別紙様式2 平成27年度学術研究推進経費による研究成果概要報 告 書 超低温フリーザー パナソニック MDF-C8V1 プロジェクトの名称 (研究題目・重点設備名 ) 経費の種類 □若手教員研究支援 ☑研究推進重点設備 ※ 該 当 す る も の に レ を記入してください。 研 究 期 間 平成 27年 4月 ~ 平成 報告者(代表者) 氏名・所属・職名 伊原禎雄・釧路校・准教授 プロジェクト担当者 伊原禎雄 成 果 の 概 28年 □研究推進設備修繕 3月 要 道東域では野生動物、特にキツネの侵入はつきものである。そのために絶えず寄生虫感染症 であるエキノコックス症が不安視されており、野外で採取した試料を安全に用いるには、そう したエキノコックス感染リスクを超低温(-70℃以下に3日間以上投入)によって低減する処置 が必要であった。 パナソニックMDF-C8V1を設置したことで、授業に用いる小型動物や卒業研究で 採取した試料(キツネのフン、アメリカミンク、イタチ、ウチダザリガニ等)等の生物試料の安全 化を図ることができ、またそれぞれの活動を円滑に推進できた。また、道衛生研の指導の下、小中 学校でのエキノコックス感染リスクの低減を目的として、附属釧路小中学校でのイヌ科の動物に効 果が知られているエキノコックス駆虫薬をキツネの餌に混ぜて撒くベイト法を実践している。その ための感染リスクの基礎的な調査としてフンを採取して感染率をモニタリングする必要があるが、 この設備による低温処理で安全に行えるようになった。低温処理による感染リスクの低減は、大学 での研究や教育だけでなく、現職教員の 新しい実験・技術の習得やスキルアップにも役立つ。 成 果 の 公 表 の 状 況 【著書】なし 【学術論文】なし 教育現場で活用可能な分野等 土壌や野生生物等が持つエキノコックスからの感染リスクを低減できることから理科・技術 科・家庭科分野で、新しい実験・技術の習得やスキルアップのための現職教員の研修等に利用 可能である。 配付可能な 資料の有無 なし ダウンロード 可能な ドキュメント なし 問い合わせ先 責任者:伊原禎雄 電 話:0154-44-3340 FAX : mail :[email protected]
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