(No.137)「非日常の大切さ」

2017年2月27日
あおぞら投信株式会社
『オンとオフ 切替えするも 今昔
花金超えて リフレッシュかな』
働く人々にとって、日々の生活においては、何か特別なことが起こることを期待していることはなく、自分の
計画を淡々と進めることが、主たる行動となります。一般的には、過去の経験を用いながら、家の中で、そし
て外での仕事において行動していくものです。その積み重ねが日常であり、生活の基本なのです。ただし、あ
まりにも淡々と日々を積み重ねていることに慣れてしまうと、新たなことに挑戦する力や、ひとりひとりの成長
力は弱まっていく可能性があります。そして成長しないということ自体が衰退の始まりとなってしまうことにつ
ながります。
だからこそ、自分自身でブレークを作ることが必要なのです。それは普段とは異なることをする、通常の生
活やリズムを変える、あるいは住まいを離れて旅に出る、といった自らが非日常を作ることが大切なのです。
外界からの刺激を受けることで、次のステージへと自分自身を変えることが可能となるのです。2月24日(金)
はプレミアムフライデー初日となりました。官民が協働で「生活の豊かさ」や「幸せ」を感じられることを目指す
試みです。そして大切なことは、誰かに与えられるのではなく、ひとりひとりが自分自身にとっての「生活の豊
かさ」や「幸せ」を感じることなのです。非日常はまた日常に戻るのですが、大いにリフレッシュできる非日常を
持つことが、新たな経済活動の原動力となれば、それはひとりひとりにとって意味のあるものになっていくの
です。
年次有給休暇の取得率等の推移(昭和63年~平成26年)
(%)
(日)
60
30
25
50.0
51.5
52.9
54.6
56.1 56.1
53.9
55.2
54.1 53.8
51.8
50
50.5 49.5
20
15
16.1 16.3
15.3 15.4 15.5 15.7
48.4 48.1 47.4
48.1
46.6 47.1 46.6 46.7 47.4 47.1
49.3
47.1
48.8
47.6
18.1 18.2 18.0 18.0 17.9 17.7 17.6 18.0 17.9 17.9 18.3 18.3 18.5 18.4
17.5 17.8 18.0
16.9 17.2 17.4 17.4
30
20
10
5
40
9.4 9.5 9.4 9.4 9.1 9.0 8.9 8.8 8.8 8.5 8.4 8.4 8.3 8.2 8.5 8.5 8.6 9.0 8.6 9.0 8.8
7.6 7.9 8.2 8.6 9.0 9.1
10
0
0
昭和63 平成2
4
6
8
10
付与日数(左軸)
12
14
16
取得日数(左軸)
18
20
22
24
取得率(右軸)
26
(年)
出所:厚生労働省「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」)
注1:「付与日数」には繰越日数を含まない。
注2:「取得率」は、取得日数計/付与日数計×100(%)。なお、上図の数値により計算した値とは、四捨五入の関係で一致しない場合があります。
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