小学校算数 全国を基準とした清水町の子どもの学習指導要領の領域別学力の定着 (2016 年) 数と計算 量と測定 算数 A - 算数 B ☆ - - - 数量関係 ☆ ☆ - - 全国とほぼ同じ水準である。 ☆☆ 全国を大きく上回っている。 ☆ ★ 図形 全国をやや下回っている。 全国をやや上回っている。 ★★ 全国を大きく下回っている。 これまでの取り組みの成果(十分な定着が見られる) ・表やグラフから分かることを読み取る力が十分身に付いています。 ・計算問題や基本的な問題は、高い正答率であり、学習の定着が図られています。 ・数量を図で表現することによって、問題を解く力が身に付いています。 これからの課題(定着が十分でない) 例1)□÷0.8 の商は□より 大きくなる →正答 小さくなる →誤答 例 2)2.1÷0.7=ア ↓ ↓ ↓ イ ÷7 =ウ ア3イ21ウ3→正答 ア 0.3 イ 21 ウ 3→誤答 例1)では、3割程度の子どもが、 「1より小さい数で割ると、商は割られる数より小さくなる」 と答えました。例2)でも「割られる数と割る数に同じ数をかけても商は変わらない」というこ とが理解できていない子が3割程度いました。 例3)各学校の1人あたりの貸出冊数を求めるためには、貸出冊数のほかにどのような数が必要 ですか。 1 各学校の、図書館を利用した人数 →誤答 2 各学校の学校全体の児童の人数 →正答 例3)では、必要な答えを求めるためには何が必要か問われています。割合の意味を理解するこ とにもつながりますが、数字だけの理解でなく、どんな情報を取捨選択すれば必要な答えを導く ことができるか、理解できていない子が多く見られました。 成果を伸ばし、課題を改善する手立てなど ・これからも算数の力を伸ばしていくためには、子どもたちが分からないことをそのままにせず、 先生や友達に聞いて解決していけるようにすることが大切です。授業でも友達同士で考えを伝え 合ったり、教え合ったりすることで、更に深い理解につながっていきます。 ・本調査によって明らかとなった課題に対しては、子どもたちが視覚的に理解できるように授業を 進めていくことも大切だと思われます。 ・御家庭でも、授業について話をしたりする機会を作ってください。家庭と学校で手を取り合って 子どもたちを支えていくことが、算数の力を伸ばす力となっていくでしょう。
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