2016 年度後期 有機化学1 第6回 「アルケンの構造と反応」 復習問題 ※他人の解答を丸写ししない。 「なぜその答えになるのか」自力で説明できなければならない。 学籍番号___________ 氏名___________ 1. (1) エチレンの C–Cσ結合、π結合がそれぞれどんな軌道の重なりでできているか述べな さい。(2) エチレンが求電子剤と反応しやすい理由を、電子のエネルギーを使って説明しな さい。 2. (1) 2-クロロプロペンの構造式を骨格構造で書きなさい。(2) C–Cl 結合と C2–C3(位置番 号2番の C と3番の C)結合はそれぞれどんな軌道の重なりでできているか。 3. 次の反応はいずれも求電子剤と求核剤の反応である。どちらが求電子剤か。 (1) (2) NH3 + H3 (3) + O+ CH3 HBr H3C C + H2O CH3 4. 以下の反応について、電子の動きを巻き矢印で示しなさい。ローンペアは、反応に関与す るもののみを明示すること。 (1) (2) H + H O + H H H O H H3C H C CH3 + H2C C CH3 H CH2 CH3 C C H3C CH3 H H 5. cis-2-ブテンに対する HBr の求電子付加の反応機構を巻き矢印を使って図示しなさい。ロ ーンペアは、反応に関与するもののみを明示すること。 6. 下の図は、イソプロピルカチオンを2つの異なる方向から見たものである。カルボカチオ ン中心の空軌道の図をそれぞれ描き入れなさい。位相を明示すること。
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