真夏の物語 ID:92343

真夏の物語
すももさん
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︻あらすじ︼
ある夏。オカルト部3人の物語。▼夏の思い出作りに廃神社を行
く事になった3人、そして、家族や学校を巻き込む大事に発展してい
く⋮ ▼このSSはフィクションです。登場する人物・団体・
名所等は架空あり、実在のものとは関係ありません。ファンタジーと
タグにありますが、多分出てきません。
目 次 プロロローグ │││││││││││││││││││││
1
プロロローグ
神社。神が祀られ、神を敬う場所。お参りや参拝などを目的とし、
訪れる方は少なくなかろう、と言うかそれ以外の目的で訪れる方はい
るのだろうか⋮神主くらいしか居ないと思う。
神社についてもうちょっと説明したかったのだが、某有名サイトで
調べたが、凡人に理解できるなようではなかった︵作者の頭悪いだけ︶
なので、前ぶりをこのくらいにして本題に入ろう。
これは、とある神社にまつわるお話である⋮⋮⋮⋮
│││││││
北 野 山 神 社。こ の 神 社 は 昔、三 体 の 神 が 祀 ら れ て い た。三 体 の 神
は、その地域に住む人々に幸福をもたらし、土地を干ばつから救い、
人々に崇められていた。が、人々はその神の恩恵を当たり前のように
思い、神に対する心持ちが変わり、人々は神を祀られる神社を雑く
扱った。そして神は怒り、災害をもたらしたり、人々を病に追いやっ
た。神は三体いた為力は凄まじく3日で全滅の危機に陥った。
段々神は邪気に染まり、神にとって善である神主をも手を出し神で
あるのに悪霊化し始めていった。
その事態を聞いた、陰陽師が神を止める為立ち上がった
陰陽師は三体の神をそれぞれ別の場所に移した。一体は遥か北へ、
もう一体は遥か南へ、そして、一番悪霊化の侵食が進んでいた神はそ
のまま残し、浄化をしていった。で、神は清んだ神になったとさ。元
は、人が悪いんだけどね。
説明をし終え、肩の力を抜き深く椅子に座り直す
﹁へーそんなことが⋮﹂
夕方の教室。夕陽が教室に差し込み、夏とは感じられない涼しい風
がカーテンをなびかせながら吹き込んでおり、涼しい。僕らオカルト
部3人しかいない教室はやけに涼しく感じ、グラウンドで切磋琢磨し
ている野球部の声が微かに聞こえる。居心地は良いわけではないが
1
落ち着く。
こ こ で 自 己 紹 介。僕 の 名 前 は、
い方。
つ き が み つ き
月神 月 オ カ ル ト 部 の リ ー
神の早苗様∼
と崇め
陽気で活発な女の子。かなり頼りになり、幼馴染。趣
次にさっきの北野山神社を過去つらつらと説明してくれたのが
か み の さ な え
味は読書。神乃という名字から、周りからは
子。
その次に、さっきから窓の外を眺めているのが、
暁 暦
"
名前が多い。
?
教えてくれた。ざっくり説明すると、
事
﹂
神を別に神社に移した
﹁こよみん、あの碧月現象の後大丈夫だったの
こ
との
"
話を聞いていなかったらしく、ふぇ
といういながら早苗の方を向
早苗がさっきからずっと外を向いている暦に話しかけるが、ずっと
?
"
そして翌日、神社の神主が家に訪問してきて、碧月現象の事について
時、僕たちは祭りを楽しんでいたが、こよみんが急に体調を崩した。
然月が青く光り出した現象のこと︵オカルト部が勝手に命名︶。この
碧月現象とは、数週間前町おこしの為の祭りを行っていた時に、突
﹁確かそう﹂
﹁あー、そういえばそうだったね。あの、碧月現象のあとからだっけ﹂
﹁その神社って今は廃神社じゃなかったっけ
﹂
この地域一帯はなぜか、月神や神乃といったように神々しい名字、
わらず、50m走6秒代。趣味はお菓子作り。そして霊感が強い。
そうにない見た目で部活にもクラブチームにも入ってないにもかか
よみんと呼ばれており、学力は全然、だが運動神経は抜群。運動して
"
あかつき こよみ
りしている子。甘えん坊って程でもない、絵に描いたような可愛い
られている。成績優秀、運動音痴、1日3食、おやつは3時。しっか
!"
神乃 早苗
"
る。僕は学力はは普通。運動神経に優れている訳でもないが足は早
開することができるということだそれをマスターしたいと思ってい
はない、明晰夢というのをご存知だろうか、夢を自分の思い通りに展
ダー。つっきーと呼ばれている。趣味 寝ること、怠けているわけで
"
?
2
"
"
"
く。
﹁え、ん
え
あ、ん
﹂
﹁き、聞いて、たよ。あ、あれだろ
3日で全滅したって話だろ
北野さんが3人いて雑穀を扱って、
大丈夫だったyo﹂
?
﹁話きてなかったでしょ⋮﹂
?
違うの⋮
﹂
?
しよう
?
﹂
﹂
って話そうとしてたの﹂
﹁oh
﹁マジで
﹁マジで﹂
予想外の言葉に驚く、ちなみにoh
いように
はこよみんだからな間違えな
﹂
?
﹁えっ
﹂
たぶん⋮﹂
﹁で行く事で決まりでおk
﹂
る事ができなくなり邪気や魔物の溜まり場となる。かなり危険だ。
廃れたという事は、神社の力がなくなったという事。つまり封じ込め
廃神社。神社とは主に神を祀り、邪気や魔物を封じ込めるところ。
﹁俺を身代わりにはしないでおくれよ﹂
るでしょ
﹁まぁ、そこんとこ霊感が強いこよみんがいれば、危険を早く察知でく
﹁廃神社って行っちゃいけない場所では
!
﹁あ、そうそう、その廃神社、北野山神社に夏休みの夜行かないかー
ンッと叩いた
唐突に早苗に質問してみた。すると、思い出したかのように手をパ
﹁で、北野山神社がどうしたの
﹂
で全滅したという始末。まぁ大体の重要語句は掴めてるからよしと
うん全然違う。北野山が北野さんになり、雑くが雑穀になり、3日
﹁あれ
少し笑った感じの口調で呟いた
﹁需要なところが入れ替わってて、ワケワカンナイ話になってる﹂
?
?
?
?
!
?
﹁なんでそうなるんだよ⋮﹂
!?
3
?
!
?
﹁い や ∼、今 年 で 最 後 じ ゃ ん
なーて⋮﹂
﹁そーゆーこと、なら賛成﹂
﹁うーむ⋮﹂
ね
﹂
だからこの夏に思い出でも作ろうか
﹁こよみんは賛成って言ってるしいいでしょ
﹁うーむ、、、﹂
?
じゃ、明日で夏休み入るから、今週の土曜日ね∼、はい決
﹂
﹁まぁ、空いてる﹂
﹂
スピーディー﹂
﹁勝手に決まった
﹁oh
まりで∼﹂
﹁やったー
﹁うむ、、、行こう﹂
手を合わせ上目使い。くそ、断れん
﹁つっきーいいでしょ∼、おねがーい﹂
ら嫌だし、取り憑かれたりしても嫌だし⋮
た場合何が起こるか分からない。もし早苗やこよみんに何かあった
考える。そこに行って何もなければいいのだが⋮もしも何かあっ
?
?
ドアを閉め、廊下に出る。少し歩いたところで忘れ物に気がつく。
﹁うーラジャー﹂
﹁りょーかいであります﹂
﹁ほいじゃ解散で、塾があるからはよ帰る。鍵よろしく﹂
﹁りょーかい﹂
﹁うーラジャー﹂
﹁よしじゃぁ、詳しくはLIMEで話そう﹂
イム一つで一気に下校ムードになった。
す放送がなり、野球部の声もしなくなり、日も沈みかかる、このチャ
言い終わったところでちょうど下校のチャイムが鳴る。下校を促
﹁じゃぁ、決まりだねー﹂
﹁同じく開いてまっせ∼﹂
?
﹁あ、いっけね、筆箱忘れた﹂
4
!
﹁予定空いてすでしょ
!
!
勉強に欠かせないもの無しにどう勉強するんだwアッホか自分w
とか思いながら教室に戻る。ドアに手を掛けたとこれで早苗とこよ
みんの声が聞こえた
﹁⋮﹂
﹂
﹂
﹁あれ、つっきーどーしたの
﹁や∼筆箱忘れてた﹂
﹂
ほら急いで出た出た﹂
﹂
﹁うるしゃい、つーかあと3分だぞ、急がないとヤバくないか
﹁あ、確かに
﹁⋮﹂
教室からはんば強引に出された
﹂
﹁じゃぁ、あとはLIMEで、バイバイ
﹁おう、じゃあの∼﹂
早苗は足早に去って行った
﹁⋮﹂
﹁こよみんさっきからどうした
!
﹁え、あぁ、北野山神社について考え事⋮を⋮﹂
?
﹂
まだ戸締まりしてないのかとか考えつつ、ドアを開けようとした
何
﹁早苗∼﹂
﹁ん
﹁好きな人とかいる
その言葉を聞いて、ドアを開けるのためらった
w﹂
﹁どーしたのいきなりw﹂
﹁いや、、その、、﹂
⋮﹂
﹁何もじもじしてんの
w﹂
﹁⋮﹂
﹁ん
﹁⋮﹂
﹁⋮﹂
﹁その、俺は
?
﹁塾行くのに忘れるってドジw﹂
?
5
?
ドアを開けた、驚いた顔で月を見る2人
!
!
?
?
?
?
﹂
﹁そうか、じゃぁの∼﹂
﹁うむ、アディオス
のができた。出てすぐ、走って帰宅している集団が目に入る。
﹁毎日毎日凄いなー﹂
"
ている
挙双部
あそう
と言う部活がある。これもまたこの地域にしかな
。この地域しかない武術の流派が部活になったもの、これと対立し
感心しつつチャリをこぐ。走っていたのは、うちの学校の
武部
こよみんと別れを告げ、正門に向かった。ギリギリで正門を出るこ
!
帰り道の道中、こよみんを見かけた。そしてふと思い出す。
分からない。いや、なんか知りたくない。
らわからない。オカルト部含めて、存在して一体利点はなんなのか、
部。部に至ってはもう謎、部員は誰だかわかんないし、まず居るかす
部、運動部のどちらとも言えなさそうな、オカルト部や宅配部、支部、
部などの運動部。次に吹奏楽部、科学部などの文化部。そして、文化
うちの学校には、色んな部活が健在する。まず、サッカー部、野球
れっきとした部活である。
い、流 派 で あ る。ニ ュ ア ン ス を 変 え れ ば 完 全 に 勘 違 い さ れ る け ど、
"
w﹂
?
﹁いや、、その、、﹂
⋮﹂
﹁何もじもじしてんの
w﹂
﹁⋮﹂
﹁ん
﹁⋮﹂
﹁⋮﹂
﹁その、俺は
!
?
6
"
"
﹁どーしたのいきなりw﹂
"
"
そうゆう事
苦手だし不器用
このあと何を言おうとしていたのか分かるかもしれない。逆に分
からないとおかしいくらいか。僕は
"
だし、首を突っ込む事もしたくないし⋮うーむ、邪魔しちゃったか
なー⋮⋮特に気に留めないでおこう⋮
チャリをこぐスピードを速め、自宅へ向かった。
7
"