仕様書 - 量子科学技術研究開発機構

仕 様 書
1.件
名
量子科学技術研究開発機構の知的財産戦略立案・実施支援等に係る顧問
契約
2.目
的
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(以下「機構」という。)
は、研究開発の成果の最大化を目標として、研究開発の結果生み出され
る知的財産の適正な権利化と管理、及び効果的且つ効率的な利活用を促
進することとしている。本業務は、機構のこうした知的財産業務を展開
するための方針や戦略案を提案するとともに策定を支援すること、実際
の運用に際しての助言指導を行うこと、さらに産学連携活動に係る関連
機関や法令等の動向分析に基づき機構に対して適宜提言を行うことを目
的とする。
3.履行期間
契約締結日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日
4.履行場所
主たる履行場所は以下のとおりである。
〒263-8555 千葉市稲毛区穴川 4-9-1
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
5.仕
様
受託業者は、機構の知的財産戦略の策定を支援し、その運用に際し指導助言を行い、
産学連携活動に係る関連法令や関連機関の動向を分析して適宜提案を行うため、以下の
業務を行う。
○機構の知的財産業務推進の支援
(1)知的財産業務の評価とベンチマーキング
・機構の研究開発活動における適切な知的財産事業(規模、体制等)の調査、整理
・機構知的財産管理、利活用体制の現状と課題の評価
(2)知的財産利活用ガイドライン策定の支援
・上記評価に基づく機構の知的財産戦略の要件整理
・上記評価に基づく機構の知的財産利活用ガイドラインの策定支援
(3)機構の具体的な知的財産活用活動に伴う法律相談
・国内外の企業等との契約等に係る法律相談
・機構の知的財産に係る係争に関する法律相談
(4)機構のイノベーション・ハブ構想(別紙説明資料参照)及び個別アライアンス活動
に関する支援、助言
1)機構のイノベーション・ハブ構想に関する法律事務
・機構のイノベーション・ハブ構想のスキーム策定に関する助言
・イノベーション・ハブ構想において必要な各種取決め文書のドラフトのチェック
及び助言
・イノベーション・ハブ構想の立ち上げに必要な会合等への出席(旅費等は機構か
らの依頼出張に基づき本契約とは別途支払う)
・イノベーション・ハブ立ち上げに必要な交渉展開等に係る助言及び交渉への立会
(旅費等は機構からの依頼出張に基づき本契約とは別途支払う)
2)イノベーション・ハブ構想の個別のアライアンス展開活動に関する支援、助言
・アライアンス参画企業との調整交渉に係る助言
・アライアンス活動展開の成果管理、知的財産の利活用に係る調整と助言
・アライアンスの活動展開に伴う法的係争への対応(対応策立案まで/訴訟対応等
は本顧問契約とは別契約とする)
6.必要な体制・実績
受託業者は、以下の個別業務に対応する能力・実績を有すること。
1)国内外の知的財産動向に関する情報を収集・分析しクライアントに提案(ベンチ
マーキング)した経験を有する弁護士及び弁理士を有した体制であること。
2)医療、医薬品、化学、物理、材料、プラズマ、量子ビームを含む広範な研究開発
領域に対応した知的財産管理やその利活用について対応できる専門部署を有するこ
と。またその人数、実績が示されていること。
3)複数企業で構成されたコンソーシアム型研究組織の成果管理やその運用、調整等
に実績があること。
4)公的機関や大学において、知的財産業務に関するコンサルティングの経験を有す
ること。
5)複数拠点、大型実験施設を持つ公的研究機関や大学の経営分析に関する実績を有
すること。
7.提出書類等
(1)提出物:
1)業務相談結果報告書(印刷・簡易製本のもの 1 部)
2)知的財産業務評価・戦略提案書(印刷・簡易製本のもの 1 部)
上記 2 部を、いずれも顧問契約終了後 10 営業日内に提出のこと。
(2)提出場所:〒263-8555 千葉市稲毛区穴川 4-9-1
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構イノベーションセンター
8.検
査
・業務終了後、当機構職員が、所定の要件を満たしていることを確認したことをもって
検査合格とする。
9.そ の 他
1)本顧問契約に含まれる業務時間の最低時間は 50 時間とする。本顧問契約に含まれ
る業務時間を超過する時間分については別途請求することとする。
2)担当職員による検査において、報告書の中身が本仕様及び本仕様に基づく提案書
を満足しておらず不十分であると判断された場合には再度報告書の提出を依頼する
場合がある。
3)本仕様書に記載されていないことについては、全て当機構との協議するものとす
る。
4)本仕様書に疑義が生じた場合、または情勢の変化により仕様内容について追加、
変更する必要が生じた場合には、双方協議するものとする。
5)業務遂行上問題が生じた場合、当機構と相談の上、直ちに問題の処理を行い、当
機構に報告すること。
6)受託業者が業務上知り得た情報(当機構が提供するデータを含む)は本契約の終
了後も当機構の許可なく外部に漏らさず、本契約の目的の範囲を超えて使用し、複
製し、改変しないこと。
7)上記4)
、5)に関連し、受託業者の責めに帰すべき事由により当機構又は第三者
に損害を与えた時は、当機構は本契約を解除するとともに、受託業者は本契約の終
了後であったとしても賠償責任を負うこと。
8)受託業者が本業務において作成したデータや報告書等の納品物について、受託者
が調査あるいは分析のために当機構以外から入手した著作物を除き、著作権は全て
当機構に帰属するものとする。
要求者
イノベーションセンター長
内堀幸夫