中国:烏海海渤湾区 コークス企業の汚染対策を推進

中国:烏海海渤湾区 コークス企業の汚染対策を推進
2016 年 7 月 21 日掲載
7 月 8 日付けの地元報道によると、2016 年以降、烏海市海渤湾区は管轄区域内の重点工業企業における
環境汚染対策の推進を急ぎ、石炭コークス化等の主要工業企業での安定した排出基準の達成と、排水処理
施設に対する環境汚染対策を拡大した。
海渤湾管轄区では、5 社のコークス化企業が汚染物排出基準を満たしていない。うち 4 社は、既に基準
を満たすための改造を完了している。
4 社は、①徳晟焦化(コークス化煤塵脱硫システムを投入、脱硫による蒸気を生産に使用し、1 年間で 70
~80 万元節約可能)、②広納、③源通華信、④千里山焦化(5,800 万元にて既存の排煙排出システムを改造、
排煙脱硫タワー、余熱高炉等の設備は既に設置完了、6 月末の完成にて排出基準は従前の 10 倍以上の削減
が可能)。
海渤湾区は、主要企業と主要業界の環境管理を強化し、汚染防止設備の正常運転を確保していく。
(石炭開発部 辻
誠)
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