中国:10 年間で標準炭換算 15.7 億トンの省エネ 2016 年 6 月 30 日掲載 6 月 20 日付けの地元報道によると、京津冀産業創新協同発展高端会議情報では、過去 10 年間にて省エ ネ・排出削減の効果が顕著に表れ、エネルギー利用効率が上昇、2005 年~2015 年では標準炭換算で累計 15.7 億トンを省エネ(二酸化炭素排出量 36 億トン相当)した。 2005 年~2015 年、エネルギー消費全体での石炭割合は 72%から 64%に減少、一次エネルギー消費全体 での非化石エネルギー割合は 7.4%から 12%に増加。 非化石エネルギーの利用量は急速に増加。2005 年と 2015 年の比較では、水力発電容量は 1.7 倍、風力 発電容量は 100.8 倍、太陽光発電容量は 615 倍、バオマスエネルギー発電容量は 33.8 倍、原子力発電容 量は 2.9 倍。 中国気候変化事務特別代表は、中国経済の発展は経済成長の質及び利益を重視しており、これまでの発 展にて、徐々に低炭素化が進み、主要汚染物の排出が削減され、環境が改善されているとした。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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