PowerPoint プレゼンテーション

*グローバル投資環境
No.1392*
ご参考資料
髙木証券投資情報部
政策金利を据え置き。フォワードガイダンスは
オーストラリア準銀理事会~ 緩和・引き締め両睨みだが、当面現状維持か?
2016年7月5日作成
▼政策金利とCPI(YoY、%)
オーストラリア準備銀行は昨年2月と5月の理事会で25ベーシ
スの利下げを実施した後、政策金利を2%で据え置いていたが、4
月27日に発表された1-3月のCPIが前年同期比1.3%の低い伸び
にとどまったことを受けて、5月3日に開いた前々回の理事会にお
↓政策金利
いて、1年ぶりに25ベーシスの利下げに踏み切っていたが、5日に
1.75%
開いた理事会では2会合連続で政策金利を過去最低の1.75%で
据え置くことを決定した。
CPI 2016年1-3月+1.3%
国内の景気について声明文は、「最近のデータは、企業投資の
大きな減少にもかかわらず、全体的な成長が続いていることを示 ▼GDP成長率推移(%)
◇前期比
2016年1-3月 +1.1%
唆している。他の国内需要の分野は輸出と同様に、トレンド並みあ
るいはそれを上回る伸びを示している」と述べており、基本観は6
月7日に開かれた前回理事会の声明文から変らない。また、イン
■前年同期比
フレについては、今年の2月以降の6会合連続で「かなり低位
2016年1-3月+3.1%
(quite low)で推移している」という表現を使っているほか、非常に
抑制された労働コストの伸びや、世界のいたるところでの極めて低
いコスト圧力を考えると、今後もしばらくは同じような状況が続くとの
見方を変えていない。
▼為替
円/豪ドル
また、「低金利が国内需要をサポートしているほか、低い為替
(左軸)
レートが貿易セクターの助けになっている」との記述がみられるほ
か、金融機関の秩序ある貸出態度に言及、その上で、「これらの
要因の全てが、必要な経済のアシストしている」:と述べているが
(つまり、住宅市場の過熱に対する警戒感は強くない)、「通貨高
米ドル/豪ドル
がこれ(前述した経済の調整)を難しくしかねない」という、通貨高
(右軸)
を牽制する文言も4会合続けて織り込まれている。
最終的な政策決定の背景について声明文は、「有効な情報を考慮すれば、今会合では金融政策
を維持することが賢明であると判断した」と述べている。準銀は、利下げの可能性を5会合示唆し続け
た後で金利を引き下げた5月の理事会に続き、前回理事会の声明文でも「 5月の会合での金融緩和
を踏まえて、今回の会合では政策スタンスを変更しないことは、持続的な成長とインフレがやがて目
標に回帰するであろうことと矛盾しない」と述べて、追加利下げへの言及がなかったが、今回の声明
文では金融政策の先行きについて、「さらなる情報が成長とインフレに対する見通しの評価を見直す
とともに、適切と思われる政策スタンスの調整を許容するだろう」という、追加緩和と引き締めへの転
換の双方に含みを持たせた表現が盛り込まれた。ちなみに、準銀の政策判断に影響を与える可能
性がある今後のイベントとしては、今月27日に4-6月のCPIが発表されるほか、8月5日には、GDPとイ
ンフレに対する準銀の見通しを含む「金融政策報告書」が、2日の次回理事会開催の直後という微妙
なタイミングで公表される。5月には同月6日公表の報告書でのインフレ見通しの下方修正を先に織り
込む形で、直前の理事会で利下げに踏み切ったが、直近2回の理事会の声明文には、インフレ見通
しのさらなる低下を示唆する文言が見当たらないため、5月と同様の展開は想定しにくいと思われる。
なお、英国民投票後の金融市場の動きについて声明文は、「投資家の資産価格のリプライスに
伴って最近ボラタイルになったが、ほとんどの市場は効率的に機能し続けている」と述べた上で、「世
界経済への影響はまだ見極められない」という見解を示している。
(文責:勇崎 聡)
(出所:オーストラリア準備銀行、同統計局及びBloombergのデータより髙木証券作成)
《ご注意いただきたいこと》当資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資の最終決定はご自身でなさるようお願い
いたします。当資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、その正確性・完全性を保証するものではありませ
ん。株式、債券、投資信託等は、価格の変動や発行者の信用状況の悪化等により投資元本を割り込むおそれがあります。また、当資料の
いかなる部分も一切の権利は髙木証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転
送等を行わないようお願いいたします。
当社で取り扱う商品等へのご投資には、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、お客様向け資料等をよく
お読みください。
商号等:髙木証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第20号 【広告審査済】
加入協会:日本証券業協会 髙木証券インターネットホームページ:http://www.takagi-sec.co.jp/