Fate∼騎士王の妹∼ 天空仮面 ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので す。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を 超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。 ︻あらすじ︼ なんか聞いた事あるな、まいっか 目が覚めたら知らないところ、記憶も無くなっていた。そんな私を拾ったのはアルト リアという女の子。アルトリア ? 目 次 一話 │││││││││││││ 1 一話 目を覚ますとそこは森の中だった。 ﹂ この場所に全く覚えがない。確か昨日は⋮⋮何をしてた 名前は 待て昨日は⋮一昨日は ? ﹁ここどこ そもそも自分自身の家族構成は ﹁何も⋮⋮覚えてない﹂ ? ﹂ ? ﹁大丈夫 ﹂ からないのだから。 だが何を言えば良いのか分からない。自分の素性も名前も何故ここに居るのかも分 咄嗟に言葉が出ずに何か怪しい人みたいに見えてしまう ﹁あっ⋮⋮えーと﹂ 後ろから声が聞こえる慌てて振り向くとそこには金髪の綺麗な女の子がいた ﹁誰 うがない。 自分の中に記憶喪失という単語がよぎるが原因すらも思い出せないので手の打ちよ ? ? ? 1 ? ﹂ くそ、記憶が無いとこんなに不便なのか 私はこの子 慌てて居るのを悟られたのか女の子が声を掛けてくる。しかしこの子いきなりの他 人にタメ口とは全く⋮⋮ お父さんとお母さんは ? とりあえず話さないと怪し なんだその小さい子供に話しかけるような口調は、私は⋮⋮何歳だっけ ﹁どうしてここに居るの より小さいのか まれる。 ? ? ! アルトリア ﹂ そんなこと言ったら警戒されるだろ 何か言いたい事はあるか ? もっとマシな言い訳 ! ﹂ ﹂ 何を言ってるんだ私は は無かったのか ﹂ ﹁じゃあ、うちに来る ﹁え 正解だったみたい⋮⋮ ? そんな正解した私に待っていたのは ? さい ﹁あ、あの⋮えと⋮⋮その⋮⋮自分の親とか名前とか何にも覚えてなくて、ご、ごめんな ? ! ! ! ? ? ﹁な、無いです﹂ ﹁で 一話 2 何も覚えていないんですよ‼ ﹂ 私を家に連れてきてくれた女の子が身内に怒られる光景である。肩身が狭いよぉ ﹂ ﹁元の場所に返してきなさい﹂ ﹁そんなっ‼ ﹁しかし、放っておけば死んでしまいます‼ ? ﹁うちだって、俺とお前でギリギリなんだこれ以上は無理だ。﹂ 私は捨て犬か ? ? 考えられない。 お前はどこの出身だ ? ﹂ ? ﹁俺はケイだ。よろしくな﹂ ﹁ありがとうございます﹂ ﹁きっちりと働いてもらうがな、それにアルトリアはああなると頑固だからな﹂ ﹁良いんですか⁉ ﹁そうか⋮⋮。しょうがない、お前を家においてやる﹂ ﹁私は何も覚えてなくて、自分がどこの出身なのかもわからないです﹂ 黒い髪。まるで本に出てくるアマゾネスの様な外見だ そうだ。女の子もそのお兄さんも肌は白く髪は金髪と茶髪だ。だが私は褐色の肌に ﹁で どう見てもブリテンじゃないだろ﹂ お兄さんが言うのも分からなくはない。見ず知らずの人を家に上げるなんて普通は ? 3 ﹁私の名前はアルトリア・ペンドラゴン。よろしく﹂ ﹁私は⋮⋮﹂ ﹁名前がないと不便だね。あなたは今日からフラウよ。フラウ・ペンドラゴン﹂ ﹁フラウ⋮⋮私の名前⋮⋮﹂ 姉さん ﹂ ﹁あと私より背が小さいからあなたは妹ね、これからは姉さんと呼びなさい。﹂ 忘れた記憶の中かな ? ! !! アルトリアか⋮⋮何処かで聞いた事ある様な ? ﹁はいっ 一話 4
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