*グローバル投資環境 No.1457 * ご参考資料 髙木証券投資情報部 OECDが世界経済見通しを下方修正 2016年9月23日作成 OECD(経済協力開発機構)は21日に発表した中間経済審査(Interim Economic Outlook)にお いて、世界の成長率を2016年が2.9%、2017年が3.2%と予想、6月時点の見通しに比べて、両年 ともに0.1%ずつ引き下げた。ちなみに、2016年の成長は2015年の3.1%を下回る一方で、2016 年についてはわずかながら上向きに転じるというOECDの基本的なシナリオは6月の予想から変 わっていない。 英国の2016年の成長率は1.8%が見込まれており、英中銀による金融緩和の効果などを背景に、 6月時点から0.1ポイントの小幅ながら上方修正された一方、2017年の成長率はEU離脱の影響を 織り込む形で6月時点の見通しを1.0ポイント下回る1.0%のへの急減速が見込まれている。また、 ユーロ圏の成長率は2015年の1.9%から、2016年が1.5%、2017年が1.4%への減速を予想、6月 予想との比較では、2016年が0.1ポイント、2017年が0.3ポイントの下方修正であり、とりわけ 2017年についてはBrexitの影響が考慮されているようだ。 一方、米国については、2015年の2.6%から、2016年は6月予想比0.4ポイント下方修正の 1.4%への減速を予想しており、やや保守的な印象があるが、2017年については6月予想比0.1ポ イント下方修正ながら2.1%への回復を見込んでいる。また、日本については、2015年が0.5%、 2016年が0.6%、2017年が0.7%と低成長の継続が予想されている。 一方、新興国では、インドは2015年の7.6%に続き2016年が7.4%、2017年が7.5%と高成長の 持続、中国は2015年の6.9%から2016年の6.5%、2017年の6.2%への減速が予想されているが、 ともに6月予想から変更はない。また、ブラジルは2015年が▲3.9%、2016年が▲3.3%、2017年 が▲0.3%とマイナス成長継続ながら前年に比べると改善が見込まれており、6月予想との比較 でも2016年が1.0ポイント、2017年が1.4ポイントそれぞれ上方修正されている。 (文責:勇崎 聡) (出所:OECD) 《ご注意いただきたいこと》当資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資の最終決定はご自身でなさるようお願い いたします。当資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、その正確性・完全性を保証するものではありませ ん。株式、債券、投資信託等は、価格の変動や発行者の信用状況の悪化等により投資元本を割り込むおそれがあります。また、当資料の いかなる部分も一切の権利は髙木証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転 送等を行わないようお願いいたします。 当社で取り扱う商品等へのご投資には、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、お客様向け資料等をよく お読みください。 商号等:髙木証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第20号 【広告審査済】 加入協会:日本証券業協会 髙木証券インターネットホームページ:http://www.takagi-sec.co.jp/
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