馳浩文部科学大臣が記者会見(6 月 17 日)で ITER についてご発言されています。 ご発言は、文科省 HP にテキスト版が掲載されています(以下、引用します)。 記者) ITER についてお伺いします。ちょうど 15 日から 16 日にフランスのカダラッシュで理 事会が開かれまして、ファーストプラズマの運転開始の時期を 2020 年から 2025 年 と、5 年延期するということでまとまったと聞いています。本格的な延期は 2 回目にな りますが、受けとめがありましたらお聞かせください。 大臣) 正確に報告します。6 月 15 日、16 日に開催された ITER 理事会では、外部専門家に よるレビュー結果を踏まえ、2025 年 12 月の運転開始を目標として取り組むこと。プロ ジェクト管理を強化し、重点事項に関する新たなレビューの仕組みの導入を検討する ことについて合意をされたと報告を受けています。ITER 計画は世界初の本格的な核 融合装置を実現する目的の下、7 つの多様な国・組織が協同で進める最先端の国際 プロジェクトであり、これまでに例のない先導的挑戦であると考えています。ある程度 の試行錯誤はやむを得ないものとは考えていますが、これ以上遅延を生じさせない ためにも、ビゴ機構長のリーダーシップの下でしっかりとプロジェクト管理をしていくこ とが重要と考えています。 文部科学省としては、ITER 計画は核融合エネルギーの実現に向けた最良の選択肢 と認識しており、引き続き関係各国と協力して取り組んでまいりたいと思います。一言 で申し上げれば、今後のプロトコル、行程をしっかり管理をしていくこと、そのための 監視組織、レビューをしっかりとフォローしていくこと、この二つがビゴ機構長の下でな されるということを確認できていますので、我が国としては ITER 計画にしっかりと取り 組んでまいりたいと思っています。以上です。 全文はこちらにあります。 http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1372746.htm
© Copyright 2024 ExpyDoc