昭和リースが新生銀行の完全子会社化に

NEWS RELEASE
2016年9月23日
昭和リースが新生銀行の完全子会社に―格付への影響は軽微
昭和リース(発行体格付=BBB+)は 21 日、株式を 9 割強保有している新生銀行(証券コード:8303、
発行体格付=BBB+)の完全子会社となる株式交換契約を締結したことを発表した。株式交換は 12 月 1
日に実施される予定。新生銀行は中期経営計画で「グループ融合」を進める方針を掲げており、完全子
会社化はこうした施策の一環として実施される。
昭和リースは 1969 年に協和銀行(現りそな銀行)を母体として設立され、2005 年 3 月に新生銀行グ
ループ入りした。営業資産の約 4 割がりそな銀行のメーン先、準メーン先を中心とする顧客。同行との
資本関係はなくなるものの、業務提携は維持・強化していく方針で、R&I は現状の顧客基盤に与える影
響は軽微とみている。
これまで新生銀行との事業面での連携は多くなく、格付は昭和リース自体の営業基盤・財務基盤の評
価を反映してきた。現状は新生銀行と同格であるため、直ちに格付を変える可能性は低いとみているが、
事業・態勢面での連携強化が進めば、グループ信用力に連動する形に評価方法を見直す可能性もある。
今後のグループ融合の進捗などを確認し、格付に反映していく。
主任格付アナリスト:大内
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