2017年2月20日 あおぞら投信株式会社 『少しでも 高い利回り 求めての お金の巡り 自らの位置』 自分の年齢を感じるのは、安定的な利回りを求める気持ちでわかるのではないでしょうか。20世紀の終わり にかけて、経済成長率の低下とともに実質金利が低下して、その状況を抜け出そうと日本、アメリカ、欧州と 中央銀行の低金利政策が進みました。そのような経済環境の中でも、少しでも高い利回りが好きなのは万国 共通の気持ちであることは変わりがありません。世界中で「私に預ければ20%で回りますよ」などといった言 葉でお金を騙し取られる事件が後を絶ちませんが、自分だけは騙されない、と思っている人に限って落とし穴 に嵌まるものです。 では、なぜそんな甘言にのせられてしまうのでしょうか。『絶対20%のリターンが確実にあなたのもとに!』と いった広告を眉唾せずに聞く方がおかしいのだと思うのですが、『あなただけにはチャンスがあるのです。な ぜならばあなたは選ばれし人だからです』といった差別化を持ち出されると、人の気持ちは動いたりすること があります。また『自分だけは間違えない』という思い込みも、実はそれこそが間違いにつながってしまう可能 性を孕んでいます。現代の情報化社会において、そして供給過剰の経済環境において、どのような利回りを 求めるかは冷静に考えなくてはいけないのでしょう。ベースの金利水準とプラスαの効果を、反復可能性を持 ちながら積上げていくトータルリターンの水準は、現在の世界成長率である3%を得ることがひとつの目標とな るのではないでしょうか。それ以上を求める時の本源的リスクを理解すること、もしくはそれより低い利回りの 享受であれば何のリスクを落とせるのか、といったリスクの加減の考え方も大切です。お金との長い付き合い 方を考えることが21世紀の資産運用の意味なのです。 日米欧の利回り曲線(2017年2月14日現在) 4 3 ( 利 2 回 り 、 1 % ) 0 -1 1 3 5 7 10 15 20 30 (残存期間、年) 日本国債 米国債 ユーロ圏国債(AAA格) 出所:財務省、米国財務省、欧州中央銀行のデータを基にあおぞら投信が作成 本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。 商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/
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