インド:2016 年度 電力は必要量に対して 1.1%増の生産

インド:2016 年度 電力は必要量に対して 1.1%増の生産
2016 年 9 月 29 日掲載
9 月 13 日付けの地元報道によると、政府は、2015 年の 2.1%の電力不足に対して、2016 年は、電力は
過剰となり、国内電力は必要量に対して 1.1%以上の生産見込みだとした。
中央電力庁(the Central Electricity Authority)は、最大供給率は、前年度は 3.2%の不足であったが、今
年度は 2.6%の余裕と見積もるが、送電の制約から、まだ高い不足に陥る可能性はあるとした。(最大供給
率は、電力消費量が最大となる夕方の需要または供給で測定する。年間最大需要または供給は、夕方の需
要または供給の合計。)
中央電力庁の長官は、各州のうち約半数は、供給過剰か均衡しているが、残りの州では、2016-2017 年
度は、温度変化によって、エネルギー不足に陥るとした。だが、実際のエネルギー不足は、不足する州が、
過剰の州から電力を確保出来るかどうかにかかっているとした。
中央電力庁によると、過剰電力は南部 3.3%、西部 6.9%と想定。電力不足は北部 1.8%、東部 10.3%、北
東部 8.3%と想定。最大不足率は、北部 1.6%、東部 10.0%、北東部 3.8%。
(石炭開発部 辻
誠)
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