会報~岳陽 - 教育協働研究会

第4号
2017 年 3 月
編集・発行 : ・教育協働研究所
・イノベーション NEXT
(愛称:い~ね!!)
英美
★目次★
P.1
●巻頭言●
井上 講四(教育協働研究所~岳陽舎~ 代表)
P.2
●今年度を振り返って●
イノベーション NEXT 一同
P.5
●出張!社会教育主事講習!●
山下 健吾(イノベーション NEXT4 年次)
P.6
●さよなら、井上研究室!お別れセレモニー!!●
宮里 優花(イノベーション NEXT4 年次)
P.7
●平成徒然草~大人の方々からの発信~part.2 ●
大城 喜江子さん(浦添市立森の子児童センター 館長)
手登根 仁美さん(浦添市立中央公民館 館長)
金城 恵里佳さん(那覇市教育委員会生涯学習課)
P.8
●編集後記・岳陽掲示板●
大城
拓也(イノベーション NEXT4 年次)
友寄 竜之介(イノベーション NEXT4 年次)
~巻頭言~祝!卒業 とにかく彼らの存在が、この1年の私を支えてくれた!本当に感謝である!!
〇最後のゼミ生達!彼らの情にほだされ、もう一度だけ書くことになった!だが、これが、正真正銘?最後!
全国各地のみなさん、そして多くの卒業生のみなさん、その後いかがお過ごしでしょうか?今年の年賀状等
で、それなりの近況が分かった人もいますが、そうでない人も、多分?!お元気のことと思います!私の方は、
また今年も?いつものように、卒業生を送り出す時期となりました!でも、改めて、今回が、本当に最後の送
り出しとなります!とにかく、この1年!色んな意味で激変の日々でしたが、何やらおかしな?非常勤講師と
して、そして、事実上は、最後のゼミ生(5人)の指導教員として、一応ここまでやってきました!そんな中、
もうここでの登場は遠慮?しようと心に決めていましたが、この最後の、そして本当に愛すべきゼミ生達の情
にほだされ、もう一度だけ、しかし、改めて最後となる「巻頭言」を書くこととなりました!
〇とにかく、頑張れ!最後の卒業生!これからが、本当の?本番!
ということで、丁度 1 年前、2年前倒しの退職を決行し、現役のゼミ生達には、本当に申し訳ないことをし
たものだと、何度も思わされながら、しかし、一方では、これで良かったのだと、何度も自分に言い聞かせな
がら、ここまでやってきました!この新機関誌「岳陽」は、そうした新たな状況(ある意味微妙な状況?)の
中で、それまでの「南風の国から」
(の精神)を受け継ぐべく、そして、別途創設した「教育協働研究所~岳陽
舎~」との連動を図るべく、所縁の若者主体の活動グループ「イノベーション NEXT」の活動報告誌ということ
で、
(再?)スタートしたものです!まだまだ、具体的な(力強い?)未来は、描きようもないのですが、何とか
1 年を乗り切ることが出来ました!
ちなみに、この最後の卒業生達は、この至らぬ指導教員?の心中を察してくれ、本当によく頑張ってくれま
した!否、支えてくれました!本当に、感謝の極みです!こんな学生(若者)達であれば、どんな所で、どんな
形で生きていこうとも(就職・活動等)、きっと活躍してくれることと思います(決してお世辞ではありません!)。
とは言え、大いに迷惑(苦労?)をかけた若者達!これからが、本当の?本番です!とにかく、頑張って下さい!
〇この若者達との歩み!『(大判)社会教育』
(日本青年館)に連載中(現在第 7 回)です!
ところで、ご承知の方も多いと思いますが、こうした若者達との歩みを、現在、
『社会教育』
(日本青年館発行)に
記事掲載を行っています!全体のタイトルは、
「若者(琉球大学生)達の学びを見つめ続けて-教育学部に社会
教育主事資格取得プログラムがあることの意味-」ですが、これまでの私の足跡を、主として関係の授業に関
わらせて紹介(述懐?)しているものです!各号の最後に「メッセージ・コーナー」を設け、これまでの卒業生
と現役学生の二人に(最初の2つは一人ですが)、それぞれの思い出や現在の状況について、書いてもらっていま
す。執筆依頼をしていない人には申し訳ないのですが、連絡の取り易い人に、まずはお願いしていますこと、
改めてご了解頂ければと思います!いずれにしましても、今後も(しばらくは?)続いていきますので、よろし
くご高覧下さい(購読まではお願い出来ませんが!)。そして、よろしかったら、何かメッセージでも頂けたら、あ
りがたいですね!是非、そういう形でのやり取り(交流)を、改めて期待していますので、そちらの方も、どう
ぞよろしくお願い致します!
〇改めて、
「岳陽」に託す!みなさん、これからもよろしく!そして、我が「教育協働研究所~岳陽舎~」へ!
最後になりますが、次年度も、琉球大学の非常勤講師として、週2日(火と金)、授業を担当することにして
います。しかし、残念ながら、研究室はもうありませんので、ある種のジプシー状態での出没?です!その代
わりと言っては何ですが、私の居場所は、宜野湾市大謝名在の、
「岳陽舎」と言う名の我が家です!気軽に足を
運んで頂ければ、淋しがり屋の私?としては、大歓迎でございます。しかも、ここで、この機関誌「岳陽」も、
新装成る「イノベーション NEXT」と一緒に、作成・発行していくことになります!いつでも、ご連絡、そして
お越し下さい。それではみなさん、お元気で!そしてまた、近い内に、お会いしましょう!
(井上 講四)
〇ついでながら、まだまだ健在の?!堂本です!ホームページで頑張っていますので、そちらの方で、是非‼
なお、ついでになりますが、これも、最後のゼミ生(実質的な!)の情にほだされ、私こと堂本まで、ここに
登場することになりました!いつもながら、複雑な?立場の私ですが、心の友人I氏の影?となり、その時々
の彼の心情や出来事を、下手な短歌に載せて語らせてもらってきました。現在は、多くの方はご存知のことと
思いますが、上記の「イノベーション NEXT」と立ち上げたホームページの中で、
「堂本彰夫コーナー」を、鋭意
作動させています!「東シナ海眺望記」
「教育への思い」
「古代史の旅」の、3つのコーナーに分けて書いてい
ますが、これが、今の私(彼?)の楽しみ(生きている証し?)ともなっています!かなり性急に?書いています
ので、後で読み返すと、間違い?もあり、若干の後悔、否、恥ずかしさもありますが(要訂正の余地あり?!)、と
にかく、今は、相変わらずの下手な短歌も含めて、率直な自己披瀝・自己実現?が出来ているように思います!
ということで、是非こちらの方にも目を向けて頂いて、新たな(さらなる?)交流が出来たらと思っています!
ちなみに、電話番号は 098-963-9282、ホームページURLは http//www.gakuyou.jp、メールアドレスは
[email protected] です!交流、連絡を待っています!よろしく!
(堂本 彰夫)
1
~今年度を振りかえって~
皆さん、こんにちは。今年度は、4 月からイノベーション NEXT として活動を始め、研究会などを行なっていき
ました。あっという間に 3 月を迎え、1 年間の活動が終わろうとしています。イノベーション NEXT では、4 年次
が卒論を書き上げ、集大成である最後の研究会、第 9 回教育協働研究会を目前に控え、準備に励んでいます。最
後の研究会に向けて、忙しくなりつつありますが、楽しく活動をしています。
そんなイノベーション NEXT から、今年度を振りかえってのことや、来年度に向けての抱負をお伝えしていき
たいと思います。
(文責:仲地夕南、浦崎未南子、仲間理沙子)
名前:友寄 竜之介
2 年前にイノ研の一員となり、実質最後のゼミ生としての生活が、いよいよ終わり
を迎えてしまいます。先輩の背中を無我夢中で追いかけた 3 年次の頃、イノベーショ
ンの代表世話人として活動し続けた 4 年次の日々、本当にたくさん成長させてもらい
ました!特に、代表世話人として活動してきたこの 1 年というものは、「イノ研」と
いう看板を背負うことの大変さや、リーダーとして動く・動かすことの難しさを痛感
させられました。「その人が力を発揮できる場を創る」を意識し、活動をしてきたつ
もりだったのですが、なかなか上手くいかず、先生や先輩方に何度も助けられてばか
りでした。しかし、自分なりに色々トライできたことは、自信になった部分もありま
すし、イノ研で学んできたものを、今後どう生かしていくかが大事だと思っています。
来年度は、小学校で臨時として働きつつ、採用試験の勉強をしつつ、イノベーショ
ン NEXT の 2 年目の動きも創り上げていくという、二足ならぬ三足の草鞋を履いて、
もっと大きく成長できるように頑張りたいと思います!
4 月からは「学生」ではなく、
「大人」として、みなさんとの関わりを築いていけれ
ばと思っています。どうぞ、今後ともよろしくお願いします!!
名前:大城
拓也
みなさん、今更ですが、あけおめです!(笑)
。教育実習後から執筆し始めた卒
論も提出・発表が終わり、とうとう卒業を迎えるだけとなりました。長かったよ
うな、短かったような…。イノ研&い~ね!!では、本当に色々な出来事があり
ました。ゼミに入り、
「融合フォーラム」でバタバタする一年を過ごし、4 年次に
なると、色々な意味で新体制となり、試行錯誤の前期を過ごし、実習や卒論でバ
タバタする後期を過ごす。他にも本当に色々あり、すごくいい思い出です。
「成長」
を掲げ、イノ研に入りましたが、ちゃんと成長できたのかな~?!と考えることも
ありますが、ある意味、これからそれが試されるのかなと思います。最後に、井
上先生や先輩方、研究会等で関わった方々、これまでお世話になりました。本当
に、ありがとうございました。関わってくれた後輩たちも、ありがとね。同期ゼ
ミ生 5 人揃って、卒業できること嬉しく思います。これからも、切磋琢磨しつつ、
それぞれ頑張りましょう。ではでは‼、皆さん、さよなら(^^)/
2
名前:山下
健吾
はいさい!とうとう、とうとう、卒業論文の提出が完了いたしました!大学生活に
おける最後の難関を無事突破し、残りは卒業を待つのみとなります。.
..が、それは、
この大学生活が終わることを意味し、沖縄を離れる現実が、もう目の前にあるという
ことでもあります。この 4 年間、ほんとにあっという間でした。特に、イノケンに入
ってからの 2 年間は、一瞬でした。この 2 年間で、研究会等を通して様々な人と出会
い、つながっていくことの重要性を多くの場面で実感し、これがイノケンの醍醐味な
んだと、振り返れば振り返るほど、感じています。また、イノケンで共に活動してき
た 5 人の仲間は、貴重で大切な存在でした。たくさんぶつかったりもしましたが、大
事なところでたくさん助けてくれ、このメンバーと出会えたことは、沖縄に来てよか
ったと、何度でも思わせてくれます。そして、井上先生には、感謝してもしきれませ
ん。これからの自分の成長が、一番の恩返しだと思います。ほんとに、今までありが
とうございました!
名前:宮里 優花
みなさんこんにちは。私が、イノベーション NEXT として活動して 1 年。いろんな
経験をさせてもらいました。特に思い入れがあったのは、第 7 回研究会。この研究会
では、PL として活動させてもらいました。今までの研究会とは違い、さらに多くの方々
の協力を得て、研究会を行うことができました。思いを持った方々の働きかけで、多
くの学びを得ることができたことを、とても嬉しく思っています。
また、活動の中で井上先生始め、OA の先輩方や後輩、同級生にも支えられながら、
楽しく活動することができました。ありがとうございます。
大学での学びだけではなく、こうして様々な学べる機会が、今後も持てることを嬉
しく思います。4 月からは学生とは違うまた別の関わり方で、イノベーション NEXT
の発展に貢献できたらと思います。また、今後もよろしくお願い致します。
名前:宮城
英美
イノベーション NEXT として活動を始めてから、早 1 年。研究会の準備で後輩たち
とバタバタしていた時期もあれば、就活などで中々活動に参加できずに、胃がキリキ
リしていた時期もありました。これまでを振り返ると、本当にいろいろあったなぁと、
しみじみと思います。一番の思い出は、第 3 回の研究会で大量にプリントミスして、
OA の方にもお手伝いいただきながら、ぎりぎりで会場の教室に滑り込んだことですか
ね。本当に死ぬかと思いました(笑)。
また、今年はいよいよ卒業の年となりました。後 4 年ぐらい、学生でいたい気もし
ます。でも、そうすると井上先生からお叱りを受けそうなので、しっかり卒業して一
社会人になります(コメントを見た先生に怒られる可能性もありますが)
。
何だかんだで締まらないコメントとなりましたが、最後に、これまでお世話になった
方々に感謝の気持ちを伝えて締めたいと思います。本当にありがとうございまし
た!!
3
名前:仲地 夕南
あっという間に、あっという間に大学3年の授業が終了し、私もついに大学4
年になってしまいます。一年間の活動で、私が日々感じていたことは先輩方のす
ごさです。普通なら3年生が運営して4年生は自分の卒論に集中してもいい時期
だったにも関わらず、研究会の運営と卒論を同時進行で進めていて、他のゼミを
もつ私たちの負担を減らしてくれました。本当にありがとうございました。イノ
ベーション NEXT の活動と、これまで学んできた教育協働の考え方を私の残りの
大学生活と、将来にも生かしていきたいです。
名前:浦崎
未南子
1年間の活動を通して、イノベーション NEXT の一員として活動をしてきました。
今年から社会教育について学び始めたので、まだまだ分からない事だらけですが、先
輩方と研究会の運営を行い、ゼミ活動の中で学ぶ中で、少しは社会教育について見え
るようになってきたと感じています。
来年度は、大学4年生になります。教員採用試験もあるので、合格に向けて頑張っ
ていきたいと思います。そして、合格をつかみ、私にしかできない「教育協働」を実
践していきたいと思います。1年間ありがとうございました。
名前:仲間 理沙子
今年度の後半からではありますが、井上先生の授業を通じて、イノベーション
NEXT に参加する機会を多くいただきました。初めて教育協働研究会を主催する
際には分からないことが多く不安も多い中、先輩方に手を差し伸べていただいた
ため、無事、会を催すことが出来ました。
来年度は、三年次になります。今年度先輩方から教えていただいたことを自分
の力で成し遂げるだけでなく、自分自身でも新たに研究会を盛り上げられるよう
な工夫を探す年にしたいと思います。来年度もよろしくお願いします。
★来年度もよろしくお願いします★
イノベーション NEXT 一同
4
2 月 2 日、糸満市の県立糸満青少年の家にて、社会教育主事講習が開催され、その授業の 2 コマを井上
先生が担当することになり、一日を通して、授業を行いました。この日は、私達イノベーション NEXT の
学生 4 人(英美はかなり行きたがっていたが、私用で行けず!)も、一緒に参加し、受講者と混じりなが
ら、ワークショップを進めていきました。なんと、この日の前日は、4 年次は卒業論文提出日!5 人とも、
もちろん余裕をもって(?!)
、提出をしましたが、そのおかげもあってか、頭もしっかり冴えていたので、
楽しく、そして真剣に、自分たちの意見も出すことができたと思います。
この日の授業では、ワークショップをメインに授業が進んでいきました。4 つのグループに分かれ、それ
ぞれのグループにおいて地域を選び、その地域の現状や抱える課題を出し、そこからどのように地域教育
協働ネットワークを生み出していくことができるのかを話し合い、模造紙にまとめていきました。私が所
属したグループでは、離島の行政で働いているメンバーが 2 人いたことから、
「離島における地域教育協働
ネットワーク」と題して話し合い、離島の良さを保ちながら、新しい時代の流れにどのように対応してい
くか、熱く議論することができました!そして、最後に成果として、全体で発表を行いました。
離島における地域教育協働ネットワーク
G 村における教育協働ネットワーク
~
最
終
発
表
~
M 市における教育協働ネットワーク
U 市における教育協働ネットワーク
そして、夜は、講義お疲れ様ということで、別室の方で宴会が行われました!
この宴会を通して、たくさんの人と会話をし、それぞれの想いや、自分たち学
生の意見など、多くの情報を共有することができました。これも、イノケンな
らではの、
「縁づくり」ですね。この一日は、自分たち学生にとっても、とても
新鮮で、ほんとに楽しい時間でした!この経験をさせてくれた井上先生、そして
松尾先生、ありがとうございました!
(文責:山下健吾)
5
さよなら、井上研究室!お別れセレモニー!!
去った 2 月 10 日(金)
、27 年間イノ研の研究室として使用された、教育学部 109 教室の最後
の使用日となりました。今まで、イノ研で学んできた先輩方はもちろん、イノ研と関わっていた
だいた皆さんにもよく利用してもらっていた研究室。その役目も最後の時を迎えました。
年明けから、徐々に研究室の片付け作業を行い、4 年次の卒業論文を提出し終えると、片付け
作業は更に進んでいきました。最終日には、今まで見えなかった壁やテーブルなどが、全てキレ
イに見え、研究室に入ってきた面々は「こんなに広かったんだ」、
「こんなに壁は白かったんだ」
など、見慣れぬ研究室に少し戸惑いつつも、最後という寂しさも感じていました。
その最終日は金曜日だったということもあり、
「ゼミ」の時間にみんなでお別れセレモニーを
行いました。井上先生が「蝋燭の火が消えるまで語ろう」ということで、蝋燭を準備し、始まり
ました。お菓子を食べながら、それぞれが、研究室に初めて入った日、研究室でのエピソード、
今の気持ちなど、1 人 5 分程度のスピーチが行われました。研究室では、数え切れないほどの思
い出があり、特に 4 年次や OA の先輩方は、卒業論文の執筆を研究室で行う場合も多く、生活の
中心が研究室!なんて人も少なくありません。この研究室がそれぞれの居場所で、一人一人のス
ピーチを聞きながら、研究室での思い出や、寂しさに耽っていました。井上先生からも、研究室
への思い入れや、離れる寂しさなど語り、みんなで語りつつも、楽しく最後を過ごすことが出来
ました。
最後に井上先生が鍵を締め、全員で最後を見届けセレモニーは終わりました。
様々な思い出が詰まった研究室!ありがとうございました!!
(文責:宮里優花)
先輩を尋ねて🍚
井上研究室卒業生の秦和也さんが現在働いている「侍学園」にお邪魔し、食事会を行いました。今回お伺
いした「侍学園」は、不登校などの若者を支援する認定 NPO 法人で、その沖縄校の学長である蟇目崇さん
も交え、井上先生、4 年次メンバーと OA の仲里彰祥さんと、侍学園に併設されている居酒屋での食事会と
なりました。
それぞれ自己紹介の後、研究室での思い出話や 4 年次の卒業論文について、侍学園創設にあたっての苦労
や、秦さん・蟇目さんの、それぞれの教育に対する熱い思いを、たくさん聞くことが出来ました。
普段の講義では聞けないような、お酒の席ならではの熱のこもった意見など、学生のうちに貴重なお話を
たくさん聞けたことは、本当に有意義な時間となりました。秦さん、蟇目さん、ありがとうございました。
6
~大人の方々からの発信~ par t.2
前号から新しく開設しました、徒然草ならぬ『平成徒然草⁉~大人の方々からの発信~』コーナーです!今回も、前回に引き続き、
いつもお世話になっている大人の方々に、記事執筆を依頼し、今頑張っていることや発信したいことなどなど、そこはかとなく??自由
に書いて頂きました!様々な想いが詰まったコーナーとなっていますので、ぜひご覧ください!!
(文責:友寄 竜之介)
~大人の方々からの発信コーナー~
☆「児童館は子ども公民館」☆ 森の子児童センター 館長 大城 喜江子さん
指定管理者として森の子児童センターを運営し、3 年目に入ろうとしている。そこで見える子どもたちの状況はか
なり厳しいものがある。家庭の問題、経済的な問題等々、世代をまたぎ、根深く子どもたちに影響しているのが見え
る。その内容を書くと膨大になってしまうので、今回は運営方針等に留めておきたいと思う。
「地域の見守りの中で、異世代交流の出来る、明日も明後日も来たくなる、明るく、楽しい、明日も明後日も来た
くなる、お帰りと言ってもらえる第 2 のお家のような児童館づくり、地域と一緒に学び合える居場所づくり、住んで
良かったと思える地域づくりを行う」を理念とした。
様々な問題を抱えた子どもたちに、ソーシャルワーク的な視点も持って関わり、課題解決に向けた取り組みを、小
学校、中学校、高校と連携して行っている。
福祉の施設で教育の必要性を実感しており、福祉と教育の融合を考え、子どもたちは楽しく、職員は、取組みの中
に教育的エッセンスを盛り込んで、気づきがいつか、より良い行動に繋がることを期待して、
「子ども公民館」とし
ている。
☆中央公民館長任期 1 年目☆
浦添市立中央公民館 館長 手登根 仁美さん
☆イノ研との関わりを通して☆
那覇市教育委員会生涯学習課 金城 恵里佳さん
「社会教育と生涯学習は違いますよ」
「私達は、その
違いをはっきり意識し、社会教育に関わらなければな
りませんよ。
」と、柔らかい語調の中にも、強い思いを
感じる言葉が、久しぶりに心に刺さった。
昨年 6 月に行われた沖縄県公民館連絡協議会総会で
の、馬場祐次朗徳島大学大学開放実践センター長の基
調講演でのことだ。
私は昨年 4 月、浦添市立中央公民館と分館の館長と
いう非常勤職を新しく引き受けた。施設管理者、事業
運営者、決裁権者としての業務の把握等諸々あるのは
もちろんだが、何を一とする役割かと考えた時に、
前述の言葉なのであった。
まず、公民館職員とそのことの認識共有を図り、百
を超す当館登録社会教育関係団体(サークル)に対し
ては、特にその「生涯学習と社会教育(活動)のちが
い」について理解してもらう必要性を強く感じたので、
その方策をことあるごとに試行中なのである。
私は、新規採用だった 6 年前から、イノ研に参加さ
せていただいています。学生時代に受講した、井上先
生の「教育原理」で、教育の新たな世界に衝撃を受け
た私は、社会人になってからも、イノ研で多くの学び
と出会いをいただきました。昨今の財政事情による予
算削減等、社会教育をとりまく環境は厳しいですが、
イノ研のアットホームでありながら、真剣かつ活発な
意見交換を通し、立場にとらわれない多角的な視点や
たくさんの勇気をいただきました。
さらに、今年度は、
「なは教育の日 10 周年プレイベ
ント」として教育協働研究会を一緒に開催し、学びの
場を広めることができたことは、とても大きな喜びで
した(懇親会でまさかの号泣笑)
。
イノ研としての活動が、今回で最後ということは、
とても寂しいですが、社会教育、そして井上先生 LOVE
なメンバーの繋がりは、ずっとずっと続いていくもの
だと確信しております。多くの学びをいただき感謝の
気持ちでいっぱいです。どうぞこれからも末永くよろ
しくお願いいたします。
このコーナーは、来年度以降も継続していきたいと思っています!
こちらからも執筆依頼を行いますが、発信したいこと等がございましたら、執筆の逆リク
エストもウェルカムですので、どうぞよろしくお願いします!!
7
編集後記
今年度、最後の『岳陽』はどうでしたでしょうか。盛り沢山の内容だったので、すごく読み応えがあ
ったのではないでしょうか。井上先生や堂本さんの想い。学生の振り返りや様々な出来事、研究会の参
加者からの色々な記事。この1年間の多くの想いを感じ取れると思います。記事等を書いてくださった
方々、本当にありがとうございました。
私たち4年次5人が卒業することで、これまでのように定期的に活動することが正直…難しくなって
きます。ですが、HP や SNS、時にはリアル(直接)で‼、活動をしていこうと思っています。なの
で、パソコンやスマホ等で随時確認してほしいと思います。
(ぜひぜひ、お願いします。見てくれない
と、更新者は悲しみます…泣笑)
先程、伝えたように、今後、定期的に活動することが難しくなるので、次回の『岳陽』の発行がいつ
になるかはわかりませんが、楽しみに待っていてほしいと思います。では、また逢う日まで…
(文責:大城拓也)
「岳陽」掲示板
ハッ ピーター ン事件
①
②
③
④
作:竜之介
その後、ゆかはハッピーターンを 1 袋たくやに献上し、事なきを得たのであった。
『岳陽』(2016 年度通巻第 4 号) 発行日:2017 年 3 月 4 日
編集・発行:教育協働研究会/イノベーション NEXT(愛称:い~ね!)
[email protected](イノベーション NEXT)
連絡先(事務所)
:教育協働研究所~岳陽舎~
〒901‐2225 沖縄県宜野湾市大謝名3丁目 13-24
TEL:098-963-9282
E-mail:[email protected](研究所)
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