ブラジルの金融市場動向 Weekly Report

2016年10月3日
ブラジルの金融市場動向 Weekly Report
【2016年9月24日~2016年9月30日の推移】
【1】先週の回顧
先週のブラジル・レアルは対円・対米ドルで小幅に下落
しました。債券市場では金利が低下しました。
週の前半は、ドイツ銀行の経営不安により、リスク回避
的な動きが広がり為替や株式市場は下落する流れとなり
ました。債券に関しては、中央銀行の四半期のインフレ
報告書で、2017年の物価上昇率見通しが従来の4.7%か
ら4.4%に引き下げられ、目標範囲の中心である4.5%を
下回るとの見方が示されました。これにより利下げ期待が
高まり、金利が低下しました。
週後半は、OPEC(石油輸出国機構)が非公式な会合に
おいて生産調整で合意したことにより、原油価格が上昇
したことや、ドイツ銀行の経営不安が後退したことが好感
されました。発表された8月の基礎的財政収支は222億レ
アルを超える赤字となり、市場予想を上回る結果でした。
【ブラジル・レアル 為替推移】 (2016年9月2日~2016年9月30日)
40
(円/レアル)
(レアル/米ドル)
円/レアル(左軸)
38
レアル
2.8
レアル/米ドル(右軸、上下反転)
36
2.6
3.26
3.0
34
3.2
32
3.4
30
3.6
31.08
28
高
安
3.8
26
9/2
9/9
9/16
4.0
9/30
9/23
※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。
【2】今週の見通し
今週は、インフレ率の発表があり、中央銀行の金融政
策を占う上で注目されます。予想以上に下ぶれた場合は、
景気を下支えする利下げへの期待が一層高まると思わ
れます。
ブラジルでは引き続き財政再建の行方が大きく材料視
されており、テメル政権の実行力や、議会での審議の行
方が注目されています。歳出シーリング法案などを提案
していますが、公的年金支給年齢の引き上げや社会保
障改革など国民に痛みを強いる具体的な政策には連立
与党の議員からの反発もあるため、大統領の議会運営手
腕が試されます。その中で10月2日に地方選挙があり、
連立与党の勢力が優勢となりました。歳出削減法案が議
会を通過する可能性が高まり、テメル大統領も同様のコメ
ントを発表しております。
【ブラジル 金利推移】
14.0
(2016年9月2日~2016年9月30日)
(%)
2年国債
13.5
13.0
12.5
12.0
11.72
11.5
11.0
9/2
9/9
9/16
9/23
9/30
【3】主要経済指標
発表日
9/26
9/30
10/4
10/5
10/7
発表頻度
毎月
毎月
毎月
毎月
毎月
期間
2016年8月
2016年8月
2016年8月
2016年9月
2016年9月
指標名
経常収支(百万米ドル)
基礎的財政収支(億ブラジル・レアル)
鉱工業生産(前年同月比)
ブラジル購買担当者総合指数(PMI)
インフレ率(前年同月比)
データ
-579
-223
----
(参考)前回
-4,050
-128
-6.6%
44.4
8.97%
(出所:ブルームバーグより大和投資信託作成)
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