にしわかまつ
JR 磐越西線
広 田 駅:3.0㎞
252
会津若松駅:7.0㎞
猪苗代磐梯高原IC
49
あいづわかまつ
鉄道
猪苗代町
磐梯山
磐梯町
湯川村
こおりやま
118
下郷町
400
会津
鉄道
289
福 島 空 港:75㎞
新 潟 空 港:120㎞
須賀川市
天栄村
118
須賀川IC
福島空港
磐梯河東 IC
優れた立地環境
401
121
352
磐越自動車道磐梯河東 IC まで 5 分
台風などの風水害が極めて少ない
東北地方太平洋沖地震においても建物の倒壊も
なく市内企業は速やかに事業再開
豊富な水資源
勤勉で優秀な人材と労働力
至郡山方面
会津若松河東工業団地
磐梯河東 IC
49
至新潟方面
河東総合体育館
車道
磐越自動
49
磐
越
西
線
会津大学
飯盛山
118
通り
通り
中央
会津若松駅
東山温泉
千石
神
明
通
り
会津工業高校
市役所
鶴ヶ城
門田地区
118
至芦ノ牧温泉
4
企業立地優遇制度
企業立地のための優遇制度をご活用ください。
補助金制度
会津若松市では、地域経済活性化及び雇用の拡大を促進するため市内へ立地される企業の皆様に対して、企業立
地奨励金等の優遇制度を設けております。
また、会津若松市は、県並びに会津地方17市町村等との共同で企業立地促進法に基づく「会津地域基本計画」
を策定いたしました。これにより、固定資産税の課税免除等の税制上の優遇、緑地面積率の緩和を受けることがで
きます。工場等の新設にぜひご活用ください。
■ 会津若松市の企業立地奨励金制度
対象企業
(1)製造業
(2)情報通信業のうち情報サービス業
(3)サービス業のうち自然科学研究所又は製造業の研究部門
(4)コールセンター
A の要件を
満たせば
更に
企業立地奨励金・賃貸借型企業立地奨励金・
A 設備投資奨励金の要件と交付額
敷地面積
企業立地
奨励金
1,000㎡以上
資産総額
投下固定
資産総額
[土地・建物]
3 年間
30人以上
1人以上
5,000万円以上
交付
固定資産税
相当額
1回
交付
30人以上
年間建物賃借料の
4分の1相当額
3年間
但:単年度限度額
500 万円
企業立地
奨励金
投下固定
資産総額
[土地・建物]
自然科学研究所
製造業の研究部門
設備投資
奨励金
コールセンター
3 年間
5,000万円以上
5,000万円未満
情報サービス業
固定資産税
相当額
投下償却
資産総額
[償却資産]
20人以上
1人以上
固定資産税
相当額
1回
交付
5,000万円以上
賃貸借型企業立地奨励金
交付
20人以上
年間建物賃借料の
4分の1相当額
3年間
但:単年度限度額
500 万円
■ 福島県の補助制度もあります。
詳しくは福島県企業立地ガイドを参照ください。
http://www4.pref.fukushima.jp/investment/05yougu/
5
×万円 ︵1回交付︶
賃貸借型企業立地奨励金
新規雇用
交付額
常勤従業員数
新規常勤従業員数
設備投資奨励金
投下償却
資産総額
[償却資産]
交付額
固定資産税
相当額
1億円以上
1億円未満
製造業
新規雇用
常勤従業員数
雇用奨励金の
雇
B 要件と交付額
10
10人以上
※市内に住所を
有すること
会津若松河東工業団地の用地を取得した企業で、下記の要件の立地計画を有する企業に対し、
土地取得価格の 4/10 以内を助成します。
または
●
●
●
●
● ●
● ●
● ● ● ● ● ●
●
●
●
●
●
●
●
対象企業及び要件
用 途
工 場
事業所・研究所
コールセンター
上記に該当しない用途であって
市長が特に認める業種
●
助成金制度
■ 会津若松河東工業団地用地取得助成金
区 分
新規雇用
常勤従業員
投下固定
資産総額
新 設
30 人以上
1 億 円 以上
増設・移転
20 人以上
3 千万円 以上
新 設
20 人以上
5 千万円 以上
増設・移転
10 人以上
2 千万円 以上
新 設
20 人以上
5 千万円 以上
増設・移転
10 人以上
2 千万円 以上
用地取得価格
の
4/10 以内
税制上の優遇制度
●助成の条件
・対象企業は、原則として用地の引渡しを受けた日から 3 年以内に当該用地において、操業を開始しなければ
なりません。
・併せて、対象企業は、取得した用地で操業を開始する時点において、上記の要件を満たさなければなりません。
■ 固定資産税の課税免除
税 目
固定資産税(土地、建物、構築物)
業 種
要 件
製造業
課税免除
取得価格 2億円超
(土地、建物の合計)
情報通信、
コールセンター等
課税免除の
初年度から
3ヶ年
取得価格 5,000 万円超
(土地、建物の合計)
農林水産関連業種
●面積要件、新規常勤雇用要件なし
■ 設備投資減税
税 目
法人税(対象設備について、特別償却できます。)
業 種
要 件
製造業のうち
海外生産比率の高い業種
特別償却
建物:合計5億円以上
事業の高度化に資する設備で
機械:合計3億円以上
下記のいずれかに該当するもの (1台 1,000 万円以上)
①新製品・新商品の開発または
製造のための設備
②生産性を向上させる設備
農林水産関連業種
建物:合計 5,000 万円以上
機械:合計 4,000 万円以上
(1台 500 万円以上)
●面積要件、新規常勤雇用要件なし
緑地面積率の緩和
■ 工場立地法に規定する環境施設面積率の緩和(現行環境施設面積率 25%以上)
区域
環境施設面積率
うち緑地面積率
準工業地域等
20%以上
15%以上
工業地域等
15%以上
10%以上
工業専用地域、工業団地内等
10% 以上
5% 以上
0% 以上
0% 以上
会津若松河東工業団地
※環境施設とは、緑地、修景施設(噴水、池等)、運動場等をいいます。
6
交付額
・事業の用に供
した最初の事
業年度のみ
・償却率
機械 15%
建物 8%
立地企業様の声
私たちの目から見た会津
世界シェア 70%を誇る消化器用内視鏡の製造拠点
h t t p :/ / w w w.ai z u .o l y m p u s.c o.jp
会津オリンパス株式会社
代表取締役社長 古閑 信之 氏
オリンパスグループは、医療事業の製造拠点として 1970 年に会津オリンパスを
設立しました。以来、40 年間にわたって医療用内視鏡の中核工場として、オリンパ
スグループの医療事業を支えてきました。
創業時、70 名弱の従業員が現在では、1,300 名を数え、大きく発展しました。
ここまで発展・成長できたのは、
「会津人気質」を持つ従業員によるところが大きいと思います。
■所在地
●会津工場 〒 965-8520
福島県会津若松市
門田町大字飯寺字村西 500
TEL 0242-28-2111 FAX0242-28-2117
●北会津工場
〒 965-0102
福島県会津若松市
真宮新町北 1 丁目 95
私が考える「会津人気質」は、本来日本人誰もが持っているDNAを、今でもきちんと持ち続けているとこ
ろにあると思います。すなわち「勤勉」
「誠実」そして「和を尊ぶ心」を人、風土ともに今でも色濃く継承して
いるのがこの会津の地だと思います。
2009 年 4 月には、86 億円を投資した新社屋が完成し、グローバル的にも、ますます大きな活躍が期待さ
れる会津オリンパスです。
精密金型・部品製造の精密加工技術を持つグローバル企業
h t t p :/ / w w w.t r m k.c o.jp
東北リズム株式会社
代表取締役社長 湯本
武夫 氏
当社は、1977 年にリズム時計工業㈱の時計(クロック)部品製造会社として設立
して以来、時計という精密加工技術をベースに、高性能精密金型設計・製作、精密部
品製作~組立(アッセンブリ)まで、幅広い領域にわたり事業を展開し、高い評価を
いただいております。
グローバル化が進む中、海外に目を向けた事業展開の一環として、1995 年に中国(香港)、2005 年にはベ
トナム(ハノイ)に現地法人を設立いたしました。
現在、国内 3 拠点(会津・山形・大分)および海外2拠点のグローバルなネットワークを展開し、精密金型、
部品(プラスチック・金属)、自動化機器、組立の4本を柱として光学、自動車、事務、医療系へ事業領域を拡
大し、高い技術と品質管理体制で皆様に喜ばれる企業活動を進めております。
今後は、本社機能を担うこの会津を中心に豊かな自然と精密技術を探求できうる会津の人々の力の結集
により、この会津からさらに高い次元への飛躍を図ってまいります。
会津若松市に立地する主な企業 (50 音順)
№
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
7
立地企業名
業種 / 主要製品
精密機械器具製造業
医療用内視鏡
医薬品製造業
㈱三和化学研究所
FUKUSHIMA 工園
医薬品(錠剤、アンプル剤)
化学工業
昭和電工㈱ 東長原事業所
各種モノマー、フタロニトリル誘導品
日本テキサス・インスツルメンツ・ 電子部品・デバイス製造業
セミコンダクター ㈱会津工場
アナログ半導体
精密機械器具製造業
東北リズム㈱
精密金型・精密部品
電子部品・デバイス製造業
㈱ジェイデバイス
半導体集積回路
電子部品・デバイス製造業
富士通セミコンダクター㈱
会津若松工場
半導体集積回路
電子部品・デバイス製造業
富士通セミコンダクター
テクノロジ㈱
フラッシュマイコン、フラッシュメモリ
非鉄金属製造業
三菱伸銅㈱ 若松製作所
伸銅品、薄膜品
鉄鋼業
三菱製鋼㈱ 広田製作所 鋳鋼品、特殊合金粉末製品
会津オリンパス㈱
■所在地
〒 965-0844
福島県会津若松市
門田町大字一ノ堰字土手外 168
TEL0242-28-8074 FAX0242-28-2375
会津産業ネットワークフォーラム(ANF)
本フォーラムは、企業の立場から地域活性化や雇用拡大はもと
より、地域産業の振興や地域社会への貢献など様々な取り組みを
行っていくことを目的に、地域に根ざす製造業を核とした企業間
連携の組織として設立しました。そのためには、企業間連携はも
とより大学や行政機関との連携をより一層強化し、今後の活動を
充実、拡大するための基盤づくりを進めています。
◎主な取り組み
・産業人材の育成・確保
・企業間連携の推進、及び大学、関係機関との連携
・企業立地促進に関するインフラ整備の検討や情報提供
●会津産業ネットワークフォーラム
代表 ㈱北日本金型工業
代表取締役社長 小椋 庄二 氏
立地企業様の声
私たちの目から見た会津
富士通グループの半導体マザー工場
h t t p :/ / j p .fu j i t s u .c o m / g rou p/fml
富士通セミコンダクター株式会社
会津若松工場
(2008年3月富士通の半導体事業が分社)
会津若松工場長 堀 仁 氏
富士通が会津に参りましたのは、今から約 40 年前。1967 年(昭和 42 年)富士通
初の半導体量産工場として旧会津工場が操業を開始したのが最初です。これ以降の
三重や岩手の工場は、いずれも会津工場を「マザー工場」として広がっていきまし
た。いわば会津は富士通の半導体ビジネスの発祥の地です。
当工場は、1984 年(昭和 59 年)より、デジタル家電・AV、ゲーム機器、車載品などに使用される CMOS ロ
ジック半導体、アナログ半導体を中心に半導体製造の前工程を担当しています。多品種少量生産でお客様の
様々なニーズにお応えしています。
現在、会津には、当工場に加え、同じく前工程を担当する富士通セミコンダクターテクノロジ㈱、後工程を
担当する富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジ㈱などがあり、多くの富士通グループ社員が働い
ています。これを支えてくれているのは、多くの会津出身の社員です。真面目で、粘り強い会津の人材は何
物にも代えがたい財産となっています。
端子コネクター材・薄物電子材に特化し、会津若松から世界№1を目指す
三菱伸銅株式会社
若松製作所
■ 所在地
● 会津若松工場
〒 965-8502
福島県会津若松市門田町工業団地 3
TEL0242-28-6111 FAX0242-38-1414
h t t p :/ / w w w.m i t s u b i s h i - s h i n doh .c om
取締役若松製作所長 木津 光右 氏
若松製作所は、1937 年(昭和 12 年)の操業開始以来、板・条・管などの伸銅品の
製造拠点として発展。1972 年に半導体用リードフレーム材の生産開始。積極的に設
備を拡充し、技術研鑽を積み重ね世界的なリーディングカンパニーとなりました。
現在は車載用端子コネクター材において大きなシェアを取っています。
■ 所在地
● 若松製作所
〒 965-8522
福島県会津若松市扇町 128-7
TEL 0242-22-7111 FAX 0242-22-3676
当社は 2008 年に旧三宝伸銅工業(大阪・堺市)と合併して以来、東の若松製作所、西の三宝製作所の東西
2拠点による生産体制を構築、東日本大震災のときにはそれが大きな力を発揮しました。
若松製作所においては「どこにも負けないコストで、どこにも真似できない差別化のできる製品を作る」
を全員の進むべき道と定め、志を一つにスピード感を持って前進しています。伸銅品は今後、海外生産、地
元調達化が加速されていくため、若松製作所は生産量こそ現状維持ですが、さらに付加価値の高い製品にシ
フトしていきます。これからも優れたもの作りで地域の発展に貢献し、地域と共生する工場を目指します。
産業支援機能
会津大学をはじめとした研究機関による支援体制の充実
会津大学 / 会津大学大学院
1993 年 に 開 学 し た
日本で最初のコンピュー
タ理工学部を有する大
学。学術の理論及び応用
の教育及び研究を行って
います。
福島県ハイテクプラザ(郡山市)
電子応用技術、有機材
料から無機材料までの広
範囲な材料技術、機械加
工技術、計測技術、微生
物の利活用技術等の支援
を行っています。
8
会津大学産学イノベーションセンター(UBIC)
民間企業等との産学官
連携のコーディネート、
共同研究等の推進や起
業化のためのサポート
を行う、地域に開かれた
産学官連携の総合窓口。
福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター
食品加工、醸造、漆工、
窯業、デザイン、木工等
の地場産業に関連した分
野の試験・研究・技術指
導を行っています。
立地企業様の声
会津若松河東工業団地立地企業様のご紹介
区画1
H23.2
立地決定
株式会社グリーン発電会津
http://gh-aizu.co.jp/
当社は、山林未利用材を燃料としたバイオマス発電所です。会津地域の森林資源を活用し、かつ地域に貢
献できるこのバイオマス発電事業を、是非、会津でできないものかと考え、地元林業事業者様と協議を進め
てきました。
立地に至るまでには、さまざまな課題がありましたが、市長をはじめ、市の皆さんから事業の重要性や意
義に深いご理解を頂き、迅速で丁寧な対応をいただきました。市の皆さんは信頼できるパートナーである
と感じました。なによりも、当事業を「絶対に成功させる!」という気迫を、弊社同等に感じました。
会津若松河東工業団地は、会津盆地が一望できる、最高のロケーションです。そこで事業をすることは、
単に自社の事業をするということだけでなく、自ずと会津の一員であることの責任とプライドを意識させ
代表取締役
滝澤 誠 氏
られます。
当社のバイオマス発電所が、一日も早く会津の豊かな自然エネルギー生産の一員に
なれるよう頑張ってまいります。
所在地
区画2
H24.3
立地決定
● 河東発電所
〒 969-3464
福島県会津若松市河東町工業団地 1-1
株式会社 羅羅屋
http://www.raraya.co.jp/
当社はランドセル製造メーカーとして、
「ららちゃんランドセル」など、年間約2万個の生産をしていま
したが、お客様のニーズに添ったより良い製品を継続して提供していくためには、現在の工場だけでは手
狭となり、新たな工場の候補地を探していました。
候補地の検討にあたり、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県の復興に当社も微力ながらご協力で
きればと思い、福島県内で候補地を探していたところ、河東工業団地を知りました。
当社が求めていたイメージどおりの豊かな自然が存在する環境、また交通アクセスも良く、新潟県等へ
の移動も近いことから、販路拡大も視野に入れた事業展開が期待できると考えております。
そして何より「優秀な人材の確保」という点が大きな決め手となりました。連綿と受け継がれてきた会津
のものづくりの技術、そして、伝統と歴史を重んじる郷土愛の中で培われた実直で真面目な地元の方々に
直接お会いし、この地で新しい商品を一緒に作っていきたいと強く思い、立地を決心いたしました。
市長はじめ、市職員の皆さんに親身になってご対応いただき、会津と埼玉との距離を感じることなく、手
続き等を進めることができましたことに大変感謝しております。
ランドセルの製作を通して、福島県、そして会津若松市の復興と地域の活性化に少し
でも貢献させていただくことができれば幸いです。
所在地
9
● 埼玉工場
〒 334-0013
埼玉県川口市南鳩ヶ谷 3-22-1
● 会津工場
〒 969-3464
福島県会津若松市河東町工業団地 2-2
代表取締役
安東 裕子 氏
立地企業様の声
会津若松河東工業団地立地企業様のご紹介
区画3
H23.5
立地決定
区画4(西)
H25.5
立地決定
株式会社サンブライト
当社は業務用カメラ部品、半導体製造装置部品及びその他精密部品加工全般の製造を行っております。
もともとは福島県大熊町で操業しておりましたが、東日本大震災の影響で、工場も機材も全て大熊町に
残した状態での避難を余儀なくされました。新工場の建設には迷いや不安もありましたが、社員の「早く工
場を立ち上げましょう!」という言葉に背中を押され、会津若松市の河東工業団地に新工場の建設を決め
ました。
数ある候補地のなかから、河東工業団地に立地を決定したのは、まず、交通アクセスが優れているところ
です。磐越自動車道・河東ICから車で5分程度の場所に位置しており、製品運搬のスピードアップが期
待できるという点は、立地場所を検討する際の重要な要件の一つでした。
また、当社で業務に携わっている会津の方々を見ていると、その実直さ、勤勉さが大変印象深く、優秀な
人材が確保できるという点も非常に魅力的なポイントでした。
行政からのサポートも心強かったです。機材もなにもないゼロの状態から工場新設に至るまで、想像以
上の苦労もありましたが、入念な立地計画を立てる時間的な余裕がないときも市長、
そして、市職員の皆さんに親身になってご指導いただき、こちらが思っている以上の
サポートをしていただきました。操業後の現在も、様々な行政手続等のアドバイスを
いただいているほか、細かい相談事にも応じていただき、大変感謝しております。
これから一つ一つ実績を積み上げ、世界に誇れる製品を、ここ会津の地から発信し
ていきたいと、決意を新たにしております。
所在地
区画5
H25.5
立地決定
● 船引事務所
〒 963-4312
福島県田村市船引町大字船引字中島 4
● 会津河東工場
〒 969-3464
福島県会津若松市河東町工業団地 2-3
西田精機 株式会社
弊社は、昭和 24 年に東京都板橋区において、金属挽物加工の工場として設立いたしました。昭和 52 年
に、縁あって、西会津町に工場を立地し、内視鏡や処置具の精密医療機器の金属部品の加工・製造企業とし
て事業展開しておりましたが、既存の西会津工場を今まで以上に継続、発展をさせるとともに、ここ河東工
業団地に新たな工場を建設することを決定いたしました。
当社が河東工業団地に立地を決めた理由の一つは「優れた交通アクセス」にあります。河東工業団地は磐
越自動車道 磐梯河東ICに非常に近い立地環境にあり、同自動車道の沿線にあるICに近い西会津の工
場とともに、流通面において利便性が高いという点は、当社にとって大変魅力的でした。
また、2工場体制にすることにより、リスクヘッジも確保され、災害に強く、より安定的な事業運営が期
待できるという点も決め手の一つとなりました。
会津の人々はまじめで勤勉であり、手前味噌ではありますが、優秀な社員が数多く揃っております。ま
た、災害も少なく、自然豊かであり、非常に良い環境の中で仕事をさせて頂き、会津の地に生産拠点を設け
たことが、今日に至る発展に大きく繋がったものと確信しております。
新しい工場では、自社ブランド製品の開発製造も視野に入れながら、優秀な人材の確保と共に事業拡大
を目指し、また、
「福島県復興計画」でも重点プロジェクトに位置づけられている医療福祉機器関連産業の
一企業として、福島の復興にも貢献できるよう努めてまいる考えであります。
今後も、ここ会津の地の「地元企業」として、地域とともに発展して参りたいと考えております。
所在地
10
専務取締役
氏
渡邉 忍
● 本社
〒 174-0075
東京都板橋区桜川二丁目 21-3
● 西会津工場
〒 969-4401
福島県耶麻郡西会津町登世島字上ノ台乙 2696
代表取締役社長
西田 高 氏
● 河東工場
平成 26 年春操業(予定)
会津若松市の基礎データ
●位置及び地勢
位置
東経
東西
北緯
南北
139度55分
約 20.5㎞
37 度 29 分
約 28.9㎞
●積雪量
●気候
過去 3 年間の最深積雪
気 温
※気象庁ホームページより
平均
最高
最低
11.8 度
36.8 度
ー 12.7 度
面積 383.03㎢
海抜 218.32m
湿 度
年間降水量
77%
1,044.0mm
115cm
120
55cm
※気象庁ホームページより
※平成 25 年 5 月 1 日現在
人口
人口
123,778 人
女
65,061 人
男
58,717 人
保
育
所
21
幼
稚
園
17
小
学
校
20
中
学
校
13
校
9
専門学校・専修学校
8
大
1
高
学
( 大 学 院、 短 期 大 学 部 併 設 )
2010 2011
※県内初、中高一貫教育の会津学鳳中学校、
会津学鳳高校が平成19年4月開校。
一世帯の平均人員
●医療機関
2.6 人
医院
歯科
医院
8
病床 2,805
95
病床 146
57
━
(うち有床 11)
●大学、大学院
※平成 24 年度
学部科名
2012
万全な除雪体制により
日常生活に支障はありません
世帯数 48,144 世帯
病院
卒業者総数
会津大学
●会津工業高等学校
※平成 24 年度
学 科
卒業者総数
建築インテリア科
39
セラミック化学科
41
会津大学大学院
機械科
81
コンピュータ理工学研究科
電気科
39
情報技術科
40
コンピュータ理工学部
227
博士前期課程
62
博士後期課程
10
計
11
58cm
●生活環境
●人口
72
計
299
240
●市民所得
●福島県内の産業別最低賃金
778
765
730
763
※平成 22 年度福島県市町村民経済計算
平成 22 年度市民一人当たり
市 町 村 民 所 得 2,535 千円
市町村民家計所得 2,460 千円
761
福島県
最低賃金
664 円
自動車小売業
計量器・測定器・分析機器・試験機・
測量機械器具・理化学機械器具、
時計・同部品、眼鏡製造業
輸送用機械器具製造業
電気機械器具
情報通信機械器具
電子部品・デバイス・電子回路製造業
非鉄金属製造業
(円)
●会津若松の製造業
業種別構成比(中分類業種)
( 平成 22 年福島県企画調整部統計調査課編工業統計
調査結果報告書から作成 )
●観光
●事業所
事業所数
7,554
従業員数
67,081
観光客入り込み数(H 24)
その他
の
製造業
62.8%
■食料品製造業 21.6%
■非鉄金属製造業 2.8%
■生産用機械器具
製造業
4.1%
■業務用機械器具
製造業
4.6%
■電子部品・
デバイス製造業 4.1%
事業所数
218
295.9 万人
※平成 21 年 7 月 1 日経済センサス
●農業
農家数
販売農家戸数
2,591
自給農家戸数
699
※平成 22 年 農林業センサス
■食料品製造業 10.6%
■非鉄金属製造業 8.7%
■生産用機械器具
製造業
3.2%
その他の
製造業
28.6% 従業者数
8,805 人
電子部品・
デバイス製造業
27.0%
業務用機械器具製造業
22.0%
●商業
商店数
年間商品販売額
卸売業
493 店
小売業
1,515 店
製造品出荷額等
卸売業
1,519 億円
小売業
1,617 億円
電子部品・ 23,564,997
デバイス製造業
業務用機械
26.3%
器具製造業
16.2%
※福島県企画調整部統計調査課編
平成 19 年商業統計調査結果報告書から抜粋
12
その他の製造業
19.2%
(万円)
■食料品製造業 5.3%
非鉄金属製造業 28.6%
■生産用機械器具
製造業 4.3%
※構成比の小数点第 2 位
を四捨五入しているた
め合計が 100%になら
ないことがあります