PowerPoint プレゼンテーション

*グローバル投資環境
No.1463 *
ご参考資料
髙木証券投資情報部
OPECが日量3,250~3,300万バレルのレンジでの生産制限で合意
2016年9月29日作成
OPEC(石油輸出国機構)は、昨年12月4日に開いた
第168回総会において、生産目標を設定することを事
実上放棄して以来、実質的に生産量を各国の裁量に
まかせてきたが、アルジェリアで開催していた臨時
の会合において、加盟国の生産量を日量3,250~
3,300万バレルで制限することに合意した。なお、
OPECの9月の月報によると、加盟国の8月の生産量は
日量3,324万バレルである。
28日の会合終了後にOPECのウェブサイトに掲載さ
れたステイトメントは石油市場の現状について、
「過去2年間、グローバル石油市場は、主としてサプ
ライサイドに起因する多くの困難を経験してきた。
価格はボラティリテティーの増加を伴って半分以下となり、石油輸出国や石油関連企業
の収入は劇的に減少、これらの財政ポジションを抑制し、経済成長を妨げてきた。石油
産業は、投資の大幅な削減と大規模な人員削減に直面し、このことが、将来的な石油供
給が需要に応じられなくなるリスクを生じさせている」と述べている。ステイトメント
はその上で会合を開いた理由について、「OPECの加盟国は以上の観察と分析に基づいて、
石油市場を安定させ、短期ならびに中期的な悪影響を回避する目的で、非メンバーの産
油国も含めた、真剣かつ建設的な議論を行うことを決定した」と説明している。
但し、この合意の実効性については不透明要因が存在することも否定できない。その
第一は、今回の会合にはOPECの非加盟国も参加していることは上述の通りだが、生産の
制限で実際に合意したのは14の加盟国だけである。従って、今年上期の平均の生産量が
日量1,104万バレルに達し、OPEC加盟国中では最大の生産国であるサウジアラビア(8
月の生産量は同1,063万バレル)を上回る産油量を
誇るロシアとは、別途の協議と合意が必要である。
第二に、今回の合意は生産量の大枠についてのみで
あり、加盟国ごとの割り振りについては、今後の取
り決めが必要になるとみられるほか、第三には、米
国のシェールオイルの稼動リグ数は、今年の5月に
底入れして以降、このところ一貫して緩やかな増加
傾向にあるが、OPECの合意によって実際に価格が安
定すれば、採算改善を背景にしたシェールオイル増
産の動きが強まる可能性がある点にも注意が必要だ
ろう。
(文責:勇崎 聡)
(出所:OPEC及びBloobmergのデータより髙木証券作成)
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