真夏の物語 すももさん ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP DF化したものです。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作 品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁 じます。 ︻あらすじ︼ ある夏。オカルト部3人の物語。▼夏の思い出作りに廃神社を行 く事になった3人、そして、家族や学校を巻き込む大事に発展してい く⋮ ▼このSSはフィクションです。登場する人物・団体・ 名所等は架空あり、実在のものとは関係ありません。ファンタジーと タグにありますが、多分出てきません。 目 次 プロロローグ │││││││││││││││││││││ 1 プロロローグ 神社。神が祀られ、神を敬う場所。お参りや参拝などを目的とし、 訪れる方は少なくなかろう、と言うかそれ以外の目的で訪れる方はい るのだろうか⋮神主くらいしか居ないと思う。 神社についてもうちょっと説明したかったのだが、某有名サイトで 調べたが、凡人に理解できるなようではなかった︵作者の頭悪いだけ︶ なので、前ぶりをこのくらいにして本題に入ろう。 これは、とある神社にまつわるお話である⋮⋮⋮⋮ │││││││ 北 野 山 神 社。こ の 神 社 は 昔、三 体 の 神 が 祀 ら れ て い た。三 体 の 神 は、その地域に住む人々に幸福をもたらし、土地を干ばつから救い、 人々に崇められていた。が、人々はその神の恩恵を当たり前のように 思い、神に対する心持ちが変わり、人々は神を祀られる神社を雑く 扱った。そして神は怒り、災害をもたらしたり、人々を病に追いやっ た。神は三体いた為力は凄まじく3日で全滅の危機に陥った。 段々神は邪気に染まり、神にとって善である神主をも手を出し神で あるのに悪霊化し始めていった。 その事態を聞いた、陰陽師が神を止める為立ち上がった 陰陽師は三体の神をそれぞれ別の場所に移した。一体は遥か北へ、 もう一体は遥か南へ、そして、一番悪霊化の侵食が進んでいた神はそ のまま残し、浄化をしていった。で、神は清んだ神になったとさ。元 は、人が悪いんだけどね。 説明をし終え、肩の力を抜き深く椅子に座り直す ﹁へーそんなことが⋮﹂ 夕方の教室。夕陽が教室に差し込み、夏とは感じられない涼しい風 がカーテンをなびかせながら吹き込んでおり、涼しい。僕らオカルト 部3人しかいない教室はやけに涼しく感じ、グラウンドで切磋琢磨し ている野球部の声が微かに聞こえる。居心地は良いわけではないが 1 落ち着く。 こ こ で 自 己 紹 介。僕 の 名 前 は、 い方。 つ き が み つ き 月神 月 オ カ ル ト 部 の リ ー 神の早苗様∼ と崇め 陽気で活発な女の子。かなり頼りになり、幼馴染。趣 次にさっきの北野山神社を過去つらつらと説明してくれたのが か み の さ な え 味は読書。神乃という名字から、周りからは 子。 その次に、さっきから窓の外を眺めているのが、 暁 暦 " 名前が多い。 ? 教えてくれた。ざっくり説明すると、 事 ﹂ 神を別に神社に移した ﹁こよみん、あの碧月現象の後大丈夫だったの こ との " 話を聞いていなかったらしく、ふぇ といういながら早苗の方を向 早苗がさっきからずっと外を向いている暦に話しかけるが、ずっと ? " そして翌日、神社の神主が家に訪問してきて、碧月現象の事について 時、僕たちは祭りを楽しんでいたが、こよみんが急に体調を崩した。 然月が青く光り出した現象のこと︵オカルト部が勝手に命名︶。この 碧月現象とは、数週間前町おこしの為の祭りを行っていた時に、突 ﹁確かそう﹂ ﹁あー、そういえばそうだったね。あの、碧月現象のあとからだっけ﹂ ﹁その神社って今は廃神社じゃなかったっけ ﹂ この地域一帯はなぜか、月神や神乃といったように神々しい名字、 わらず、50m走6秒代。趣味はお菓子作り。そして霊感が強い。 そうにない見た目で部活にもクラブチームにも入ってないにもかか よみんと呼ばれており、学力は全然、だが運動神経は抜群。運動して " あかつき こよみ りしている子。甘えん坊って程でもない、絵に描いたような可愛い られている。成績優秀、運動音痴、1日3食、おやつは3時。しっか !" 神乃 早苗 " る。僕は学力はは普通。運動神経に優れている訳でもないが足は早 開することができるということだそれをマスターしたいと思ってい はない、明晰夢というのをご存知だろうか、夢を自分の思い通りに展 ダー。つっきーと呼ばれている。趣味 寝ること、怠けているわけで " ? 2 " " " く。 ﹁え、ん え あ、ん ﹂ ﹁き、聞いて、たよ。あ、あれだろ 3日で全滅したって話だろ 北野さんが3人いて雑穀を扱って、 大丈夫だったyo﹂ ? ﹁話きてなかったでしょ⋮﹂ ? 違うの⋮ ﹂ ? しよう ? ﹂ ﹂ って話そうとしてたの﹂ ﹁oh ﹁マジで ﹁マジで﹂ 予想外の言葉に驚く、ちなみにoh いように はこよみんだからな間違えな ﹂ ? ﹁えっ ﹂ たぶん⋮﹂ ﹁で行く事で決まりでおk ﹂ る事ができなくなり邪気や魔物の溜まり場となる。かなり危険だ。 廃れたという事は、神社の力がなくなったという事。つまり封じ込め 廃神社。神社とは主に神を祀り、邪気や魔物を封じ込めるところ。 ﹁俺を身代わりにはしないでおくれよ﹂ るでしょ ﹁まぁ、そこんとこ霊感が強いこよみんがいれば、危険を早く察知でく ﹁廃神社って行っちゃいけない場所では ! ﹁あ、そうそう、その廃神社、北野山神社に夏休みの夜行かないかー ンッと叩いた 唐突に早苗に質問してみた。すると、思い出したかのように手をパ ﹁で、北野山神社がどうしたの ﹂ で全滅したという始末。まぁ大体の重要語句は掴めてるからよしと うん全然違う。北野山が北野さんになり、雑くが雑穀になり、3日 ﹁あれ 少し笑った感じの口調で呟いた ﹁需要なところが入れ替わってて、ワケワカンナイ話になってる﹂ ? ? ? ? ! ? ﹁なんでそうなるんだよ⋮﹂ !? 3 ? ! ? ﹁い や ∼、今 年 で 最 後 じ ゃ ん なーて⋮﹂ ﹁そーゆーこと、なら賛成﹂ ﹁うーむ⋮﹂ ね ﹂ だからこの夏に思い出でも作ろうか ﹁こよみんは賛成って言ってるしいいでしょ ﹁うーむ、、、﹂ ? じゃ、明日で夏休み入るから、今週の土曜日ね∼、はい決 ﹂ ﹁まぁ、空いてる﹂ ﹂ スピーディー﹂ ﹁勝手に決まった ﹁oh まりで∼﹂ ﹁やったー ﹁うむ、、、行こう﹂ 手を合わせ上目使い。くそ、断れん ﹁つっきーいいでしょ∼、おねがーい﹂ ら嫌だし、取り憑かれたりしても嫌だし⋮ た場合何が起こるか分からない。もし早苗やこよみんに何かあった 考える。そこに行って何もなければいいのだが⋮もしも何かあっ ? ? ドアを閉め、廊下に出る。少し歩いたところで忘れ物に気がつく。 ﹁うーラジャー﹂ ﹁りょーかいであります﹂ ﹁ほいじゃ解散で、塾があるからはよ帰る。鍵よろしく﹂ ﹁りょーかい﹂ ﹁うーラジャー﹂ ﹁よしじゃぁ、詳しくはLIMEで話そう﹂ イム一つで一気に下校ムードになった。 す放送がなり、野球部の声もしなくなり、日も沈みかかる、このチャ 言い終わったところでちょうど下校のチャイムが鳴る。下校を促 ﹁じゃぁ、決まりだねー﹂ ﹁同じく開いてまっせ∼﹂ ? ﹁あ、いっけね、筆箱忘れた﹂ 4 ! ﹁予定空いてすでしょ ! ! 勉強に欠かせないもの無しにどう勉強するんだwアッホか自分w とか思いながら教室に戻る。ドアに手を掛けたとこれで早苗とこよ みんの声が聞こえた ﹁⋮﹂ ﹂ ﹂ ﹁あれ、つっきーどーしたの ﹁や∼筆箱忘れてた﹂ ﹂ ほら急いで出た出た﹂ ﹂ ﹁うるしゃい、つーかあと3分だぞ、急がないとヤバくないか ﹁あ、確かに ﹁⋮﹂ 教室からはんば強引に出された ﹂ ﹁じゃぁ、あとはLIMEで、バイバイ ﹁おう、じゃあの∼﹂ 早苗は足早に去って行った ﹁⋮﹂ ﹁こよみんさっきからどうした ! ﹁え、あぁ、北野山神社について考え事⋮を⋮﹂ ? ﹂ まだ戸締まりしてないのかとか考えつつ、ドアを開けようとした 何 ﹁早苗∼﹂ ﹁ん ﹁好きな人とかいる その言葉を聞いて、ドアを開けるのためらった w﹂ ﹁どーしたのいきなりw﹂ ﹁いや、、その、、﹂ ⋮﹂ ﹁何もじもじしてんの w﹂ ﹁⋮﹂ ﹁ん ﹁⋮﹂ ﹁⋮﹂ ﹁その、俺は ? ﹁塾行くのに忘れるってドジw﹂ ? 5 ? ドアを開けた、驚いた顔で月を見る2人 ! ! ? ? ? ? ﹂ ﹁そうか、じゃぁの∼﹂ ﹁うむ、アディオス のができた。出てすぐ、走って帰宅している集団が目に入る。 ﹁毎日毎日凄いなー﹂ " ている 挙双部 あそう と言う部活がある。これもまたこの地域にしかな 。この地域しかない武術の流派が部活になったもの、これと対立し 感心しつつチャリをこぐ。走っていたのは、うちの学校の 武部 こよみんと別れを告げ、正門に向かった。ギリギリで正門を出るこ ! 帰り道の道中、こよみんを見かけた。そしてふと思い出す。 分からない。いや、なんか知りたくない。 らわからない。オカルト部含めて、存在して一体利点はなんなのか、 部。部に至ってはもう謎、部員は誰だかわかんないし、まず居るかす 部、運動部のどちらとも言えなさそうな、オカルト部や宅配部、支部、 部などの運動部。次に吹奏楽部、科学部などの文化部。そして、文化 うちの学校には、色んな部活が健在する。まず、サッカー部、野球 れっきとした部活である。 い、流 派 で あ る。ニ ュ ア ン ス を 変 え れ ば 完 全 に 勘 違 い さ れ る け ど、 " w﹂ ? ﹁いや、、その、、﹂ ⋮﹂ ﹁何もじもじしてんの w﹂ ﹁⋮﹂ ﹁ん ﹁⋮﹂ ﹁⋮﹂ ﹁その、俺は ! ? 6 " " ﹁どーしたのいきなりw﹂ " " そうゆう事 苦手だし不器用 このあと何を言おうとしていたのか分かるかもしれない。逆に分 からないとおかしいくらいか。僕は " だし、首を突っ込む事もしたくないし⋮うーむ、邪魔しちゃったか なー⋮⋮特に気に留めないでおこう⋮ チャリをこぐスピードを速め、自宅へ向かった。 7 "
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