インドネシア:MEMR 山元発電所向け石炭価格規定を改訂 2016 年 9 月 8 日掲載 8 月 30 日付けの地元報道によると、エネルギー・鉱物資源省(MEMR)鉱物石炭総局長は、山元発電所向 けの石炭価格を決定する仕組みに関して、省令 No. 9/2016 における規定の改訂を完了したとした。しか し、MEMR 大臣が新規定にいつ署名するかは明言しなかった。 省令 No.9/2016 における、山元発電所向けの石炭価格に関する規定では、生産コストに 15~25%の上乗 せを認めている。当該省令は、国営電力会社(PLN)の要望に基づいて制定されたものだが、PLN は上乗せ 分が高止まりしていると指摘していた。 MEMR 大臣は、省令 No. 9/2016 の規定改定では、山元発電所向けの石炭価格は、市場メカニズムによ って決定されると発言したものの、すぐに石炭価格は低すぎてもいけないとも付け加え、炭鉱側・発電所 側、双方のバランスを期待するとした。 インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)副会長は、 MEMR 大臣との会談では、 山元発電所向けの石炭価格は、 極端に低くてはいけないと主張していた。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
© Copyright 2024 ExpyDoc