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6/25(土)
29th
サタデープログラムニュース
パズルやゲームで楽しく学ぼう!
講師:パズル作家
講座番号 31 番(第二部
稲葉直貴氏
11:50~13:20)
〈講師プロフィール〉
1979 年、愛知県名古屋市で生まれる。
小学生のころからパズルに興味を持ち、高
校生の時に初めてパズル雑誌に投稿して
採用された。大学生になりで自身の HP を
作成してからは毎週パズルを作成、掲載し
ていた。
今ではパズル作家として新しいパズルを
考えたり、パズル本の執筆を通してパズル
の面白さを伝えようとしたりしている。
パズルで脳を鍛える
最近パズル学習ということをよく耳にします。その理由はパズルによって集中力や自分で
考える力が向上するからだそうです。少し難しい話をしますと、人間の知能の伸ばし方は形
式陶冶と実質陶冶の二つに分類されます。形式陶冶は主に知識よりも集中力や想像力など精
神的成長を重視することで、体験学習やパズルが形式陶冶の代表例です。逆に実質陶冶は実
用的な知識や技能の習得を重視することで、学校での授業が代表例です。これらは自転車の
車輪のように両方がバランスよく備わることが重要です。しかし、学校や従来の塾では形式陶冶
があまり成長しません。そこで前述のように形式陶冶を鍛えられるパズルが注目されている
のです。けれども、稲葉氏はパズルで実際陶冶も鍛えられないかと考えました。そして、作
りだしたのが楽しく暗算の練習もできる「カルコロ」というゲームです。
この「カルコロ」は当日皆様に遊んでいただきます!
私たちと作り手
私たちはパズルを基本的に論理的思考、すなわちここがこうだからあそこがこうで…、の
ように解いていきます。しかし時としてそれでは解けない時があります。そんな時悩みぬい
た末に、ふと思いついたひらめきがパズルを解いていて一番面白いところだと思います。
4
試しに右のパズルを解いてみましょう。
この問題はDの面積を求めます。
A10
B11
C
D
まず、Cの面積を求めます。面積は4×5=20ですね。
すると上のAの部分の二倍になっていることが分かります。
つまり下の部分は上の面積の二倍になっているのです。
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よって、DもBの二倍になっていることが分かります。
すなわち、11×2=22
答え 22 となるのです。
(面積パズル) ↑
稲葉直貴氏の著書より引用
このようにひらめきさえあれば難しそうな問題も簡単に解くことができる。そうして解けた
ことへの達成感。これがパズルの面白さだと思います。
では、作る側はどうでしょうか。そこでパズル作家として一番楽しいときは何ですかと尋
ねました。素直にパズルを作る時と答えられました。パズルを作る時は別解があってはいけ
ません。さらに難易度の調整やできることならデザイン性にも気を配ります。
(デザイン性と
はパズルの中にある文字や対称性のことを指します。それらを意識することでパズルという
ものが芸術の一種のように見えます。
)
このような様々な制約がある中でパズルを作ることは大変だと思います。けれども、完成
させたとき、達成感を得られます。パズルというものは作り手も解き手も達成感という面白さ
は変わらないようです。また最後に、解き手にはただ適当に解くのではなく、面白くするた
めに制作者が考えた仕掛けを味わって解いてほしいというメッセージもいただきました。
当日は難易度を分けたうえでパズルを解いたり、作ったり、パズルゲームを行っ
たりします!グループ分けの関係で定員 100 名(小学生 3 年生以下は保護者同伴
です。)とさせていただきますので、興味のある方は申し込みをお願いします。
申し込みの方法はサタプロ HP の受講申込を押してください。
サタプロ HP→www.satprogram.net
皆様のご来場お待ち申し上げます!
担当者:稲垣佑一(H1G)
栗田、中下、林